3人用 掛け合い台本 【男2 女1 】 魔法戦闘系 ラブロマンス 雅なファンタジー 少々狂気系 転生モノ 因縁の対決 叫び有り　#124 学園戦記

3人用 声劇台本 【 男性 2人、女性 1人 】

台詞数 ： 182
所要時間 ： 約 17分


【 掛け合い台本 #124　タイトル 】

学園戦記

【 配役 】

A ： 覚（サトシ）　♂　（ セリフ数 87 ）　主人公
B ： 舞（まい）　♀　（ セリフ数 53 ）　ヒロイン
C ： 敏弘（トシヒロ）／ナレーション　♂　（ セリフ数 42 ）　悪役

***********

【】 ： モノローグ
〔 〕 ： ナレーション
SE ： 効果音


【 役表 】
―――――
学園戦記
https://zeotogen.blog.fc2.com/blog-entry-350.html

A ： サトシ ♂ ：
B ： マイ ♀ ：
C ： トシヒロ／ナレーション ♂ ：
―――――

【 ジャンル 】

魔法戦闘系
ラブロマンス 雅（みやび）なファンタジー
非日常ドラマ 謎の世界観
少々狂気系 転生モノ
因縁の対決 叫び有り

【 注意事項 】

事前に一度も台本
またはセリフに目を通さない
初見での上演と
ぶっつけ本番は禁止です
必ず演じる方全員が
台本チェックをしてください

台本の転載・再配布禁止です
URL で、このページに誘導してください
必ず 利用規約 を読んでから
自己責任でご使用ください

【 作品概要 】

と、ある一人の 転校生
何故か、サトシ は
その 転校生 との記憶が……
実はかつて 一人の宮務（みやづと）めの官吏（かんり） だった サトシ
転生モノ の ファンタジー魔法戦闘系台本作品 です☆

良かったら、バンバン
　やってみてください （｀･ω･´）ゝ☆♪

【 活用例として 】

短いですので、掛け合い台本 としてだけでなく
ゼヒ、マンガの練習用題材 や サンプルで提出する用 などの
簡単な ボイスドラマ用の原稿 等としても
バンバン、ご活用いただけたら幸いです (｀・ω・´)ゞ☆
â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡


A 【 ある日、急に転校してきた
　　　トシヒロ……、オレは妙な
　　　胸騒ぎを憶（おぼ）えていた
　　　そして、放課後……
　　　その 『 胸騒ぎ 』 が現実のモノと成る…… 】

