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車いすの種類と失敗しない選び方|介護保険レンタルについても解説
「車いすを初めて利用するけど、何を選んだらいいのかわからない」
「自分にあった車いすの選び方を知りたい」
本記事は、以上のような悩みがある方に向けて、車いすの選び方と車いすの基礎知識を解説しています。
ぜひ本記事を参考に、ご自身にあった車いすを見つけてみてください。
- 車いすの種類
- 車いすのタイプ
- 車いすの選び方|5つのポイントを確認しよう
- 【自走式】 用途別おすすめの車いす
- 【介助式】 用途別おすすめの車いす
- 雨の日に使える車いす補助具
- 車いすの構造
- 車いす利用時の注意点
- 車いすのレンタル方法
- 車いすの購入方法
- まとめ
車いすは自走式・介助式の2種類がある
車いすは、大きく分けて以下2つの種類があります。
- 自走式
- 介助式
ここでは、それぞれのタイプの特徴を紹介していくので、介護を受ける方に合うものはどちらかを考えてみましょう。
自走式
自走式車いすの特徴は、以下のような点です。
- 自分で動かせる
- ハンドリム付きの駆動輪(後輪)が大きく手で操作できる
- レッグサポート(足をのせる部分)を外し足でも動かせる
- 介護者が後ろから介助もできる
- 介助ブレーキが付いている
駆動輪(後輪)の大きさはメーカーによって異なりますが、およそ20〜24インチで大きく、操作もしやすく安定しています。
しかし、小回りがきかないことや、持ち運びに不便であるデメリットがあることも知っておいてください。
自分で歩くのは難しいものの、手や足が動かせる方であれば、自走式を選べば自力でできることが増え、自立支援につながります。 少し歩行状態が悪くなってきた程度であれば、まずは自走式から始めて、必要なときのみ車いすを使うといいでしょう。
介助式
介助式車いすの特徴は、以下のような点です。
- 自分では操作できない
- 介護者が後ろから押して動かす
- 自走式に比べ後輪が小さく軽い
- コンパクトで持ち運びに便利である
- 狭いところでも小回りがきく
後輪の大きさは、およそ6〜16インチで、自走式のようなハンドリムは付いていません。
コンパクトなので車に積み込む際にも便利です。外出先で車いすが必要な際は、介助式を選ぶといいでしょう。
自分で車いすを動かせない方は、介助式で問題ありません。 介助者は、後輪が小さく後ろに倒れやすい点は注意しましょう。また、介助する際は、後ろに体重をかけすぎないような配慮が必要です。
車いすの6つのタイプ
車いすは自走式と介助式の中でも、さらに以下のようなタイプに分かれます。
- 1.標準タイプ
- 2.モジュールタイプ
- 3.リクライニング・ティルトタイプ
- 4.肘跳ね上げ・足開閉タイプ
- 5.六輪車タイプ
- 6.電動式タイプ
利用する方のお身体の状況や生活環境に合わせて、車いすを選びましょう。 それぞれのタイプの特徴を解説していきます。
1.標準タイプ
標準タイプ車いすの特徴は、以下のとおりです。
- 最も多く使用されている車いす
- 自走用と介助用がある
- 軽量で持ちやすくコンパクト
- 背もたれと座面は一枚布
- 座席の幅は40cm(±20cm)が基本
病院や商業施設で貸し出し可能になっている車いすは、ほとんどが標準タイプです。 構造がシンプルで、メンテナンス性に優れています。
標準タイプのデメリットは、フットサポートやアームサポート(肘かけ)の着脱や調整ができないものも多く、カスタマイズ性が乏しくなります。
また、座り心地も決してよいとは言えず、長時間座るには適していないでしょう。 その分、値段は安いので購入しやすいメリットもあります。
2.モジュールタイプ
モジュールタイプ車いすの特徴は、以下のとおりです。
- 介護を受ける方の体型や状態に合わせてカスタマイズ可能
- 各パーツの高さなどを調整できる
- 調整できる箇所は車いすによって異なる
モジュールタイプの車いすは、カスタマイズ性も高く調整しやすい分、標準タイプに比べると値段も高くなっています。
また車いすによって、調整可能な箇所が違うことから。購入する前に福祉用具の専門家などに相談するといいでしょう。
どこに相談していいか分からないという方は、お近くの地域包括支援センターに連絡して、ケアマネジャーや福祉用具専門の事業所などを紹介してもらいましょう。
3.リクライニング・ティルトタイプ
背もたれのみが傾けられるタイプをリクライニング車いすと言い、背もたれと座面が両方傾けられるタイプをティルト車いすと言います。
標準タイプでは座位を保つことが難しい方向けの車いすです。 ティルトタイプでは座面も一緒に傾けられるため、安定した姿勢を保つことが可能となっています。
体圧分散効果もあり、受診のための移動など、長時間車いすで過ごす必要がある際に、役立つ車いすです。 ただしサイズが大きいため、小回りがきかず、持ち運びにくいため移動が難しいかもしれません。
リクライニングタイプの場合は、座面は傾けられないため、前方向に体がずれ姿勢が崩れやすいというデメリットがあります。
4.肘跳ね上げ・足開閉タイプ
肘跳ね上げ・足開閉タイプは、アームサポートを跳ね上げ、フットサポートをたためる車いすです。アームサポートは肘かけ、フットサポートは足台を意味します。
