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どうも。戦国武将の「滝川一益」の読みを、ずっと「たきがわかずまさ」だと思ってた馬頭です。
『裸者と裸者』の文庫版がすでに12月に出てたそうですね。買い替えようかな〜。(記事の方はこちら) それはともかく。 『ドロテア 魔女の鉄鎚』第4巻 (Cuvie。富士見書房&角川書店。角川コミックスドラゴンJr。2007年。580円) 「エムスへと攻め入った雷鎚団は、ポルツェン砦に阻まて前に進めなくなってしまう。さらにエムス側は四千のスイス傭兵をもって彼らに追撃をかけてくるのだった。撤退を余儀なくされた雷鎚団だが、その殿を引き受けたドロテアたちは負傷のため近くの民家に避難する。しかし、残党狩りはそこにもやってきて・・・」 15世紀末のドイツを舞台にした『ドロテア』の第4巻。 エムスとの戦いがはじまり、ポルツェン砦を攻める雷鎚団(ミニョール)ですが、そこには強力なエムス軍がいて退却するはめになります。どうやらいつの間にかエムス側はスイス傭兵(ビュント)が雇われていたのです。さらにその中には、あのコンラートも参加していました。ザクセン領内に退いた雷鎚団ですが、逆にエムスはスイス傭兵を使って攻めてきます。相手にならない大軍勢に中隊長は撤退を決定しますが、その殿にはドロテアがあたります。エムス側にも知られていた「雷鎚の魔女」ドロテアですが、追いつめられてしまいます。しかし、彼女とともに殿に残ったギュルクはドロテアを守るために負傷してしまいます。逃げるドロテアとギュルクは、ある民家に入り、そこで休むのですが、コンラートは執拗に追跡し彼女たちを見つけてしまいます。 なんか異常な執着を見せるコンラートですが、もうほとんど狂ってるといえるでしょう。彼の執着、100人目の魔女として狙われるドロテアは、この後も無事切り抜けられるのかどうか・・・。このままヤな結末、という感じもしないでもないですね。 ドロテアたちが危機に陥ってる間、実は故郷ナウダースの方でも姫がやばいことになりそうな予感。白き家の状況はどんどん悪くなっているようです。 ドロテアとギュルクの関係ですが、ギュルクの想いは強まるばかりなんですが、ドロテア側が朴念仁すぎてなかなか通じないというか。「腑に落ちました」とかいわれてもねえ? ギュルクもここでトホホ笑いのひとつやふたつ出してもおかしかないですよ。でも、互いに互いを守ろうという気持ちが非常に強くなっていってるのはいいですね。 あ、そうだ。本屋行ったら、『拷問と処刑の西洋史』(浜本隆志)という本が出てて面白そうでした。 参照サイト ShootOuts on web Cuvie公式 http://cuvie.hp.infoseek.co.jp/ 富士見書房 http://www.fujimishobo.co.jp/ 関連記事 畏怖を込めて魔女と呼ばれ・・・。Cuvie『ドロテア(Dorothea) 魔女の鉄槌』第3巻 http://xwablog.exblog.jp/7838479 異端の拠点を襲撃する傭兵団だが・・。Cuvie(キューヴィー)『ドロテア(DOROTHEA)』第2巻 http://xwablog.exblog.jp/7805108/ 中世ヨーロッパを異教のまま生きる少女の物語。『ドロテア(Dorothea) 魔女の鉄槌』第1巻 http://xwablog.exblog.jp/7755042/ キリスト教が支配するヨーロッパの中における異教。B・ジョーンズ&N・ペニック『ヨーロッパ異教史』 http://xwablog.exblog.jp/7249842/ 魔女の鉄槌、じゃなく、魔女の鉄鎚。金篇
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| 2008-01-13 16:50
| 史劇
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