*******************

C 「 やァ、久しぶり、元気だった？♪ 」

A 「 オマエ……、誰なんだ？ 」

C 「 ただの クラスメートさ 」

A 「 前にどっかでオレと
　　　逢ったコトがないか？ 」

C 「 う～ん、今日会ったよ、教室でね 」

A 「 違う、そういうんじゃない 」

C 「 ふん 」

A 「 何かオレに
　　　隠しているだろ、オマエ……」

C 「 変わってないなァ……
　　　その疑り深い性格♪ 」

A 「 なに？ 」

C 「 フフッ、ハハッハハッハッ 」

*******************

A 【 間違いない
　　　アイツはオレを知っている
　　　そして、オレも……

　　　アイツのコトを……
　　　知っている…… 】

*******************

C 「 一つ忠告しておいてやるよ
　　　そうやって余計なコトを
　　　詮索（せんさく）していると……
　　　早死にするよ……
　　　あの時みたいに…… ネ♪ 」

A 「 あの、時みたいに……？
　　　どういうコトだっ 」

C 「 ウフフフ、そのままで
　　　居てくれればイイんだよ？
　　　キミは……♪ 」

A 「 なに !? 」

*******************

A 【 突然、火柱が上がり
　　　オレは炎に包まれた…… 】

*******************

A 「 うわァ！ 」

C 「 ハッハッハッハハハッ 」

A 【 その瞬間、オレは全く自覚せずに
　　　呪文を唱えていた 】

A 「 ル・クレイド・ルッ
　　　アリアレイアッ！ 」

*******************

A 【 その呪文と共に地面から
　　　竜巻が起こり炎が消えた 】

*******************

C 「 きっ、貴様っ！ 」

A 「 今の、は……？ 」

C 「 クッ、オマエ、まさか
　　　思いだしたのか、力（ちから）を……！ 」

A 「 思いだす？ なにをだ！
　　　オマエやはり！
　　　オレに何かを隠しているな !? 」

C 「 クッ……、 お、オレは…… 」

*******************

A 【 突然、閃光（せんこう）が走り
　　　眩（まぶ）しさの余りオレは眼を逸（そ）らした
　　　次の瞬間、トシヒロの姿は

　　　消えていた…… 】

*******************

A 「 き、消えやがった……
　　　アイツ、一体…… 」

A 【 なんだっていうんだ……？
　　　ちきしょう……

　　　アイツも魔術を……
　　　アイツだけじゃない……
　　　さっき、オレも確かに……
　　　とっさに呪文を……

　　　魔法だと！
　　　このオレが魔法を……？
　　　クッ、一体、何が
　　　どうなっていやがる !? 】

*******************

C 〔 こうして、トシヒロの攻撃は
　　　なんとかかわしたサトシ……

　　　戦いの最中（さなか）……
　　　サトシは魔法の力（ちから）を思い出していた

　　　舞台は、300年前に遡（さかのぼ）る 〕

*******************

B 「 サトシ様？ 桜がキレイですよ？ 」

A 「 毎年、この時期は晴れやかじゃのう 」

B 「 たまには、ご公務（こうむ）を離れて
　　　散策などはいかがですか？♪ 」

A 「 そうも、いかんのじゃ
　　　宮務（みやづと）めも何かと忙しくてのぉ 」

B 「 サトシ様は働き過ぎです…… 」

A 「 まァ、そう言うな
　　　忙しいと、いうのは
　　　あながち悪いコトではない 」

B 「 そうでしょうか？ 」

A 「 ソレだけ、多くの荘園（しょうえん）を抱えている
　　　と、いうコトじゃ
　　　身入（みい）りが多くて良いコトじゃ 」

B 「 そう言われれば、そうですけど……
　　　ワタクシは、たまにはサトシ様と
　　　お出掛けなどしてみたいです 」

A 「 ハハハハ、舞にはかなわんな♪ 」

B 「 むぅ～、そうやっていつも
　　　笑ってはぐらかすんですから…… 」

A 「 怒るでない、良い
　　　半刻（はんとき）ほどいとまを取ろうか 」

B 「 まことですか？ 」

A 「 舞の頼みじゃ、断れん 」

B 「 では、仕度（したく）をして来ます 」

A 「 うむ 」

*******************

C 〔 往来（おうらい）に出る 2人 〕

B 「 ご覧に成ってください、サトシ様？ 」

A 「 うん 」

B 「 河に沿って桜が……♪
　　　キレイですネェ～ 」

A 「 うむ、桜もイイ 」

B 「 も？ ですか？ 」

A 「 なんでもない♪ 」

B 「 もう、なんですの？ 」

A 「 桜の華（はな）の舞う中の舞も
　　　と、いう意味じゃ 」

B 「 っ !? 」

A 「 なんじゃ 」

B 「 てっ、照れます……
　　　イキナリそのようなコトを
　　　おっしゃられては…… 」

A 「 アハハハハ 」

B 「 もう、お戯（たわむ）れを……♪ 」

A 「 怒るでない、舞は
　　　笑っているときが一番キレイじゃ 」

B 「 だから、照れます
　　　もうヤメテください 」

A 「 ハハハハハ♪ 」

B 「 でも、サトシ様？ 」

A 「 なんじゃ 」

B 「 ちまたの噂で聴きました…… 」

A 「 なにをだ？ 」

B 「 最近、京の街に
　　　都（みやこ）に仇（あだ）なすモノ達が居ると…… 」

A 「 あァ、夙墺攻威（しゅくおうこうい）の連中のコトじゃ…… 」

B 「 本当にそんなやからが
　　　跋扈（ばっこ）しているのでしょうか？ 」

A 「 事実だ……、だが安心して良いゾ 」

B 「 そうですか？ 」

A 「 近衛（このえ）のモノ達が
　　　しっかりと護（まも）っている
　　　連中はいずれ駆逐（くちく）されていくサ 」

B 「 頼もしいですのネ♪ 」

A 「 あァ、京の街は安泰（あんたい）じゃ
　　　さて、そろそろ時間じゃ
　　　戻るとするか 」

B 「 はい……、舞は幸せです…… 」

A 「 さようか 」

B 「 こうして、サトシ様と寄り添えて…… 」

A 「 （ ワタシもじゃ…… ） 」

B 「 ん？ なんですの？ 」

A 「 いや、なんでもない
　　　なんでもないんだ、コレが♪ 」

B 「 もう！ いつも、はぐらかすんですからっ 」

A 「 アハハハハハ♪ 」

*******************

C 〔 その晩…… 〕

B 「 サトシ様っ！ 」

A 「 なにごとだ！ 」

B 「 黒の一団が、屋敷にっ 」

A 「 夙墺攻威（しゅくおうこうい）かっ 」

B 「 わかりませぬっ
　　　ただ、怪しげな術を用（もち）いて次々とっ 」

A 「 なんだとっ！ 」

SE ： ガラッ

C 「 雹欧蓮覚（ひょうおうれん・さとし）だな？ 命を頂戴するっ 」

A 「 何者（なにもの）だっ !? 」

C 「 我ら夙墺攻威（しゅくおうこうい）、都（みやこ）で栄華（えいが）を
　　　欲しいままにする貴族どもに
　　　鉄槌（てっつい）を下（くだ）しに参上したっ！
　　　覚悟しろっ !! 」

