天文教材開発で優秀賞 二宮高校科学部
高校生ならではの新しい視点を持って星空を楽しむ教材を開発するコンテストで、県立二宮高校科学部が仕掛け絵本「Zodiac」(英語で黄道12星座の意)を製作。関東1都3県から出場した6校のなかで1位となる優秀賞を受賞した。
教材開発にあたったのは、科学部天文班の石川千郷さん・熊澤美幸さん・坂田恭一郎さん・佐古愛里菜さん・杉山陽香さんの5名。日頃、天体観測をしている部員たちが「天文好きな人を増やしたい」という思いを出発点に、子どもや天文初心者にも分かりやすく、星空を見上げてみたくなるグッズを考案することに。昨夏からアイデアを出し合い、星の神話と星座観測に役立つ情報を仕掛け絵本にまとめた。最も苦労したのは仕掛け。コピー用紙で試作を繰り返したという。放課後遅くまで製作に打ち込み、3月28日のプレゼンテーション前日に完成した。
審査はコンテストを主催した光学機器メーカー(株)ビクセン社長、国立天文台の渡部教授が行い、二宮高校の提案は「インパクトがあり、商品としての実現性が高い」と評価された。顧問の河端教諭は「発表の機会が少ない文化部員が力を合わせ課題に取り組み、受賞できたことは大きな自信と励みになる」と話していた。
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呼び出しベルでオンリーワンに6月28日 |