確定申告パーフェクトガイド - 税金の仕組みから仕訳・節税のポイント、申告書の書き方まで

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確定申告パーフェクトガイド - 税金の仕組みから仕訳・節税のポイント、申告書の書き方まで

監修: 小林 拓未 税理士

今年も確定申告の時期がやってきましたね。個人事業主はもちろん、副業をしているサラリーマンも対象なので、確定申告をしなければいけない人は実は結構多いのです。

初めてであったり、不慣れな確定申告ではわからないことだらけでしょう。しかし、多くの人が申告期間のギリギリで作業をしているのが実情ではないでしょうか?そこで、ここでは確定申告に必要な全手順、必要となる知識や実際の申告書の作成方法までまとめた、パーフェクトガイドを準備しました。

確定申告に漏れがあれば税務調査で指摘を受け、追徴課税される可能性もあります。また、本来経費にできる費用を計上していないケースも多々あります。せっかく「稼ぐ」ために事業を興しているのに、最後の手続きを誤ったばかりに、大きな損失を出してしまうのは非常にもったいないことです。

正しい知識を身につけ、焦らず申告を行うために、是非このガイドをお役立てください。

目次

確定申告とは?最低限知っておきたい基礎知識

去年起業して初めての確定申告という方や、白色申告から青色申告に変更したという方も多いでしょう。まずは確定申告、特に青色申告とは何かという全体像を把握せずには始まりません。どのような手順で手続きを行えば良いのかを押さえ、効率良く作業を進めましょう。

勘定科目や仕訳・記帳のポイントを押さえよう

勘定科目や仕訳・記帳のポイントを押さえよう

確定申告をする上で最も大切なのが「仕訳」です。仕訳とは、端的に言えばお金の流れを分類・記録することで、普段からお金の動きがある度に、正しい仕訳・記帳ができていれば、確定申告で焦る心配はないのです。

一方で、正しい仕訳をするには、ある程度簿記の知識が求められ、勘定科目には専門用語が並びます。「取っ付きにくい」「難しそう」といったイメージを持っている方も多いでしょう。ここでは、最低限必要な部分だけをピンポイントにまとめました。最低限といっても少し多いのですが、頑張ってついてきてください。

税金ってどう決まる?会計の基礎を知ろう

そもそも確定申告とは納税額を申告するものなので、税金がどうやって決まるのかを知る必要があります。これからやろうとしている仕訳や記帳、そして「ゴール」となる申告書について知りましょう。

これらの基礎知識に加え、スムーズな作業に欠かせないのが、領収書の管理や会計ソフト選びです。税理士にオススメを聞いたので、是非参考にしてみてください。(税理士によっても考え方は異なりますので、あくまで一つの意見としてお読みください。)

もう迷わない!勘定科目の上手な使い方

仕訳をする上でつまづきやすいのは、「どの勘定科目を選んだらよいかわからない」ということでしょう。初めて勘定科目を目にしたときは、何がなんだかわからないものです。会計の勉強をしていると、多種多様な勘定科目に出会いますが、ここでは確定申告に特化して紹介します。

申告前に節税できないかチェックしよう

申告前に節税できないかチェックしよう

確定申告は税金を申告するもの。少しでも税金を安くしたいと思いますよね。この時期に取り組むのではもう遅いとも思いますが、本来は経費にできるのに経費にしていないものがあったり、会計処理の方法で節税できることもあるのです。

さらに忘れてはいけないのが「控除」の存在です。控除が増えれば経費が増えたのと同じように節税効果があります。様々な控除が存在し、過去申請していなかったものも遡って申請できる場合があるので、該当するものがないかしっかりとチェックしましょう。

申告書の作成方法と全手順

申告書の作成方法と全手順

ここまでの流れを押さえたら、いよいよ提出申告書の作成です。青色申告の場合は、青色申告決算書の中で「損益計算書」「貸借対照表」を作成し、「確定申告書B」とともに税務署に提出します。

申告後すぐに行っておきたい手続きや節税対策

申告後すぐに行っておきたい手続きや節税対策

これまでの一連の流れで確定申告の作業は終了です。

申告を終えて一息つきたいところですが、そこで終わらせてしまうのは実にもったいない。せっかく税金に対する意識が高まっているのですから、今のうちに節税対策を始めておきましょう。

また、白色申告から青色申告への切り替えは3月15日までしかできません。「節税は一夜にしてならず」、もう一踏ん張り頑張りましょう。

もし開業届を出していない場合や、安定的に利益が出てきて法人化を検討している場合、はたまたお金の管理を税理士に丸投げしたくなってきた場合も、このタイミングで検討するとよいでしょう。

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