A 「 ぐぬぅぅぅぅ 」

C 「 ただ、殺すだけではツマランからな
　　　呪（のろ）いを掛けてやるっ 」

A 「 呪（のろ）いだとっ !? 」

C 「 1000年解けぬ呪（のろ）いだっ
　　　覚悟しろっ！ 」

A 「 舞！ 下がっていろっ！ 」

C 「 ローデンズ・フェイルっ !! 」

A 「 ぐぁっ！ 」

C 「 クッハハハハハハハハ♪ 」

A 「 なっ、何をしたっ !? 」

C 「 転生して後（のち）、記憶を封じる術だっ
　　　心して受け止めろっ 」

A 「 貴様ら、こんなコトをして
　　　ただで済むとでも思っているのかっ 」

C 「 今までのうのうと
　　　あぐらをかいて来た
　　　オマエらに説教をされる憶（おぼ）えは無いっ 」

A 「 何が狙いだ……さてはっ 」

C 「 ハハハハハ、疑り深いなァ
　　　正義の鉄槌（てっつい）を下（くだ）しに来たと
　　　何度もそう言っているだろう 」

A 「 帝（みかど）の命が狙いか 」

C 「 あァ、そうやって図星を突かれちゃ～
　　　余計に早く死んで貰（もら）うコトに成るなァ♪ 」

B 「 サトシ様っ、この連中は一体っ !? 」

A 「 貴族を根絶（ねだ）やしにする、というのは
　　　名目（めいもく）だっ 」

B 「 なっ、どういうコトですのっ !? 」

A 「 こやつら、国を乗っ取るつもりだっ 」

B 「 そっ、そんなコトっ 」

C 「 アハハハハ
　　　そっちの女も余計なコトをっ
　　　まずはオンナの方から 」

A 「 ヤメロっ、舞に手を出すなっ 」

C 「 って、言われてやめると想うのか？ 」

A 「 ぐぬぅぅうっぅう……
　　　舞、離れていろっ 」

B 「 でもっ 」

A 「 イイんだっ、我（われ）の術に巻き込まれる
　　　離れているんだ 」

B 「 わっ、わかりました……っ 」

A 「 そう、やすやすとお主らの
　　　好きにはさせんゾ？ 」

C 「 ただの安穏（あんのん）貴族一人に
　　　何が出来るっていうんだ？ 」

A 「 ワタシとて、ソレなりに
　　　術は心得ている 」

C 「 なに？ 」

A 「 これ以上、勝手なマネは許さんっ！
　　　ジェイレット・アールウェイクっ！ 」

C 〔 無数の光の矢が現れ
　　　夙墺攻威（しゅくおうこうい）に向けて飛んでいく 〕

C 「 ぐっ、グァッァ！ かっ、なっ
　　　ナカナカやるじゃないかっ
　　　なら、尚のコト貴様は生かして置けん！
　　　フラグニック・リエイルッ !! 」

C 〔 火柱が上がり、サトシに向かっていく 〕

A 「 この程度の妖術、たあいも無いっ！
　　　フレイアっ！ 」

C 〔 火柱がかき消え、吹き飛ぶ 〕

C 「 何っ !? ワタシの術を跳ね返しただとっ
　　　ぬぅ～、ならば先に女を殺すまでだっ！ 」

A 「 舞、逃げろっ !! 奥の間へっ、いそげっ！ 」

B 「 サトシ様っ！ 」

C 「 逃ぃがすかァ―――っ !!
　　　ミネリエム・エル・フライドッ !! 」

C 〔 白い巨大な爪が現れ舞を襲う 〕

A 「 舞―――――ッ !! 」

C 〔 巨大な爪がサトシに突き刺さる 〕

A 「 グッ、アァァ…… 」

B 「 サトシ様っ !! 」

A 「 ま、い……、に、げ、ろ…… 」

B 「 置いては行けませぬっ 」

A 「 こんなトコロで死んでは、ダメ、だ……
　　　に、げ、るんだ…… 」

B 「 サトシ様っ！ しっかりなさってくださいっ
　　　サトシ様っ !! 」

