雑草の言葉

冬の実験と観察

2023/12/13
一寸日常生活 6
毎年温室で冬越しさせるブルーベリー23年
 毎年冬は温室に入れる、2年前に頂いたブルーベリーのプランター

 一昨年の冬前に、土間を作って薪ストーブを設置した母屋の南側の外に面したテラスに、サッシで囲った小さな温室(サンルーム、1.3m×3.6m)も作りました。作り立ての一昨年冬は薪置き場、昨年冬は蕪や茎立菜、エシャロットを栽培しました。しかし、この冬は、秋野菜を蒔かなかったので、サンルームは使わないかとも思いきや、面白い(?)実験や観察に使おうと思い付きました。

温室観察23年
 温室の中に入れた鉢。
 手前はワイルドストロベリー。
 この夏、ワイルドストロベリーは、間引きしても次々に増え、
 鉢の中にいっぱい広がりましたが、冬になったらこんなに縮小。。


 「冬の実験と観察」と言えば、小学時代の自由研究を思い出します。かなり拘って時間を掛けて色々な実験をしたものです。
 それは兎も角、今回の(失敗しそうな)実験は、ミニトマトの栽培です。ミニトマトを作り始めた十数年前に、「トマトは2年草だ」と言う記事を読んだ記憶がありました。それまで「2年草」と言う植物は聞いたことが無くて、不思議な感じでした。1年草の作物は普通に沢山あります。そして、多年草の植物もよく聞きます。しかし。「2年草」って違和感がありました。四季の移り変わりを2回感知してその後枯れる植物なんてあるのだろうか?

 今年は猛暑の為か畑のミニトマトは早めに枯れてしまいました。ある程度収穫した後に、9月頃には殆ど枯れてしまった記憶です。我が家に限らず、家庭菜園をされているお家では、花が咲いて実がなる前に枯れてしまったトマトも結構あった・・・と、聞きました。
 
 一方、我が家のプランターのトマトは、12月現在、枯れかかっていますが、未だに枯れていませんし、青い実も付いています。だから、このミニトマトのプランターを温室に移して、年を越しても実がなるのか実験しようと思いました。

2つのミニトマト23年12月
  2つのミニトマト。年が明けても、熟した実が収穫できるか?

 我が家の小さな温室は、暖房を入れるわけではありません。南向きのガラス張りの部屋なので、日中はそれなりに少し暖かくなって、夜も氷点下にはならないだろうかとは思います。暖房するのは時々隣の部屋で薪ストーブを焚くときのみです。雪囲いをしますので、雪が積もれば日も差し込まなくなります。
 来年、枯れない限り、雪解けまでこの温室で育てる予定です。そこまで枯れないで持てば万々歳です。年が明けてから色づいて熟した、食べて美味いミニトマトが1個でも収穫できれば、成功ということにします。

熟しそうな黄色ミニ23年12月
  熟しかけてる黄色ミニトマト(勿論固定種)

 それから「観察」するのはカブトムシの幼虫です。【カブトムシの幼虫】2023/10/07

 プランターの中のカブトムシの幼虫は、最初は10匹ぐらいだと思っていたのですが、自ら表面に出てきた幼虫は18匹くらいでした。
記事【芋虫女子】2023/11/03
 に書いたように、2人の女子にカブトムシの幼虫を合わせて10匹あげました。そしてプランターの土の中深くまで中を隈無く探したら、まだ18匹ほど残っていました。つまり、最初は全部で28匹いたことになります。
 カブトムシの幼虫18匹では混み過ぎか?23年12月
  広いプランターも流石に18匹もいれば混み過ぎか??

 新たに育てることにしたプランターも広いのですが、18匹ではちょっと窮屈かなと思っていたところ、丁度、動物好きな方にお会いしました。打診したところ、案の定、お孫さんに観察させたいからという事で、半分の9匹もらって頂きました。
 この方の家族の動物好きは気合が入っていて、怪我をした鳥を、鳥籠と言うか、檻代わりに、壊れて使えなくなったバスの中に何匹も飼っていたこともありますし、鉄砲で撃たれた大きな熊の穴にいた、生まれたての小さな子熊を引き取って、大きくなるまで育て上げた家族です。彼の家なら引き取って下さると思いました。
中にカブトムシの幼虫9匹23年
 この中にカブトムシの幼虫9匹
 (上の18匹の写真と同じプランター)


 まあカブトムシの幼虫は、春先まで土の中からは出て来ないだろうし、まだ蛹にもならないでしょうから「観察」にならないでしょう。掘り起こして無理に冬眠から起こして観察しても芋虫の体には負担だろうし・・・。自分で土の外に出てくるか、蛹になるであろう初夏の頃までは、観察しない事になりそうです。冬眠が成功して元気でいてくれればそれでいいのです。
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 兎も角、この冬、小さな温室は、実験と観察の部屋になりました。そんなに気合は入れていませんが、出来るだけ毎日観ようと思います・・・。
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Comments 6

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fukuchan

我が家のトマトは枯れる寸前です。
まだ実がたくさんついています。
トマトは2年生ですか。
来年どうなるか楽しみですね。
サツマイモのつるを切って、水に差しています。
今年の冬越えは失敗しました。

2023/12/14 (Thu) 10:30
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: タイトルなし

>我が家のトマトは枯れる寸前です。まだ実がたくさんついています。

 今頃まで持ったと言うことは、地植えならばかなり長持ちしたと言えますね。確かfukuchanさんは九州方面の方ですよね?
九州では地植えで12月まで持つのでしょうか??

