ことの始まりは、次のキャンペーンだった。
Google Playで映画を観ようとしたのだ。
Androidデバイスは持っているものの、せっかくだから大きな画面で観たい*1。
そのため、Macで観ることにした。
どうやら、映画を購入したGoogle アカウントでログインすれば、YouTube上で観られるらしい。
早速、Safariでアクセスした。
しかし、HTML5プレーヤーが該当の動画に対応していないと表示された。
観ようとしたのは、ゴーン・ガール(字幕版)。
おそらく、WebM形式でエンコードされているのだろう。
さて、困った。
今更、Flash Playerはインストールしたくない。
Safariが遅くなる場合もあるからだ。
上のサイトで説明されているように、Google Chromeなら単体でFlashを再生できる。
こうして、Google Chromeをインストールすることとなったのだが、Google Chromeにはどうにも拒否感を覚える。
疑Google
※この章は、タイトルにある感想とは関係のない、脇道に逸れた話です。
今に始まった話ではないが、なるべくGoogleには統合した情報を与えないようにしている。
いわゆる、プライバシーポリシー改悪がなされてからだ。
【Googleのプライバシーポリシー統合前に押さえておきたいこと】 どんな情報が保存されているのか確認する(前編) -INTERNET Watch
Googleを使わないようにするのは無理だった。
無論、Androidを使っている時点で馬鹿げた話だ。
しかし、検索ワード一つに大した情報があるわけではない。
特定のCookie、IPアドレスからまとまった数の情報が集まって初めて、統合された個人像が作り出される。
そうした個人識別子を使って情報を統合しようとする試みは、CookieやIPアドレスを変えるなどした単発のアクセスによって防げると思っている。
Googleアカウントもそうだ。
Googleにログインした状態でGoogleのサービスを使えば、情報の統合を行わせてしまう。
Googleは個人情報を得ようと、あの手この手を使ってくる。
当然、本丸であるGoogleのブラウザには不安を感じていた。
不安は的中した。
Google ChromeにはインストールIDというものがあるらしい。
さらに、インストールしてみて気づいたのだが、起動するとログインを求められる。
ログインすればブックマークを同期できるが、Googleがやりたいことは収集することだろう。
それでも、ログインはしないこととし、なるべくChromeを使わないようにすればいいだけ。
反Googleでも脱Googleでもなく、疑Google。
ここまでの話はGoogleに限った話ではない。
悪意をもってかは別として、全ての企業がやっていることでもある。
アカウントを用いたインターネットサービス全てに当てはまるし、お店の共通ポイントカードもそうだ。
情報のまとまり自体は匿名のものだとしても、何らかが起きてそれが誰々のものであるとわかった瞬間、個人の趣味嗜好が暴かれてしまう。
私は、それが怖い。
加えて、自動でアップロードされる類のクラウドサービスは使わないことにしている。
便利なのはわかるけどね。
勝手にやってきたChrome アプリ
やっと、本題。
Google Chromeをインストールしてすぐに、Launchpadのアイコンが増えていることに気づいた。
増えていたのは、次の4つ。
- Google ドライブ
- YouTube
- Google Search
- Gmail
あれだけ警戒していたGoogleのアプリだからかと思うかもしれないけど、何が嫌かって勝手にインストールされたこと。
何の権限があってインストールしたのかということ。
最初、意味がわからなかった。
Launchpadにあるのに、アプリケーションフォルダにないのだから。
Mac歴の浅い私はそれまで存在を知らなかった、ホーム下のアプリケーションフォルダに実体はあった。
Mountain Lion以降無くなったらしい、ホーム下のアプリケーションフォルダを作ってまでインストールしなくても…
ルート下のアプリケーションフォルダは権限が必要(?)だから?
Chrome アプリというものがあることは知らなかった。
よくある抱き合わせインストールのチェックを外していないみたいなことはなかった。
もしかしたら、インストールされることはどこかに書いてあったのかもしれないが。
Chrome アプリとは、Googleがブラウザを取っ掛かりにして、OSまで支配の手を広げようとしていることの表れかもしれない。
デベロッパーさんにお願いしたいのは、こちらはPCをできるだけクリーンにしておきたいのだから、勝手なことはしないでほしいということ。
また、アンインストールを完全に行いやすくなるよう、関連ファイルはできるだけ散らばらないようにしてほしい。
[追記] 1番目のリンク切れを修正 (2015/5/8 21:27)
*1:MHLでTVにつなぐという方法もある。