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2025年01月09日 15:46 / 経営
千葉県トラック協会は1月1日、成田国際空港の長時間待機を改善するため、協会に「航空貨物協議会」を設置すると公表した。
池田和彦会長は、同日の年頭挨拶で、「昨年は成田国際空港の長時間待機を改善するために、成田国際空港などと『航空貨物の2024年問題対策協議会』を発足させ、特に待ち時間が長期化している輸入貨物への『トラックドックマネジメントシステム』を導入していただいた。今後の長時間待機改善に向けての課題を継続検討するため、協会への『航空貨物協議会』の設置を進める」と述べた。
また昨年は、千葉運輸支局のGメンによる各地区での意見交換会、成田空港貨物事業者との意見交換会を開催し、荷主情報の提供を行ったが、今年もこの取り組みを実施する。協会会員に対しては、荷待ち時間の長い業種・業界にトラック協会として改善の申し入れをするための、意見や要望を出して欲しいと求めた。
なお国土交通省では、「トラック・物流Gメン」を運輸局・運輸支局に設置し、荷主対策の深度化と長時間の荷待ち等が恒常的に発生している荷主の情報収集を行っている。しかし、特定の業種では荷主先での長時間の荷待ちが常態化しており、物流事業者だけでは解決が難しい課題となっている。このため、千葉県トラック協会でも昨年の省令改正を受け、適正化指導員による、いわゆる「Gメン調査員」を5名選任し、悪質な荷主の情報収集を千葉運輸支局のGメンと連携して行っていく。
一方、ドライバーの「働き方改革対応」「人材確保対策」として、大型・中型・けん引等の運転免許取得に対する助成、人材募集広告に対する助成を継続するとともに、特定技能制度による外国人ドライバーの受け入れに向けた対応を図る予定。昨年は、各地のハローワークとタイアップし、ドライバー人材確保の企業説明会を県内数カ所で開催し、新改善基準告示の説明会も協会や各地の労働基準監督署と協力して各地で開催している。
この他、池田会長は「昨年は県内事業者による重大事故が発生するとともに、八街市で発生した白ナンバーによる悲惨な飲酒事故の後も、県内事業者による酒気帯び事故が散見されており、改めて会員事業者には、ドライバーへ点呼時の確認徹底や、安全教育により、飲酒運転の撲滅と輸送の安全確保に取り組んでいただきたい」と要請している。