【中山記念 2021 予想】追い切り･ラップ適性･レース傾向考察 ＆ 各馬評価まとめ / スピード性能を問いたい一戦

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――それにしても、異例のメンバーレベルで行われる今年の中山記念。

目次

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中山記念 2021 レース概要

 

 

中山記念　G2

2021年2月28日 2回中山2日目

発走時間:15:45

中山 芝1800m

サラ系４歳以上 オープン

2020年優勝馬：ダノンキングリー   牡4   1:46.3   横山典弘

 

中山記念 2021 枠順

 

 

 

1	1	トーセンスーリヤ	牡6	横山
2	2	コスモカレンドゥラ	牡5	柴田
3	3	ノーブルマーズ	牡8	高倉
3	4	ケイデンスコール	牡5	岩田
4	5	マイネルハニー	牡8	丸山
4	6	フランツ	牡6	デムーロ
5	7	バビット	牡4	内田
5	8	ヒシイグアス	牡5	松山
6	9	サンアップルトン	牡5	柴田
6	10	ゴーフォザサミット	牡6	蛯名
7	11	クラージュゲリエ	牡5	ルメール
7	12	パンサラッサ	牡4	三浦
8	13	ウインイクシード	牡7	横山
8	14	ショウナンライズ	牡8	大野

 

中山記念 2021 ラップ適性・追い切り 

 

 

コース適性値としては、瞬発戦 ※ ラップ6割、残りが平坦戦というセッティング。

※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース（例:12.0-11.4-11.3-12.2）が定義

コース適性としては、トーセンスーリヤ、マイネルハニー、ショウナンライズ、ヒシイグアス、バビット、コスモカレンドゥラといったところが上位。

 

追い切りからは、サンアップルトン、トーセンスーリヤを評価。

 

中山記念 2021 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、 

 

※基本的には「格が問われる」レースで、芝1800〜2200の重賞連対かGI3着以内実績は欲しいし、ザックリ登録段階で賞金上位半分に入っていたいところ

該当馬➡➡➡バビット、ヒシイグアス、マイネルハニー、トーセンスーリヤ、ゴーフォザサミット、ノーブルマーズ、ウインイクシードあたりか

 

※中でも、G1連対実績馬たちに隠れるネームバリューで少し劣る、「内枠」「逃げ」「イン突き出来る騎手騎乗」の馬が狙い目のレース

該当馬➡➡➡今年はそもそも低調構成で、「G1連対実績馬たちに隠れる」が起こらない近年では珍しい年

 

※「距離延長」かつ「キャリアそこそこ」の馬が狙い目、特に人気も単勝ひと桁後半くらい〜30倍程度のゾーンが優秀

該当馬➡➡➡なし

 

といった感じ。 

 

中山記念 2021 レース傾向分析&考察

 

 

中距離の重賞実績があって格は十分上位だけど、「距離延長」ローテや「芝マイル以下V実績」など、ちょっと1800mよりは短いところも使われて（成果を残して）きたようなタイプが、例年なら有力。

格という意味では、近年の中山記念で賞金下位で3着内に入ったのは、14年アルキメデスくらいといった状況。

ただし、実績馬の多くはここが休み明けというパターンが多いというのもこのレースの一つの特徴で、その意味でネームバリューとしては2軍扱い（G1ではやや荷が重い）となる馬たちが、「内枠」「逃げ」「イン突き出来る騎手騎乗」などを追い風にひと泡吹かすシーンも結構見られている。

 

あとは、1800m戦ということで中距離のイメージが一気に強まるゾーンだが、ステルヴィオ、アエロリット、ネオリアリズム、ロゴタイプ、シルポートあたりを並べてみても、中距離寄りではなくマイル寄りの香りが漂う一戦。

実際に、距離延長組の好成績にも現れている通り、どちらかというと中距離馬よりマイル色の濃いタイプが強いレース。

重馬場やタフな展開などでない限り、基本は「芝マイル以下V」が欲しいところで、特に連対という意味では近18年集計で32/36頭が同実績を持っていた。

 

3つ目に挙げた、「キャリアそこそこ（＝Taget上の区分で16～25戦のゾーン）」というのをこの「距離延長」にかけ合わせると、単勝7～30倍未満で同（3-3-5-9）複回200%超となっている。

 

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中山記念 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

 

金曜発表時点で、「クッション値:12.1」というのは久しぶり（というか、初？）に見た硬い水準。

そして、土曜メイン幕張S、2馬身半差の2着馬での1分32秒2マーク。

こうなることは、金曜段階から想定はしていたが、それにしても誰がどう見ても高速馬場である。

他のレースも前半のペースで時計は抑えられているが、上りは軒並み水準をかなり上回っていた。この馬場なら、面白い番狂わせがあっても良さそう。

 

 

◎ウインイクシード / ◯トーセンスーリヤ

スピード性能と高い位置取り、今回はこれに完全に振った予想にしたい。

当初は、中山金杯が低レベルかつ絶好2番手確保の形だったので、当時より人気ではあまり積極的には買いたくないと思っていた馬だが、馬場が馬場なら話は別。

△パンサラッサについて高い位置を序盤からキープし、他の苦戦必至の先行勢を尻目に、△が時計勝負を苦にし始めたら、あとは☆バビット、◯トーセンスーリヤと前々での叩き合いをモノにして決めたいシーン。

心強い鞍上的にも、軸は大丈夫でSHOWに期待する。

 

◯トーセンスーリヤは、ラップ的にここドンピシャ。

売れていくのは覚悟しなければならないだろうが、血統的にも自身の中山千八戦歴的にも当然チャンス十分の存在。

 

 

▲ケイデンスコール

圧倒的サウスポー感漂う▲ケイデンスコールは、もしその中山とのギャップがあまりにも前面に出たオッズに（最終的に）なっているようなら引き続き注目に値。

何しろ、本来こういう「1F長いでしょ」イメージをまとっていることこそが武器になるレースであり、今年は本当にそういう馬が見当たらないメンバー構成。

しかも、毎日杯上り最速実績を思えば左回り専用機論を覆すことも可能で。

と言いつつ、さすがにベストは左回りワンターンであり対抗以下での狙いではあるが。

 

 

☆バビット、△ヒシイグアス、△クラージュゲリエも警戒必至という存在。

☆バビット、△ヒシイグアスの2頭は、起動力で優位に進められるし、当初除外対象でルメール騎手確保、出走してきたら人気することはバレバレな△クラージュゲリエについても、もともと「小回り向きで、コーナー4つの競馬で将来重賞をとってきそう」とみていた馬。

やや馬場的には苦しくなりそうだがそれでも、というところ。

時計勝負想定で、◆フランツのスピードも怖さあり。

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