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コロナ禍 → リモートワークをきっかけに、趣味も仕事も楽しめる欲張りな家を建てた【エンジニア、家を建てる】

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた

職業柄、「よりよいもの」や「よりよい環境」を求める方が多いエンジニア。そんなエンジニアの「家づくり」にはきっと、さまざまなこだわりが詰め込まれているはず。

注文住宅を選んだエンジニアに登場いただく「エンジニア、家を建てる」。第2回はrela1470(渡辺 淳)さんに寄稿いただきました。

rela1470さんが注文住宅を購入したのは、新型コロナウイルスの感染拡大でリモートワークがメインとなったことがきっかけ。ワークスペースはもちろんのこと、サウナルームや防音室なども導入し「仕事」と「趣味」どちらもとことん楽しめる空間を手に入れました。

東京・表参道の株式会社KyashというFintech企業で、コーポレートエンジニアをしているrela1470と申します! 2021年5月、茨城県取手市に念願の一戸建てを手に入れ、妻と2人で楽しく暮らしています。

業務内容にいわゆる情シス業が含まれているため少なくとも週に一度は出社していますが、基本的には自宅でリモートワークがメイン。 また、妻はフリーランスのデザイナーなので、2人とも家が“職場”です。

だからこそ、家を建てるときは「仕事」と「自分たちの好きなこと」が存分に楽しめる場所になるよう、しかし予算は抑えて……と工夫しました。今回はそんな私たちの自慢の家を紹介したいと思います。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 次世代ガルバリウム鋼板(※)のシックな外観はご近所でも目立ちます
※ガルバリウム鋼板は日鉄鋼板の登録商標です

わが家の「スペック」

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に建てた家 間取り図 rela1470さん邸の間取図
  • 竣工年月:2021å¹´5月
  • 家族構成:2人(夫婦)
  • エリア:茨城県取手市
  • 土地、建物の広さ: 土地427.32㎡(129.26坪)、建物(延床)132.48㎡(40.07坪)
  • 部屋数: 4LDK(2階建て+屋根裏)
  • 価格: 3800万円
  • 住宅ローンの借り入れ先:LIXILホームファイナンス(【フラット35】S)

〜 私の家づくり3カ条 〜
🏠 「サウナ」「防音室」「性能」などこだわりたい部分にはしっかり予算を割く
🏠 ベランダなど不要なものはなくす&DIYも取り入れてコストカット
🏠 ネットワーク設計にはガチで取り組む

【目次】

家を購入したきっかけは「新型コロナ」だった

小さいころから「広い庭でバーベキューやプール遊びができる家を買って、騒音を気にせず伸び伸びと暮らしたいな...…」と夢見ていました。

本格的に家の購入を考え始めたのは2020年5月ごろ。それまでは表参道の職場までバス1本で通える約10万円の2DK賃貸アパートに住み、都会暮らしを謳歌(おうか)していました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 当時の部屋の様子。夫婦ともにモノが多く、2DKでも手狭でした

コロナ禍でリモートワーク前提の働き方になり、快適な仕事環境を整えたいと考えた人は少なくないと思います。自分もそうで、新たな賃貸に引越してもいいけどちょうど30歳になったし、もし新型コロナの感染が収束してもIT業界はリモートワーク前提の働き方を継続できるだろうし、いっそ家を買っても良いのではないかと考えたのです。

リモートワーク前提で快適な仕事環境を備えた、そして小さいころからの夢もかなえる最高の家をつくろう!と、実現に向けて検討を始めたのでした。

予算×職場までのアクセス×広さを考慮し「茨城県取手市」に土地を購入

土地を探すにあたり、以下の3つの条件を決めました。

予算 → 3000万円

まず決めたのは予算。無理なく払えていた今までの家賃「10万円」をベースに、35年ローン前提で土地+建物で3000万円としました。

職場までのアクセス → 1時間半以内

自分の場合はフルリモートワークではなく「週に1度は出社」という働き方なので、無理なく通えるよう「オフィスがある表参道駅まで1時間以内」で土地を探しました。しかし余裕のある庭をつくれるような広さとなると、ことごとく予算オーバー。

悩んだ末「庭をつくる」という夢を優先し、通勤時間を1時間半の範囲に広げて探したところ、茨城県取手市にあった今の土地と出合えました。

茨城県と聞くと都内から遠い印象を受けるかもしれませんが、千葉県柏市、我孫子市と利根川を挟んで接しており、実は都内からのアクセスは良好。移住支援にも力を入れています。

▼ ほどよく絶妙とりで

家から徒歩5分のところに小さな私鉄駅があるものの、自分の場合は車で5分のJR取手駅をよく利用します。妻に送迎してもらうことが多いですが、自分で運転して駅前の駐車場に停めても1日450円くらい。バイクや自転車に至っては無料です。

JR取手駅は常磐線始発駅で利便性も良く、電車運賃が安く設定されている電車特定区間でもあります。JR東日本が定義する「首都圏」のギリギリ範囲内といったところでしょうか。

ちなみに朝と夜の通勤時間帯のみ、表参道まで東京メトロ千代田線が直通運転しています。乗り換えなし1時間13分で行ける便利なルートではあるのですが、時間帯が限られているのと、週1の出社で“小旅行気分”も味わいたいという気持ちから、自分はJR上野東京ライン特別快速のグリーン車で通勤しています。新橋まで約45分、そこから東京メトロ銀座線に乗り換えて約10分と、通勤時間が短くなるのもポイント。

