競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【朝日杯フューチュリティステークス 2024 レース回顧・結果】“展開泣き”其処彼処な中で、勝ち馬アドマイヤズームの行く末は……

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――単純な時計比較としては、2着ミュージアムマイルが阪神JFで10着争いに加わるというものでしたが、意外と指数的には出る一戦か。

朝日杯FS 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 アドマイヤズーム 1:34.1 33.6
2 ミュージアムマイル 1:34.5 33.8
3 ランスオブカオス 1:34.9 34.0
4 ダイシンラー 1:35.3 34.9
5 アルテヴェローチェ 1:35.4 34.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 朝日杯FS 2024

 

12/15 朝日杯FS ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

①馬場は通年平均比-0.7秒/1000m 近辺の、3分どころ~中ほどが優勢な状況

 

②前半3F35.4秒のスローな入りから、12.4 - 11.8 - 10.9 - 11.0となっての1分34秒1、急流&前残りラップ決着

 

③上り2Fが凄いラップとは言え、離された3着以下はこの時計では朝日杯水準より下と言わざるを得ず、あくまで1,2着馬のみが水準級だったとみておきたい一戦

 

 

 

朝日杯FS 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ニタモノドウシ

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡9着

頭を上げて掛かりレースにならず。

全くこの馬のマイルでの能力を測れなかった一戦として、度外視で良いだろうが、当然次も輸送などを経て折り合い難を示すようだとちょっと先行きが怪しくなってきそう。

 

 

クラスペディア

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡6着

スッとスタートを出て、勝ち馬アドマイヤズームの外に併せたところから、少しずつ下げて最終的には7番手あたりで直線へ。

3分どころあたりをついてそこそこの脚は見せたが、さすがに上り3Fスピードで見劣って6着。

若干、スローペースに手を焼いていた跡も見受けられたし、また改めてだろう。

初の右回り、マイルの距離、そしてこの鞍上でよくやっていると思うし、マイルでももう一度注目したいと思わせる内容だった。 ☆次走注目馬☆

 

 

▲アルテヴェローチェ / アドマイヤズーム / パンジャタワー / ミュージアムマイル 他

▲アルテヴェローチェ(5着)は、調教後+10キロで当日+14キロということで、こちらはレース内容以前に調整に失敗した可能性がある敗戦。

時期柄ということもあるだろうが、「テンションを上げないように」気にしながらの調整が結果的に裏目に出たか。

調教後+10キロ→当日+8キロとかなら分かるが、当日にかけさらに増というのはちょっと疑いの目を向けてみたくなるもの。

そういう意味では仕方ないと思うし、何より(前半4F以上に、)12.4 - 11.8と動き出しが全く遅れて,、ド瞬発戦になったことも痛かっただろう。

前走サウジアラビアRCは前傾の平坦戦であり、コンディション面と合わせて2重苦だった。

 

勝ったアドマイヤズームは、まさかの前走より時計を0.2秒遅めてのG1制覇。

そして、ともに最速の自身上りは1.4秒差(今回33.6秒、前回35.0秒)という驚きの差での連勝となった。

これだけ異なる競馬でのG1制覇と、水準レベル朝日杯Vということを思うと、なかなかの馬かもしれないが、やはりこの日は2番枠&好位&スローとちょっと揃いすぎていた印象のほうが強い。

ひとまずのところ、走破レベルは十分だったが恵まれていたのは事実という点を重視しておきたい。

 

ほか、12着パンジャタワーは、やはり「マイルで瞬発戦になった時がどうか」の課題の通りに伸び負け、2着ミュージアムマイルはパフォーマンスは立派だが距離を延ばして良化していたようにちょっとこの距離に苦戦しての敗戦(鞍上もさすがに「マイルは得意ではありませんが対応してくれた」と談話)、という中で、面白い競馬をしていたと思うのがドラゴンブースト。

密かに狙おうか迷った馬だが、前半には多少折り合いも欠きながら上位勢とは真逆の競馬をしての内容に光明を感じる。

まずは、ここからあと2つくらいを見込んでみていきたい。

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