12月の忘年会シーズン、みなさんいかがお過ごしでしょうか。連日連夜の暴飲暴食にほとほと疲れ果て、「もうこれ以上行きたくない……」と思っている人も少なくないかもしれませんねぇ。
しかし友人知人との忘年会ならまだしも、会社の忘年会となると、立場上参加しないわけにはいかないというのが社会人の辛いところ。
田辺三菱製薬株式会社が20代~40代の全国の働く男女500名に対して行った「忘年会に関する調査」によれば、「会社の忘年会に参加したくない」「どちらかというと参加したくない」と回答した人は、44.2%にまでのぼったといいます。
【参加したくない「理由」はなに?】
参加したくない理由として挙げられていたのは、
「会社の人と飲むより友達と飲みたい」(千葉県・27歳女性)
「話がつまらないし合わないので時間の無駄と感じる」(東京都・42歳女性)
「上司が嫌いだから」(群馬県・25歳男性)
「飲み放題にする事が多く、料理の質が低くなり代金はそれなりにかかるため」(山口県・39歳男性)
「気疲れしてしまう 失礼なことをしないか気になって楽しめない」(愛知県・24歳男性)
「金銭的な負担額大きいから」(埼玉県・27歳男性)
といった具合に様々。
また「2次会への参加を断ったことがある」と回答した人が68.8%もいたことからも、「積極的に参加したいとは思っていない」「楽しめていない」といった背景がうかがえるような気がします。
【聞いてるだけで辛くなってくる「失敗談」】
もうひとつ興味深かったのが、 “忘年会での失敗談” 。「失敗をしたことがある」と答えた21.6%の人たちに具体例を尋ねてみたところ
「お酒を飲まされすぎて酔っ払ってしまい、電車の中で吐いてしまった」(大阪府・26歳女性)
「電車で乗り過ごしてしまい、自宅に帰れなくなった」(東京都・28歳男性)
「上司に酔って、暴言を吐いた」(東京都・38歳男性)
「飲みすぎて駅の階段でこけて、横にいた上司が下まで転げ落ちた」(北海道・47歳女性)
「仕事の不安が酒で増長し、トイレで泣いて動けなくなった」(東京都・28歳女性)
と、どれもこれも散々。
記憶をなくす・吐く・転ぶなど “酔っ払いあるある” がずらーっと並ぶなか、特に目をひいたのは最後のコメント。不安が増長して泣いて動けなくなったって……どれだけ辛い目に遭っているのかと想像するだけで、胸が張り裂けそうになっちゃいましたよ……。
【忘年会の平均予算は「4000円以上5000円円未満)】
ちなみに、1回の忘年会にかける平均金額についてもチェックしてみたところ、もっとも多かったのが「4000円以上5000円未満」(36.2%)でした。
ちなみに2位は「3000円以上4000円未満」(22.0%)、3位は「3000円未満」と、比較的リーズナブルに見積もっている人も多いよう。
こういった “お金” にまつわる調査は時代によっても大きく異なってくると思うので、「バブルの頃の予算はどの程度だったんだろう……」と、ふと考えてしまったのでした。当時は予算だけでなく、食べるものも行く店も、今とはけた違いにド派手だったんだろうなぁ~。
参照元:プレスリリース
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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