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手帳と家計簿(3) 家計簿を付けずに年間の収支を見る方法







 「生活費」と「贅沢費」・「特別費」の支出ごとに銀行口座をわけておけば、年に1回、銀行口座の残高を見るだけで、家計が正常か(「生活費」はトントンの暮らしを維持しているか)どうかわかります。

 これは、年金生活者で

・ 収入は主に年金、年金は「生活費」の口座に入金される、
・「生活費」=年金収入内で生活、

・「贅沢費」、「特別費」は老後資金を貯めてある銀行口座の取り崩しにより、賄われる、
ということが前提です。

 我が家の家計は、これまで、複数の銀行口座を持ちながらも、「生活費」、「贅沢費」、「特別費」はごちゃまぜにして、支出し、結果は家計簿の統計の数値で確認、というスタイルで生活してきました。

 さて、口座を分ければ、「生活費」、「贅沢費」、「特別費」の支出は、綺麗に分離できる。。。。はずなんですが、

実際は、かなり複雑?

1。旅費
 まず、我が家の場合、「旅費」が「贅沢費」です。

 「旅費」の支出は主に三井住友VISAカードで決済しています。が、旅費全体の90%程度であって、残りは生活費決済のメイン銀行に紐付けされたクレカや現金で支出しています。その実態が、これ。

B768-1旅費2019-12-19

旅費関連の支出は全部で117万円。うち、メインの銀行の決済が110万円、他の銀行決済が7万円となっていました。メインの銀行の決済では、三井住友VISAカードが92万円、他のカードや現金が16.5万円でした。

メインの地銀は生活費も決済しています。

現状では、生活費は年金収入で十分まかなっているはずなのに、生活費のメイン銀行口座は残高が毎年100万円単位で、残高が減少しています。。。(精神的にも良いものではありません。)

もし、旅費(贅沢費)の支出だけを別の専用口座から支出するものとすれば、会計上は実にクリヤー、一目で贅沢費の減少分がわかりますし、生活費も1年間を通じて「減りもしない、増えもしない、現状維持」が家計簿なしでわかるようになるのです。

そこで、メイン銀行口座から、旅費だけを分離するには、どうしたらよいでしょう。

(解決策1)
まず、考えられるのは、「三井住友VISAカード」を他の銀行決済に移すこと。

これで92万円は分離できますが、まだ、「その他のカード、および現金のうちの旅費分」の7.3万円が分離できていません。

「その他のカード」は、いくつかそのカードの特徴によって使い分けており、「旅費だけ」に用途を限定するわけにはいきません。

ANAやJALカードはその最たるもの。Apple-Payにも登録し、ANAカードはコンビニ決済、JALカードはガソリンスタンドでのガソリン灯油の購入にも利用しています。マイルがたまるからということもあります。

また、現金は旅費では「外貨購入」に必要ですが、生活口座から旅費を分離せよ、などと言われると、現金の財布を2つ用意せねばならない、という非現実的な方法になってしまいます。

旅費がメインの三井住友VISAカードでさえも、「生活費」に分類される固定費(携帯2台の保険料年1.5万円)の決済に利用しています。

(実はVISAゴールドカードの年会費を安くするために毎月何らかの支出が必要でこれを決済させています)これを他のカードに移すとあとで面倒なことに。。。

プラス(解決策2)

 一番簡単な方法は、旅費のうち「その他のカード」や「現金」で「メインの銀行口座」から支出した分は、立替払い扱いにして、支出後に「贅沢費、旅費」を担当する別の銀行口座から戻してあげることでしょう。

 その都度もどせば家計簿もいりません。
 ただし、このような清算を行うためには、銀行間の「無料の送金手段」が必要となります。

 無料の送金手段も使用回数が限られる場合には、年に一度でも清算するようにすれば良いかも。意外と面倒ですね。。。。

 ですが、このような方法をとれば、家計簿はいらなくなります。。。
年に一度だけ、銀行口座の残高を見れば、一目で、生活費がどれだけ節約できたとか、贅沢費(老後資金)の残りはどれくらいだとか、わかるようになるわけです。

(実際に引き落とし口座を変更)
 こうして、私は、先日、三井住友VISAカードの引き落とし口座の変更手続きを行いました。
 ネットで簡単に。。。。

 あれれ? ネットで手続きできる銀行として、三井住友、三菱UFJ、とか地銀とか、選べるのに、みずほ銀行が無い。。。みずほにしようと思っていたので当てがはずれました。

 三井住友銀行の口座は先日整理したばかり。しかたないので「三菱UFJ」にしておきました。
 でも、ハンコも押さずに、ネットで全て終了。来月から、新しい口座から引き落としになりました。

2。「特別費」は?

