冬の実験と観察
毎年冬は温室に入れる、2年前に頂いたブルーベリーのプランター
一昨年の冬前に、土間を作って薪ストーブを設置した母屋の南側の外に面したテラスに、サッシで囲った小さな温室(サンルーム、1.3m×3.6m)も作りました。作り立ての一昨年冬は薪置き場、昨年冬は蕪や茎立菜、エシャロットを栽培しました。しかし、この冬は、秋野菜を蒔かなかったので、サンルームは使わないかとも思いきや、面白い(?)実験や観察に使おうと思い付きました。
温室の中に入れた鉢。
手前はワイルドストロベリー。
この夏、ワイルドストロベリーは、間引きしても次々に増え、
鉢の中にいっぱい広がりましたが、冬になったらこんなに縮小。。
「冬の実験と観察」と言えば、小学時代の自由研究を思い出します。かなり拘って時間を掛けて色々な実験をしたものです。
それは兎も角、今回の(失敗しそうな)実験は、ミニトマトの栽培です。ミニトマトを作り始めた十数年前に、「トマトは2年草だ」と言う記事を読んだ記憶がありました。それまで「2年草」と言う植物は聞いたことが無くて、不思議な感じでした。1年草の作物は普通に沢山あります。そして、多年草の植物もよく聞きます。しかし。「2年草」って違和感がありました。四季の移り変わりを2回感知してその後枯れる植物なんてあるのだろうか?
今年は猛暑の為か畑のミニトマトは早めに枯れてしまいました。ある程度収穫した後に、9月頃には殆ど枯れてしまった記憶です。我が家に限らず、家庭菜園をされているお家では、花が咲いて実がなる前に枯れてしまったトマトも結構あった・・・と、聞きました。
一方、我が家のプランターのトマトは、12月現在、枯れかかっていますが、未だに枯れていませんし、青い実も付いています。だから、このミニトマトのプランターを温室に移して、年を越しても実がなるのか実験しようと思いました。
2つのミニトマト。年が明けても、熟した実が収穫できるか?
我が家の小さな温室は、暖房を入れるわけではありません。南向きのガラス張りの部屋なので、日中はそれなりに少し暖かくなって、夜も氷点下にはならないだろうかとは思います。暖房するのは時々隣の部屋で薪ストーブを焚くときのみです。雪囲いをしますので、雪が積もれば日も差し込まなくなります。 来年、枯れない限り、雪解けまでこの温室で育てる予定です。そこまで枯れないで持てば万々歳です。年が明けてから色づいて熟した、食べて美味いミニトマトが1個でも収穫できれば、成功ということにします。
熟しかけてる黄色ミニトマト(勿論固定種)
それから「観察」するのはカブトムシの幼虫です。【カブトムシの幼虫】2023/10/07
プランターの中のカブトムシの幼虫は、最初は10匹ぐらいだと思っていたのですが、自ら表面に出てきた幼虫は18匹くらいでした。
記事【芋虫女子】2023/11/03 に書いたように、2人の女子にカブトムシの幼虫を合わせて10匹あげました。そしてプランターの土の中深くまで中を隈無く探したら、まだ18匹ほど残っていました。つまり、最初は全部で28匹いたことになります。
広いプランターも流石に18匹もいれば混み過ぎか??
新たに育てることにしたプランターも広いのですが、18匹ではちょっと窮屈かなと思っていたところ、丁度、動物好きな方にお会いしました。打診したところ、案の定、お孫さんに観察させたいからという事で、半分の9匹もらって頂きました。
この方の家族の動物好きは気合が入っていて、怪我をした鳥を、鳥籠と言うか、檻代わりに、壊れて使えなくなったバスの中に何匹も飼っていたこともありますし、鉄砲で撃たれた大きな熊の穴にいた、生まれたての小さな子熊を引き取って、大きくなるまで育て上げた家族です。彼の家なら引き取って下さると思いました。
この中にカブトムシの幼虫9匹
(上の18匹の写真と同じプランター)
まあカブトムシの幼虫は、春先まで土の中からは出て来ないだろうし、まだ蛹にもならないでしょうから「観察」にならないでしょう。掘り起こして無理に冬眠から起こして観察しても芋虫の体には負担だろうし・・・。自分で土の外に出てくるか、蛹になるであろう初夏の頃までは、観察しない事になりそうです。冬眠が成功して元気でいてくれればそれでいいのです。
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兎も角、この冬、小さな温室は、実験と観察の部屋になりました。そんなに気合は入れていませんが、出来るだけ毎日観ようと思います・・・。
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