●フードライターの家に伝わるおばあちゃんの個性的なメニュー「キャベツご飯」とは? おいしすぎるそのレシピについて語っていこう。
母が「どうも同じ味にならないのよね」と言いながらも作る「キャベツご飯」という料理があります。洋裁の仕事に忙しかった祖母は、船乗りの祖父が夜勤で帰らない日に、よく「キャベツご飯」を作って母たち兄妹に食べさせていたそうです。母は懐かしさで、たまに食べたくなるらしいのですが、どうやら同じ味を再現するのが難しいようなのです。
「キャベツご飯」は元々、農家の家庭で育った祖母たちが戦時中に食べていた「ジャガイモご飯」や「カボチャご飯」の延長のようなものだそう。少量のご飯をかさますためにあみ出した節約レシピなのだとか。
祖母に作り方を電話で聞いてみると、“レシピはないよ”という豪快な回答が返ってきましたが、基本材料は抑えつつ、詳細な工程は母にも聞いてレシピ化してみました。ぜひ、お試しあれ!