10月17日、茨城県つくば市に「TSUTAYA デイズタウンつくば店」という店舗が新規オープンしました。
2022年10月に閉店したララガーデンつくば店の移転という位置付けとしても捉えられなくはないですが、それでも閉店時期に移転のことは言っていなかったこと、1年の間があったことから「新規オープン」と言ってもいいのですが。
というか公式には2023年4月に閉店した水戸市のTSUTAYA見和店の移転という位置づけらしく。それは無理がある。
で、この新店舗のヤバいところは、「CD/DVD販売」「CD/DVDレンタル」実施の店舗だということ。
各地すごい勢いでTSUTAYAが閉店し、幸いにして移転で再オープンしたとしてもだいたいの場合は「TSUTAYA BOOKSTORE」名義の書籍販売オンリーの店になることがほとんどな中、奇跡の店舗と呼んでもいいレベルです。
ちょっとどんなもんか気になったので、つくばエクスプレスに乗って見に行ってみました。
入り口付近は最近よくあるTSUTAYAと似た感じ。
書籍やCDよりも雑貨が目立ち、入り口横には日本各地の名産品・珍味が並ぶ、「ぬるい久世福商店」「ラインナップを絞り込み過ぎたカルディ」的なコーナーもあります。
が、その奥のCD/DVDコーナーは割と絶好調。
たとえば東京世田谷区のTSUTAYA馬事公苑店のレンタルコーナーは本日をもって閉店したのですが、正直全盛期を思えばすさまじく縮小された末での終了で。
それを考えると2023年のオープン店舗でこの充実っぷりは割とすごい。
そして特筆すべき点がこれ。
レンタルレコード復活。馬鹿じゃねえの。でもマジです。
考えてみれば、音楽のレンタルの法的根拠の大枠は1984年のレコードレンタル時代から変わっていないので、やろうと思ったら普通にできる。
それは間違いないんですけど、今現在の「レコード」流行りは「音楽を聴く」ことが第一の目的ではないので、これどこまでいけるのかと不安にはなるものの、品揃えはだいぶ雑だったので「とりあえずやってみて駄目ならいいか」くらいのノリではないかと思います。
どれくらい雑かというと、The Stranglersであったのが「Black And White」だけだったりとか。もしかしたら他のメジャーなアルバムは貸し出し中だったからかもしれませんが。
閉店が続く日本各地のTSUTAYAですが、フランチャイジーによってはまだまだやる気満々の企業もありまして。
この「TSUTAYA デイズタウンつくば店」をオープンさせたのは、茨城県ではおなじみブックエース。TSUTAYAフランチャイジーの中で今に至ってやる気満々の筆頭です。
それでも、茨城県はWonderGOOが割と危険水域で、そっちのTSUTAYAレンタルの方は相当数が既に撤収しているので、トントンです。