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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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選挙にいかない人に「なぜ選挙にいかないのか」と聞いてもその答えは参考にならない →「未顧客理解」という概念を試してみよう

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とりあえず期日前投票に行ってきました。

んで、こんなツイートが話題になってましたが・・・こういう聞き方をしても無駄だと思うよ

まぁだいたいこういうお行儀の良い答えが返ってきますがこんなん嘘ですよ。

こういう反応がかえってくるのは、なんか選挙いく人は偉くて選挙行かない人はダメだみたいな空気があるからです。


ぶっちゃけ選挙言ってる人も真面目に考えてる人なんてそんなに多くなくて、なんとなく行ってるだけの人が大半ですよ。だって選挙に関して他人に説教かましてる奴らだって、とりあえず自民に入れるな、だけしか考えてないくせにやたら態度でかいでしょ。あの人たちに地元の候補者の公約とか実績聞いても答えられませんよ。選挙行ってるというだけでマウント取ってくるような輩はダニング某のサンプルと思ってりゃいいんですよ。他になんも誇れるものがないから選挙行ってるだけで偉いとか思っちゃう救いがたきものどもですよ。Mさんも案の定というか、選挙いっただけで偉そうにイキってて笑っちゃうんですよね。


私は選挙なんざ行っても行かなくても大して変わらんと思ってるよ。後述の理由で私はいったけど、別に行ってないひとにマウントできるような話じゃないと思う。


そうやって行かない人を責めたりすればするほどだんだん選挙行くのがなんか大ごとになっていくし、選挙行くことが正しいのになんで行かないのか、みたいな考え方になっちゃって誤った呼びかけが増えていくんちゃうかな。ほんま悪循環もいいところだよね。




責められるべきは選挙行かない人よりもまず選挙を運営してる自治体の選挙の重要性を舐め腐った態度でしょ

選挙増やしたければさ、そういう理念的な話して選挙行かない人を責めてマウントととって気持ちよくなるより先にやることあるでしょ。そもそもなんで国民同士で分断してんの。


先に攻めるべきは、そもそも国が選挙というものを軽く考えすぎなことでしょ。

気軽に解散しやがってよお。準備も全然しとらんやん。

投票所をもっと増やすとかさあ、商業施設と提携して間口を増やすとかできるはずなのにさあ、全然やらんもんな。


関西の実家にいる時は自宅から徒歩2分のところに投票場所あったから選挙に行かない選択肢がなかったけど、今住んでるところに引っ越してから投票所遠すぎてびっくりしたわ。


最寄りの場所が自転車で20分かかるのまじあり得ないんだが、、、そんなんで老人以外くるわけないだろ舐めてんのか。そもそも市全体で6つしか投票所がない上、病院の近くとか公民館の近くとか、職員と老人に配慮した場所にしかない。もう最初からジジババの方しかみてない。


選挙運営する側がまともに選挙やる気を感じられない。なのになんで選挙行かない側が責められないといかんのだふざけんな!選挙いってほしいならまず選挙行く気になった人がスムーズに投票できる仕組み調えろや、とか投票所の受付やってる爺さんの態度がでかいんだよとか、投票所の近くに自転車止める場所ないのも舐めてるとかさ。


実際に投票所に行けば、選挙に当たってもう色々言いたいことどんどん出てくるんだよ。わかるか?こういう意見が出てこないって時点でもう選挙やるってレベルじゃないのよ。本当に選挙行ってる人が少なすぎて問題点が共有されてない。



SNSやってる若い人はさあ。投票所いくだけでこれだけ呟くネタが豊富に手に入るのにその機会を無駄にするとか何をやってるんだ。普段目立ちたくて他人のパクツイとかやってる暇があったら投票所にいけ。そして行政をディスってオリジナルネタでバズれ。そんなことも思いつかないならもうSNSやめろ。賢い奴は投票所に行ってちゃんとネタをゲットしてる。どうせお前ら選挙いくなんて真面目だしコスパ悪いからいかない方が賢いとか思ってんだろ。ごたくはいいから、お前らはやったことないことはとりあえず一回やっとけ。その上で本当に何もあることなかったならその時初めて言え。一度もやったことないくせに他人の言葉に引っ張られてやったこともないことを否定してんじゃねえよ。お前らこれから数十年間そのスタンスでいるつもりかよ。そんなやつはもう人生詰んでるぞ。


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と、そんなわけで。



私は前回と違って最寄りより遠いけどイオンの一階の催事場に設置されてる投票所に行きました。どんな感じかみてみたかったし。



こちらはさすがというか、誘導もしっかりしてたし、説明もわかりやすかった。選挙きた我々にお疲れ様ですって声かけしてくれる人もいた。
ボランティアだから文句言いにくいところあるけど、思うけどジジババ主体で運営してた最寄りの投票所とは天地の差があったね。しかも終わったあと買い物もできるしもう全然体験として違うんよ。



もう自治体はスーパーとかと提携してもっと投票所増やすとかしようよ。投票時代の枠組みはすぐに変えられないのはわかるよ。本人確認大事だしいきなりネットで投票しろとかは言わないよ。けど集計の仕組みとかはそれほど問題なくIT化できるだろ。できることやれよ。



そういうこと全然や立てない状況でさあ、仕事にも行かなくて暇を持て余してるジジババが選挙いかない若者を責めれる立場かよ。選挙行く途中、開店前のスーパーにバアさんたちがたむろして行列作ってたのドン引きしたぞ。どんだけ暇なんだ、、、そのノリでクリニックも並んでるなら医療費削減されても文句言えんやろとかもう言いたいことすごいたくさんあるわけでマジで選挙はネタの宝庫やぞ。




