頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
アークナイツ
kindleセールの紹介
新NISA解説ブログ
発達障害

「テートクの決断」2-1 テートクの決断MIDWAY(前半) 日本海軍が快進撃を続けたのはわずか5ヶ月ちょっとでありその後は3年2ヶ月の間ひたすらボコボコにされるわけだが、とにかくこの期間は怒涛の勢いで領土を拡大した

スポンサーリンク

スポンサーリンク

というわけで2巻です。


太平洋戦争開始直後だけは、日本の戦い方は太平洋側に展開する各国をリードしていた。

日本は空母を集中運用することによって大量の航空機部隊で戦艦を集中砲火する戦法をいち早く導入した。

アメリカの空母は、この時点では太平洋側に3隻しか配備されておらず、日本は9隻の空母をもって一気に押し切ろうとした。


肝心なのは制空権を得ることであり、制空権を維持できている間はアメリカ海軍との戦いを互角以上に進められるはずだった

この戦略のため、一気に南方の各島々を占拠し、航空隊を配備する計画を立てた。

そのためにも、アメリカ空母をできる限り序盤で破壊しておきたかったが、真珠湾攻撃の際に空母に損害を与えることに失敗した。

実は真珠湾攻撃で空母破壊という目的を達成できなかった時点ですでに戦略が狂っていた。

真珠湾攻撃は勝利したが、戦術的勝利にとどまり戦略的には失敗。

大局的にはアメリカの戦意をくじくことにはならず、むしろ反日ムードを強めてしまった点もしくじったと言って良い。



資源確保を目的とした南方攻略ルートは非常に好調だった

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

マンガではこれらの戦いについてきちんと艦娘を登場させながら描写しているのでぜひ読んでみてほしい。


特にフィリピン攻略はかなり気合が入っており、数ヶ月にわけて何度も攻撃して力技で押し切った。

バターン半島攻略⇒コレヒドール攻略⇒ミンダナオ攻略という順番でどんどん侵略していった。



ちなみにマッカーサーの「アイシャルリターン」発言はフィリピンではなく3/20にオーストラリアで発言されたもの。

第二次攻撃が本格化するのは3/24以降なのでかなり早い段階で逃げ出していたね・・・


真珠湾攻撃の戦略的失敗もあり、ハワイ方面は想定より苦戦。

ja.wikipedia.org

アニメでも描写されていたが、ウェーク島での戦いでは如月が沈没した。

とはいえ、いったん日本が勝利を収めることになった。




ハワイ諸島の下側、ニューギニア方面およびビスマルク諸島を占拠することを狙ったR作戦が実行される。

ja.wikipedia.org

オーストラリア・アメリカ海軍との戦いに勝利。

これによりビスマルク諸島の「ラバウル」がこの地域の航空機舞台の中心的な拠点となる。

また、トラック諸島に海軍司令部が置かれることになった。

ただしこの時点でこの地域の米軍やオーストラリア軍を駆逐できたわけではないどころか
ニューギニアはオーストラリア軍と米軍がきっちりと押さえていたから非常に危険な状況だった。

ja.wikipedia.org

近隣に展開していた米軍から奇襲を受けてしまう。
ラバウル島は死守したが、貴重な攻撃機がほぼ全滅。戦闘機の掩護のない攻撃隊が大損害を受けることを示した。



本命の石油資源を確保するために、インドネシアのスマトラ島方面に進出。こちらは順調だった。

ja.wikipedia.org
英国軍を撃退。ここで本来の目的であった「南方油田」があるスマトラ島方面に進む。


ja.wikipedia.org
ABDA(米国・英国・オランダ・オーストラリア)連合軍との戦い。被害は出たが連合軍を撃退することに成功した。


ここで終わりではなく、ABDA本拠地があったのはジャワ島だったので
占拠したスマトラ島の安全を守るために連合艦隊を壊滅させる必要があった。


www.jacar.go.jp



勢いづいた日本軍は、ジャワ島を攻撃してABDA(米国・英国・オランダ・オーストラリア)連合艦隊を壊滅させる

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org



この時点では日本軍はアメリカ軍以外を圧倒していたし、アメリカ軍相手でも優位に戦況を進められていた。



零戦という装甲が薄い代わりにスピードを重視した特殊な航空機と熟練パイロットがいたおかげである。

インド方面にも進出し、イギリス東洋艦隊をセイロン沖から追い出した

ja.wikipedia.org



しかしご存知の通り、日本の優勢は間もなく終わることになる

ノリノリの日本軍の歯車を狂わせたのが「ドゥーリットル空襲」である。

ja.wikipedia.org

この空襲により日本陸軍もミッドウェー作戦・アリューシャン作戦を重大視するようになり

陸軍兵力の派遣に同意、ミッドウェー作戦は日本陸海軍の総攻撃に発展した。

昭和天皇の住む東京を爆撃されたことで山本長官のプライドが傷つき
アリューシャンからミッドウェーにわたる航空哨戒線を築くことで東京に対する二度目の米機動部隊襲撃を阻止する狙いがあったという推測や

二度目の東京空襲を防ぐためにミッドウェー攻略作戦を急ぐ必要があり
空母瑞鶴を有する第五航空戦隊の戦力が回復するのを待てなかったという推測もある




4000文字越えたのでいったんここまで。

この時点ですでにかなりのボリュームが有るのですが、これだけ書いてまだ半分です。やばい。

蛸壺屋の艦これ本は、まじで面白いのでみんなも読んでほしい。 はやく電子化しないかな。