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2023年08月09日 14:58 / 車両・用品
三菱ふそうトラック・バスは8月9日、走行不能に至るおそれがあるとして、大型トラック「ふそうスーパーグレート」のリコールを国土交通省に届け出た。
対象となるのは、2022年12月~2023年6月に製造された3642台と、車両製造後に修理で対象となる部品が組付けられた車両20台、また交換修理用部品(6R20エンジンAssy)として出荷し組付けられた車両が特定できないものが11個(出荷期間2022年12月~2023年6月)。
不具合の部品は排気ロッカーアーム。6R20型エンジンを搭載した大型トラックにおいて、排気ロッカーアームのアジャストスクリューの潤滑性能が不十分なため、長時間のアイドル運転を行うと早期にアジャストスクリューが摩耗及び破損して異音や出力の低下が生じることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、バルブブリッジが脱落してエンジンが破損し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。これまでに事故はないが、19件の不具合が報告されている。
三菱ふそうでは、恒久対策の準備に時間を要するため、暫定措置として長時間のアイドリング運転を行う場合の対処方法を記載したリーフレットをダイレクトメールに同封して配布する。 なお、恒久対策の準備が整い次第、ダイレクトメールにて再度連絡する。
<改善箇所>