マンガ探偵局がゆく

「レース鳩」を教えてくれたマンガ… 1978年ヒット作!飯森広一の「レース鳩0777(アラシ)」

鳩レースの魅力を伝えた名作
鳩レースの魅力を伝えた名作

「先日、妻がケガをした鳩を拾ってきました。かわいそうだから家で飼うと言いだしたのですが、たまたま家に遊びに来ていた父親が鳩をひと目見るなり『これはレース鳩だな。貸してごらん』と言って、鳩の脚のあたりを見て何やらメモすると、ネットで検索してから電話。終わると、『これで本当の飼い主のところに帰れるよ』と言うのです。

数日後、静岡から飼い主の方が来られて、無事に返すことができました。父親は『子供の頃、マンガでこういう話を読んだ』というのです。タイトルは覚えていないようだし、本当なんでしょうか?」(30歳・イラストレーター)

レース鳩は伝書鳩とも呼び、鳩の帰巣本能を利用して遠隔地から文書や小さな荷物を送ることなどに昔から利用されていた。1960年前後までは新聞社も鳩を記事や写真の輸送に使っていて、屋上には鳩舎もあった。

一方、ある地点から放った鳩が鳩舎に戻る速さを競う鳩レースが盛んになったのは60年代半ば。ピークの69年には全国で400万羽以上の伝書鳩が飼育されていたとか。

ただ、依頼人の年齢から見て、お父上が読んだマンガはこれよりも10年ほど後の78年から80年にかけ『週刊少年チャンピオン』に連載された飯森広一の『レース鳩0777(アラシ)』のことだろう。

zakスペシャル

ランキング

  1. 国民民主・玉木氏が自公に激怒、年収の壁「123万円」案の提示に 「178万円」と言ったのに…宮沢税調会長の発言が炎上

  2. 【岩田温 日本の選択】NHKの奇妙な記事に危険な腐臭 女性だからではない〝能力欠く〟英利アルフィヤ氏 政治家は性別ではなく能力や資質で判断されるべき

  3. 【日本の解き方】「円安」懸念する財政破綻論者の〝予言〟外国から投資で失敗する例も 通貨安「近隣窮乏化」は日本経済にとって大きな恩恵に

  4. 【実況家・小野塚康之 野球交差点】阿部巨人〝完全アウェー〟に打ち克ち甲子園で天王山制す 助っ投リレーで逃げ切り 9月23日、今季最後の阪神戦

  5. 【ニュース裏表 峯村健司】不気味、中国軍の「ステルス」演習 思い出す軍幹部の「敵の意表を突く奇襲こそ毛沢東同志以来の伝統」台湾や東シナ海に90隻集結

  6. 「好きな男性アナ」10位のTBS杉山真也アナ、同僚の江藤愛アナに「今年一番の衝撃」を与えたワケ 

  7. 【ニュースの核心】石破首相はトランプ氏に見捨てられたが…安倍昭恵夫人に訪米報道、会談行う方針 決め手は「会う価値」あるかどうか

  8. 石破首相、中国・習近平主席の〝国賓来日〟画策か ただ1人辞任迫った青山繁晴議員が警鐘 居座りの悪夢、自民党の根幹崩壊

  9. 「不意の悲しい知らせがあった」中山美穂さんの元夫、辻仁成が心境明かす 「息子のことが心配なので…」日記を休んだ理由を説明

  10. 【サンキュータツオ 体育見学講座】2024年を象徴する言葉でなぜかスルー「水原一平」 大谷選手は今年の漢字を「一」と回答…忘れていなかった!?