フットサポートはたためるだけでなく取り外しも可能で、自走式の場合は、フットサポートを外して足で漕げます。
また、肘跳ね上げ、足開閉タイプのメリットとして、移乗介助がしやすいです。
標準タイプの車いすの場合は、アームサポートやフットサポートが邪魔になるだけでなく、体に当たってけがをすることもあります。 皮膚が弱い方や、足に力が入らず姿勢が保てない方は、肘跳ね上げ、足開閉タイプの車いすを利用するといいでしょう。
5.六輪車タイプ
六輪車タイプは、本来は前にしかないキャスターが、駆動輪(後輪)の後ろにもある室内専用の車いすです。
六輪にすることで小回りがききやすくなり、狭いスペースでも旋回できるようになります。 そのため、自宅の狭いスペースでの利用に適していると言えるでしょう。
そのほかにも、後ろにキャスターがあることで倒れる心配がなく、重心を後ろにして前輪を上げれば、段差を越えることが可能です。 駆動輪(後輪)がほぼ中央に付いているので、上半身の動きに制限がある利用者でも、旋回しやすい作りとなっています。
介助する際は、後ろのキャスターが介護者の足に当たり、邪魔に感じるというデメリットもあります。 しかし、後ろに倒れないという安全性や小回りがきく機能性を考慮すると、メリットが大きい車いすと言えるでしょう。
6.電動式タイプ
電動式タイプは、その名のとおり電動モーターを使って動かす車いすのことです。
操作方法は、アームサポートの前方にコントローラーが付いており、スティックを動かして移動します。 片手が動かせれば操作可能なので、片まひなど身体機能に制限がある方でも自走可能です。
自走式と介助式があり、介助式の場合は、押す力が少なくても動かせる電動アシスト機能が付いています。
電動式タイプのデメリットは、充電が必要であることと、車いす自体が重いため、一人で持ち運べないことが挙げられるでしょう。
車いすのことでお困りでしたら、まずはヤマシタにご相談ください。
営業所は安心の365日体制。
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受付時間 9:00~18:00 (土日祝年末年始を除く)
車いすの選び方|5つのポイントを確認しよう
車いすは身体の一部。身体と生活に適した機種を選びましょう
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【自走式】 用途別おすすめの車いす
ちょっとした移動に使いたい
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座り心地のよい車いすに乗りたい
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【介助式】 用途別おすすめの車いす
楽に座りたい楽に乗り移りたい
とにかく軽いほうがいい コンパクトに収納したい
狭い場所を移動できる小回りのきく車いすに乗りたい
坂道でも少ない力で楽に押したい
安楽な姿勢で過ごしたい。ベッドから離床して過ごしたい
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雨の日でも車いすに乗ることがある
雨の日に、病院受診などでどうしても車いすで外出しなければいけないこともあるでしょう。 そのような雨の日に役立つ、便利な車いす用の補助具を紹介します。
こちらは車いすに座った状態で着用できるレインコートで、以下のような特徴があります。
- 突然の雨でも簡単に装着できる軽量タイプ
- 足元までしっかり覆ってくれる
- 蒸れにくく防水性に優れた生地を使用
- フード部分は透明で前がよく見える
コンパクトで持ち運びに便利なので、もしもの雨のときのために常に持っておきたいアイテムです。
室内・屋外兼用で車いすを使用している
外出前に車いすの車輪をカバーで覆っておけば、帰宅時に車輪を拭く手間が省けます。
逆に、訪問先で屋内に入る際に車輪が汚れていたら、車輪をカバーで覆うことで室内を汚さずに済みます。
畳やじゅうたんでもスムーズに走行できる素材を使用しているので、車輪を汚したくない場合は、普段から使うという選択もありでしょう。 こちらの商品もレインコート同様、1つは持っておきたいアイテムです。
ヤマシタでは、車いすのレンタル以外にも雨の日用の補助具なども取り扱っています。お気軽にお問い合わせください。
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車いすの構造
A アームサポート
肘を置いて体を支える部分です。
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B 介助ブレーキ
介助者が速度調整を行うブレーキです。
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C 背シート
背を支える部分です。
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D フットレッグサポート
足を乗せ、支える部分です。
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E 座シート
座る部分です。
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F 駐車用ブレーキ