C 「 ハハハハッハハ、ミネリエムの爪を
　　　喰らって生き延びたモノは居ない
　　　諦めろ、ハハハハ、ハ―ハハハハハハっ♪ 」

*******************

C 〔 300年後…… 〕

A 【 そうだ、オレは……確かあのとき……
　　　くぅ、肝心（かんじん）な部分が思い出せない……っ 】

B 『 サトシ様っ 』

*******************

C 〔 何処からともなく声だけがする 〕

*******************

A 「 誰だっ !? 」

B 『 憶（おぼ）えて、いらっしゃらないかも
　　　しれませんが、アナタに仕（つか）えていたモノです 』

A 「 オレにっ？ 仕（つか）えていた？ 」

B 『 えぇ、でも記憶が……
　　　サトシ様はワタシを庇（かば）って命を…… 』

A 「 誰だっ！ 一体、このオレに
　　　何があったんだっ 」

B 『 ワタクシは助けられました
　　　でも、その後（ご）、京の街は…… 』

A 「 京の街……？ 誰だっ
　　　何のハナシをしているっ 」

B 『 本当に記憶を封じられて
　　　しまっているのですネ…… 』

A 「 教えてくれっ、オレは
　　　一体、ナニモノなんだ？ 」

B 『 サトシ様は、宮務（みやづと）めの官吏（かんり）でした 』

A 「 オレがっ？ 宮務（みやづと）め……？ 」

B 『 えぇ、その頃、京の街は
　　　栄えていましたが
　　　ソコへ 『 黒の一団 』 が現れて街は…… 』

A 「 破壊、され、たのか？ 」

B 『 そうです、ワタシは捕まり
　　　終生（しゅうせい）、自由を奪われ……
　　　街も廃（すた）れてしまいました…… 』

A 「 あの、トシヒロっていうヤツは
　　　一体、ナニモノなんだ？ 」

B 『 夙墺攻威（しゅくおうこうい）の戦士です
　　　ワタシはサトシ様が転生するのを
　　　待っていました……
　　　そして、あの戦士も…… 』

A 「 何をすればイイ…… 」

B 『 仇（かたき）を取ってください 』

A 「 一学生（いちがくせい）のこのオレがかっ？ 」

B 『 あの戦士を倒せば
　　　記憶が戻るハズです 』

A 「 一戦、交（まじ）えるのは
　　　避けられない、と、いうワケか……
　　　だが、オレに何が出来る……っ 」

B 『 サトシ様のお力（ちから）があれば必ず出来ます
　　　サトシ様が体得（たいとく）なさっていた
　　　呪文の書をお渡しします…… 』

A 「 呪文の……書……？ 」

B 『 えぇ、ソレで仇（かたき）を討（う）ってください…… 』

C 〔 サトシの手の中に一冊の書が現れる 〕

A 「 うぉっ、なっ、なんだコレっ！ 」

B 『 次のあの戦士との戦いに備えてください 』

A 「 待てっ、キミは一体…… 」

B 『 ワタシは舞……、生涯
　　　サトシ様をお慕い申しておりました……
　　　お仕（つか）えさせていただけていた束の間（つか　ま）
　　　舞は、本当に幸せでした
　　　ありがとう、サトシ様…… 』

*******************

C 〔 その言葉を最後に
　　　声は聴こえなくなった…… 〕

*******************

A 【 次の戦いに、備えろ……か……
　　　オレは決意を胸に
　　　手の中に現れた書を

　　　開いた…… 】


　　　つづく

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