種を蒔いた翌年に開花する「二年草」なら意味が分かりますが、今年花が咲いて味がなったのにも関わらず、翌年も実がなって枯れるという二年草ってあるのでしょうかね!?だから実験です。もしトマトがそういう二年草ならば、九州の方が2年間もつ可能性は高いのではないでしょうか?

>サツマイモのつるを切って、水に差しています。

そういえば、十年くらい前に屋内でさつま芋の苗を越冬させようとしたら(どうやって越冬させようとしたかは覚えていません)小さな虫(アブラムシ?)が沢山付きました。
昨年は温室で蕪に同じような虫が付きましたが、濃い目の酢を霧吹きでかけたら撃退できました。

2023/12/15 (Fri) 00:36

青っチャン

越冬できるか

我が家のミニトマトは路地植えですが,次々と花が咲いてくるので抜くに抜けずにとうとう師走を迎えてしまいました.
伸びきった脇芽を整理して背丈ほどの高さで,まだ葉も元気で枯れる様子はありません.
今年は殊の外暖冬のようで路地トマトが冬越し出来るかもしれません.
それでも何回かは霜も降りるだろうし,気温が0度近くになることも有るでしょうからこのミニトマトが来春,実を付けるかどうか楽しみでもあります.
東京の郊外で路地植えトマトが冬を越して収獲出来るようになったら,地球環境の深刻度がかなり進んでしまったと言うことかもしれません.寒さで枯れて欲しいような結実して欲しいような,喜んでばかりおられないと思っています,

2023/12/15 (Fri) 18:20

たっきー

「トマト 二年生」と調べたら、いろいろ書かれたサイトが見つかりました、それからWikipediaで調べたら、多年草と書かれているようでした・・・

雑草さんのお宅は雪囲いを!
やはり土地柄が違うんですね、我が家では雪囲いなんてした事はなく、暖房のない部屋の窓際に鉢植えなど置いて置けば、間違いなく凍みで一発です・・・あはは

冬至も近いというのに、雨降りの信州伊那谷です。暖冬が予想されていますが、そちらはいかがですか?

北日本は大雪の予報だと、天気予報で見た気がします

2023/12/16 (Sat) 07:42
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 越冬できるか

おお、師走なのに次々と花が咲いているのですか!?凄いです。12月になって、実を収穫されましたか?
そういえば、我が家のミニトマトは花が咲いているか心配になって観てみましたら、辛うじていくつか咲いていましたが、元気はありませんでした。

>伸びきった脇芽を整理して背丈ほどの高さで,まだ葉も元気で枯れる様子はありません.

かなり手入れが行き届いているのですね!?凄いです。是非年越しで育ててみてください。
露地栽培でも、我が家の温室栽培のミニトマトよりも期待出来そうですね。

>それでも何回かは霜も降りるだろうし,気温が0度近くになることも有るでしょうから

露地栽培でも、トマトは上の部分にだけ、小さな屋根というか、雨避け、霜除けの傘を設置するといいと言いますね。それで霜が防げるかもしれません。

>寒さで枯れて欲しいような結実して欲しいような,

地球温暖化は悪いところばかりではなく、少しは良い点もあるのでしょう。是非、来年も結実して欲しいと思います。
年が明けて、我が家のミニトマトが結実しなかったとしても、青っチャン さんのミニトマトが結実すれば、トマトの2年結実が証明されますね。来年も収穫できたら報告ください。お待ちしています。

2023/12/16 (Sat) 10:53
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: タイトルなし

たっきーさんにならって、「トマト 二年生」で調べたら、小学2年生がミニトマトを栽培しているサイトが沢山出てきました(笑)
私が小学1年生の頃は、アサガオの種を蒔いて、日記を付けさせられました。それはそれでいい経験でしたが、小学生に、食べられる「ミニトマト」などを無農薬で栽培させるのはいいですね。生徒の楽しみも大きくなります。
 ・・・話は脱線してしまいましたが、
伊那谷は、雪はそんなに降らないけれど、気温は会津よりも低いんですね?

>暖房のない部屋の窓際に鉢植えなど置いて置けば、間違いなく凍みで一発です

かなり寒さが厳しいですね。そう言えば昨冬、1、2月頃に、温室で栽培しいた茎立菜が、寒さで萎れかかった日がありました。
注意したいと思います。土の水分が凍りでもしたら、カブトムシの幼虫も危機です。

そう言えば、こちらも初雪が1回薄っすらと降って直ぐに解けて以来、雪は降らずに本日も雨が降りました。
今のところ、かなりな暖冬です。
一応天気予報では、明日からは冷えて、氷点下になる時間帯もあり、雪が降る予報です。

2023/12/16 (Sat) 11:15
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
無理に経済成長させようとするから無理に沢山働かなければなりません。あくせく働いて不要なものを生産して破局に向かっているのです。不要な経済や生産を縮小して、少ない労働時間で質素にゆったり暮らしましょうよ!「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト。
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