 メイン銀行の残高に影響を与える支出には、まだ「特別費」が残っています。
 一挙に、20万円、30万円を支出すると、残高は大きく減りますから、やはりまずい?

 でも考え方は2通りあります。

 (放置という案)
 ひとつは、特別費、といいながら、テレビや大型家電の買い替えは、生活必需品の購入なんです。生活費のなかで処理した方が良い。20万円のテレビはたしかに一時的な支出は大きい。けれども10年もてば、年2万円の支出にすぎません。

 どうせ、年金収入でさえも、2ヶ月に一遍ですから、口座残高はいつも大きく変動しているんです。ここに、20万円の支出が加わったところで、少し変動が大きくなるくらい。

 だから、そのままに放置しておくという案。

 (立替払いという案)
 もうひとつは、特別費を一時建て替えとして支出したあと、別口座から同じ額を補填してあげれば、残高の変動はスムーズになります。

 ただ、これだと特別費は生活費からの支出でなくなってしまうので、毎年、その年の減価償却分を特別費の別口座に返してあげるなんて工夫も必要になるかもしれません。。。

てなことを考えると、(放置の案)のほうが、かんたんでいいですね。

。。。

以上、の方策で、これからは、年度末に、口座の残高を集計するだけで、「生活費は年金収入だけでことたりた」とか、「旅費など贅沢費の支出は○○円だった」と一目でわかるようになる、はずです。

来年、その結果を確かめてみましょう。。。(もう鬼がわらっています)

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コメント

預金分別残高管理

こんばんは!

我が家も、家計費口座と老後資金口座とに分けています。

旅行費用・20万円以上の耐久消費財・冠婚葬祭費(含む孫費)等の大口支出は、老後資金負担とし、年金は通常生活費で使い切る様にしています。

年金生活入りした時点で、日頃の生活レベルをどれぐらいにすれば良いか分からず
年金口座を残さない様に、使う様にしています(実際は、最初に100万円入金し、100万円が大きく減らない、増えない様な生活レベルにしています)

女房は結婚以来、家計簿をつけた事なく、分別残高管理するしかなかったのですが、、、


分別管理する方法として、我が家では旅行費用等も総て一旦家計費口座で支払い、旅行帰宅後に老後資金口座⇒家計費口座に振替します。
(老後資金からの支出額はだけは、エクセルで記録しています)

ぺんしょなーまんさんの解決策2に該当します


口座は、三菱UFJ銀行で2口座持っていますので、振替手数料回数制限なく無料です(老後資金口座は、関西の支店、家計費口座は関東の支店)


通常の生活費は、年金で賄い老後資金を取り崩さない(老後資金が無くなれば、旅行等行かなければ良いだけですが、通常生活費の圧縮は途中からしたくない)
又、年金を残す事もしない主義で、幸いに企業年金も頂いているので、年金余り気味で、食べ道楽しんでいます。


老後資金は、必要金額(将来施設入居費用+病気の際の臨時費用+予備費)を残し、二人で使い切りたいと思っています。

Re: 預金分別残高管理

> 我が家も、家計費口座と老後資金口座とに分けています。
> ぺんしょなーまんさんの解決策2に該当します
私は今頃になって気づきました。

> 口座は、三菱UFJ銀行で2口座持っていますので、
確かに、それなら、無料、目の付け所が違いますね。恐れ入りました。

なにはともあれ、これから一年、様子をみることにします。

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プロフィール

ぺんしょなーまん

Author:ぺんしょなーまん
 さらりーまん定年退職後、再雇用5年続けるも目出度くそれも卒業、晴れて無職、完全年金生活者に。地方在住。現役中に妻を亡くし家計簿をつけ財政を完全掌握、年金だけで暮らせることを確信。うん、うちも一流の中流だな。老後は独居老人かと思いきや我が子が社会人になり再び同居。炊事洗濯家事親父の専業主夫業のわなにハマるが、そのかたわらネットでどんぶらこと世界に漕ぎ出し、また年数回の海外旅行で家から逃げ出す。(まるで主婦じゃないか?)
(注)プロフィール画像は私の顔ではありません。東京駅八重洲口地下の「八重洲」の語源ヤンヨーステン(オランダ人)の像を何年か前に撮影したものを使用。

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