車いすに立ち座りするときに車輪が動かないように止めるブレーキです。
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商品選びに迷ったら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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車いす利用時の注意点
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乗り降りの際にはブレーキをかけ、車いすが動かないようにしましょう。
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段差は、ティッピングレバーを足で押し下げながら介助ハンドルを手前に引くと、簡単に乗り越えられます。
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斜面を下る時には、前方に転倒しないよう後ろ向きに下ると安全です。
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脱輪しないよう、溝に対しては直角に、金網などに対しては斜めに進みましょう。
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広げる時には、フレームに指を挟まないよう注意しましょう。
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持ち運ぶ時には、跳ね上げ部など動く部分は持たないようにしましょう。
車いすのレンタル方法
車いすのレンタル方法は、以下の手順です。
- ケアマネジャー(または地域包括支援センター)に相談
- ケアプラン作成後、福祉用具貸与事業者を選定
- 福祉用具専門相談員と相談し選定
- 納品後に介護を受ける方の適合状況をチェック
- 用具決定後、福祉用具貸与事業者と契約
- レンタル開始
- アフターフォロー
レンタル料金は介護保険を利用すれば、原則定価の1割負担ですが、所得が一定以上の方は、2〜3割負担となります。
また、以下の図のように、要介護度によってレンタルできる福祉用具に制限があります。
要介護認定を受けていても、介護保険が使えない場合もあるので、レンタルの際にはケアマネジャーなどに相談してみてください。
車いすの購入方法
車いすのタイプや選び方が分かったところで、続いては購入方法を確認していきましょう。 ここでは、要介護認定を受けた場合と、受けてない場合の2パターンをご紹介していきます。
要介護認定を受けた場合
介護を受ける方が、すでに要介護認定を受けている場合は、担当のケアマネジャーが作成してくれたケアプランに基づいて車いすを決めましょう。
その際、リハビリの専門職である理学療法士や、車いすを販売するお店の福祉用具専門相談員などに相談することをおすすめします。
購入の場合は、長く使うことが予想されます。
したがって、最初の段階で介護を受ける方の身体状況に合わせた車いすを選ぶことは、非常に大切になってくるでしょう。
要介護認定を受けていない場合
介護を受ける方がまだ要介護認定を受けていない場合は、特に決まった購入方法はありません。 車いすの使用を検討するのであれば、一度要介護認定を受けてみるといいかもしれません。
初めて要介護認定を受ける場合は、まず市区町村介護保険の担当課もしくは地域包括支援センターに相談しましょう。 その後、居宅介護支援事業所などのケアマネジャーが、要介護認定の申請の手伝いをしてくれるので安心して任せて大丈夫です。
もし、車いすなど福祉用具を選ぶ際の困りごとがあればヤマシタにお任せください。
ヤマシタには以下のような特徴があります。
- 介護用品・福祉用具レンタル業界最大規模の30年の歴史と全国70拠点以上
- 即日対応するための365日フォロー体制※1
- 気づきを備えた1,000名以上の福祉用具専門相談員の在籍
ヤマシタは30年以上サービスを提供し続けており、歴史は深く、全国に70拠点以上あります。
また、土日を含め365日のフォロー体制が整っていることで、ご相談やご要望にスピーディに対応することができます。
さらに、社内研修が充実しているため、実力のある専門スタッフが在籍しています。
以上のことから、充実したサポートが可能であり、専門スタッフの気づきによって体にあった車いすを選ぶことができるのです。
車いすなど福祉用具を選ぶ際の困りごとや、購入、レンタル方法などについて、いつでもお気軽にお問い合わせください。
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まとめ
今回は、車いすの選び方について、車いすのタイプや種類、購入とレンタルの方法などを解説してきました。
車いすを選ぶ際は、各タイプのメリットで選ぶのではなく、介護を受ける方の身体状況に合ったものを選びましょう。
ヤマシタでは、福祉用具や介護用品に関する無料相談を随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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