話が壮絶に脱線したけど、本当に選挙行こうとしたとか行ったことがある人だったらこういう反応になるはずなんですわ。
なのでこういう頭でっかちのツイートしてるひとについては行かないことを決めてあとからそれっぽい理由を述べてるだけだと思ってたほうが良いと思うよ。

「明確な意思を持ってあえていかないと選択している人」はほとんどいない。明確にアンチ選挙って考えの人は「白票を投票する」くらいの行動を取ってます。つまり投票には行くんです。
大抵の人は「行く理由がない」「行ったことがないからいかない」「面倒くさいからいかない」などなど「積極的に行こうと思う理由がない」「インセンティブがない」「他の用事のほうが大事」だからいかない。ただそれだけです。




私は今年の10月13日にはじめて競馬場にいって馬券をリアル会場で買うという経験をしましたが、

なんで今まで一度も行ったことがなかったかというと「誰も一緒に行く人がいなかったから」「誰も周りに馬券の買い方を教えてくれる人がいなかったから」以外の理由は全くありません。

ウマ娘のおかげもあって別に競馬にネガティブイメージもなかったしネットでは馬券を買ったこともあります。

それでも、なんかきっかけがないと競馬場なんでわざわざ行かないんです。

家族や友人か先輩か。誰か一人でもそういうことをやってる人がいたら多分もっとはやく競馬場行ってただろうと思います。

逆に、私は今でも全く興味がないのに競艇場には先輩に連れてってもらって大学の時に行ったことが在りました。

そのため競艇場のほうが気軽に出入りできるという状況でした。



そんなもんだと思います。




一番目の理由は「親が投票にいかないから自分も投票に行ったことがない」「最初の一回目のきっかけがない」だし二番目も「候補者のことを誰も知らない」「誰に投票していいいのかわからない」と考えておいたほうが良いです

NHKのニュースでもだいたいそのような分析がされていますね。

www.nhk.or.jp

親が投票に行かないと、どうしても子どもが行くということにはなりづらい。投票率の低さは若者の問題ではあるけれど、親や家族の意識の問題という側面もあるのではないかと思っている。

高校時代は何のために選挙に行くのだろうと疑問に思っていた。授業で選挙制度について学んだ際に先生に聞いてみたら『とりあえず行ったほうがいいよ』と言われて。あ、そんなものなのかと。

候補者が何を考えているのか、どういうことを思っているのか目に付く機会が少ない。調べたら出てくるけど、見ようとする人には見えて、そうではない人にはまったく見えない状態。


そんなもんです。

選挙を大事に思ってる人は、選挙に行かない人になんか理由があると思ってるかもしれませんが「行かない理由」なんて無いんですよ。「行く理由がない」んです。

そして、当たり前のように選挙に行ってる人は「行くべき理由」をその人達に提示できない。 



マーケティングの世界ではこういう人たちを「未顧客」と読んでおり、それに特化したマーケティングをしています。

すでに顧客になっている人(選挙に行ってる人)が考えた言葉やマーケティング施策は、未顧客には刺さりません。
そのことをよく考えて、「未顧客」のことを理解しないと的はずれな施策ばかりが乱発されて、それこそ金の無駄になってしまいます。




投票に行かない人は選挙に行くという行動パターンが自分の中にない、をまず最初に考えた方が良いかも

一回か二回行けばだいたいその後は行くようになる人多いと思う

投票に行く意義とかはその壁を乗り越えた人に丁寧に説明してあげればいいと思う。行ったことない人はそういう話を真面目に伝えても聞かないよ。



私が投票に行く理由

まあ普通にこれですけどね。

本当に政治についてなにがしかを考えてる人なら、余計な言い訳をせずにさっさと選挙に行く方が楽です。
選挙に行かないことの弊害は非常に大きい。

どんなしょぼい選択でも投票行ったほうがメリットがでかいです。そのデメリットのことを他で代替しようとするより、とっとと選挙に行ったほうが楽です。私は毎回地元選挙区の候補者のことなんか全然知らないし深く考えてませんが、あれこれ面倒だから選挙に行ってます。

これがわからない人やわかりたくない人というのは自分だけよければそれでいいっていう個人主義の人なので、社会に対して文句言うのやめたらよろしい。自分でなんでも問題を解決したらよろしい。「投票にも行かない」と断固たる意思で主張し、投票に行くのは無駄と言いながら、それにもかかわらずSNSとかはてブで政治の文句言ってるやつがいたらその人だけは馬鹿だと思います。投票に行かない事自体は全く問題ないと思うけど、投票に行かないことによる不都合は自分でちゃんと引き受けるべきで、投票には行かない、でも政治の文句言わせろ、といってるやつがいたらそれはただの幼稚園児からやり直したほうが良いです。それを口にして恥ずかしく無いということ自体が人として終ってます。



しかし、一度も行ったことがない人からすると抵抗があるだろうし、まして親が選挙に行かない人ならその抵抗感が強いでしょう。そういう人は、まぁ一度行ってから考えたほうが良いと思いますけどなんかきっかけがないと行かない、ってのはしょうがないかな、と。



しかし上記のような「おっさん側の論理」をいくら言っても意味がない。未顧客理解の五原則を考えるなら、ちゃんと若者(未顧客合理性)を理解し、彼らの合理性にフィットする「文脈」を提示する必要がある

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