新しいおもちゃを買った(もう1年経つが)。
内容物は以下(画像は左上から時計回りに)。
- 本体
- ACアダプタ
- 印刷物
- USBケーブル
- HDMI延長ケーブル
- 本体
- 電池
このAmazon Fire TV StickをAirPlay等のコンテンツ/画面共有技術に対応させる「AirReceiver」というアプリがある。
AppleならAirPlay、GoogleならGoogle Castというように各社で規格が異なるため、通常はそれぞれApple TV、Chromecastといった対応機器が必要となる。AirReceiverはそれら機器を不要にしてくれる。簡単に言えば、Fire TV StickがApple TVやChromecastになるのだ。(ちなみにFire TV StickはApple TVよりずっと安い。)
実際にいろいろ試してみた。結論から言うと、AirReceiverはAirPlay/Google Cast/DLNA等に対応しているが、MacからのAirPlayには一部問題がある(回避可能)。
検証
AirPlay、Google Cast、Miracast、DLNAの4つの規格について、再生が行えるか検証を行った。ただし、MiracastについてはFire TV Stick単体で対応しており、AirReceiverの機能ではない。また、DLNAには役割ごとに4つのクラスが存在するが、このうちAirReceiverが対応しているのはDMR (Digital Media Renderer)とDMP (Digital Media Player)である。
DMRはいわば映像を「受ける」だけの機能である。各クラスの違いについては以下の記事を参照してほしい。
DMC? DMRって?、DLNAネットワークオーディオ“再入門” - AV Watch
iPhone
AirPlayにはコンテンツのみを配信するストリーミングと、画面全体を出力するAirPlay ミラーリングがある。
- AirPlay:ビデオ等のストリーミング
問題なし - 画面ミラーリング(AirPlay ミラーリング):画面の出力
問題なし
Mac
Macでは、ビデオのストリーミングがQuickTime PlayerやSafariからは読み込み中のままになり行えなかった。エンジンが違うのか、ライブラリへ追加する必要があるもののiTunesからは配信できた。あるいは、AirPlay ミラーリングを利用してもよいだろう。
- AirPlay:ビデオ等のストリーミング
iTunesからは問題なし - ディスプレイをミラーリング/拡張(AirPlay ミラーリング):画面の出力
問題なし
Android
MiracastはFire TV Stickのホームボタンを長押しし、「スクリーンミラーリング」を選択して待機しておく必要がある。
- DLNA DMR:ビデオ等のストリーミング
認識せず* - Google Cast:ビデオ等のストリーミング
Google Play Musicからは対応していないアプリと表示 - Google Cast:画面の出力
問題なし - スクリーンミラーリング(Miracast):画面の出力
問題なし
Windows
Parallels Desktop上のWindowsで検証を行った。その関係でWDDMのバージョンが低く、Miracastについては検証を行えなかった。
参考:Windows 10ミニTips(43) 「デバイスキャスト」はどうやって使う? | マイナビニュース
- デバイス キャスト(DLNA DMR):ビデオ等のストリーミング
認識せず* - デバイス キャスト(Miracast):ビデオ等のストリーミング
未検証 - 接続(Miracast):画面の出力
未検証
*: 詳細不明。こちらの勘違いの可能性もある。DMPについては.m2tsファイルが対応していないことを確認した以外問題はなかった