広さ → 何より優先しつつ、コストも意識

さて、今回購入した土地は約430㎡で600万円と、取手市内でも安い部類に入ります。地元の不動産業者に何回か通う中で、紹介してもらいました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 工事着工前に行う地鎮祭は神式が一般的ですが、珍しく仏式で「地鎮式(起工式)」を行いました

安さの理由はいわゆる「訳あり」だから。道路や周囲の土地より低い「くぼ地」なことに加え、自治体のがけ条例(がけ崩れや土砂流出等の災害から建築物と敷地の安全を確保するための規定)によって、建物が建てられる箇所に制限がある土地だったのです。そのため約430㎡と広い土地にもかかわらず、建築面積(建物を真上から見たときの面積)は200㎡ほどになりました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 広いですが、道路より低く、奥に高台があります

くぼ地となると浸水など水害が心配なので、事前にハザードマップや治水を調べたところ、意外と問題なし。地盤も猿島台地(茨城県の南西部に位置する台地)の上に位置しており、しっかりしていました。建物が建てられないスペースは庭にすれば良いし、熟考の結果、購入することにしました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 図にするとこんな感じ

銀行ローンの審査が通らず【フラット35】Sを利用

住宅ローンに関しては当初、茨城にある地方銀行の変動金利型を希望していました。

しかし、転職から1年未満だったためか、地方銀行は仮審査の時点で通らず。申込時に勤続年数の少なさが響くかもといわれていたものの、本当に落ちるとは思っていませんでした。銀行ローンは転職文化が色濃いエンジニアと相性が悪いですね。

最終的には、【フラット35】の中でも断熱性や耐震性などに優れた高性能住宅を対象に、一定期間割引が適用される「【フラット35】S」を利用することに。【フラット35】は銀行ローンなどと比べると審査が通りやすいといわれており、勤続年数が少ない人は一度検討してみるとよいかなと思います。

新3大疾病付機構団信に加入したため、変動金利型と比べるとかなりの金利の差が出てしまいましたが……。それでも充分に低金利だと感じていますし、固定金利のおかげで返済計画も立てやすくなり、結果的には満足しています。

【フラット35】はさまざまなローン会社で取り扱っていますが、それぞれに「サービスの違い」はあまりありません。自分たちの場合は、住宅にLIXILの建材や製品を多く採用しており、それらの延長保証サービスが付随する&依頼した建築会社でも取り扱いがあり窓口が一本化できるという理由から、LIXILホームファイナンスを選びました。

夢をかなえるために、(予算内で)とことんこだわる

家を建てるにあたり悩んだのが「スペック」と「デザイン」のどちらを優先するか、でした。

住宅分の予算を1000万円ほどオーバーするものの、断熱性や気密性などスペック重視のプランを組んでくれた建築会社。デザイン性に優れており、なおかつ予算内に収まるよう提案してくれた設計事務所。

どちらからも魅力的な提案書をいただきましたが、一生モノの買い物なのでできるだけ良い性能にしたい、ベースの性能は家を建てるときにしか決められないと考え、妻とも話し合ってスペック重視の建築会社に依頼しました。

土地と家を含めた最終的な金額は、当初の予算を800万円ほどオーバーした約3800万円。35年ローンで、月12万円弱の支払いになりました。

スペック向上に予算を割きつつ、その他の部分でコストカット

予算を上乗せすることになった「スペック」がどんなものかというと、まずは高気密・高断熱・高耐震をうたうLIXILの独自パネル工法「スーパーウォール」を採用。窓まわりも断熱性が高い「サーモスX」を選び、高気密高断熱のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)仕様を実現しました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 工事開始は12月でしたが、工事業者さんからも暖かいと評判でした!

スペック面で予算を割いた分、ほかの部分はコストカットを意識。例えば家の形は真四角にしたほか、シンプルな片流れの屋根にすることで家全体を単純な形にし、設計の単純化と将来の外壁補修コスト削減を狙いました。あとはメンテナンスコストも考慮し、ベランダはつくりませんでした。

夫婦ともに大好きなサウナを自宅に

家のスペックの次にお金を掛けたのが、サウナをはじめとする入浴スペースです。夫婦ともにサウナが趣味& せっかくの注文住宅なので、浴室のそばにサウナルームをつくってしまいました!

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 導入したのは家庭用サウナメーカー・ティーロヒーロ社の電気サウナストーブとサウナドア。コストが削減できるということで、サウナルームは大工さんに造作してもらいました。

3人ほど入れる広さなのでかなりゆったりできますし、 プライベートサウナなのでロウリュもやり放題。何より周囲を気にせず、好きな体勢で入れるのが最高です!

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた かるまる 池袋と同じ間接照明を見つけて採用

すぐに外に出て外気浴ができるよう、脱衣所に勝手口も付けました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた

サウナルーム横の脱衣所のダクトレールにはプロジェクターを設置しており、サウナに入りながら好きな映像を楽しむこともできます。

もともと、脱衣所にはダクトレールが付いていなかったのですが、DIYで増設しました。配線についてはめちゃくちゃ考えたはずなのに、やはり住まないとわからないことはありますね。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 僕をはじめエンジニアの皆さんならもっているとは思いますが(もちろん冗談です)、電気周りの増設には第二種電気工事士の免許が必要です!

お風呂も好きなので、LIXIL最上位モデルの「スパージュ」というシステムバスを導入しました。肩湯、ジェットバス、天井シャワー、打たせ湯、サラウンドスピーカー、32インチのテレビが付いていて、毎日の入浴が楽しみです。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた

仕事部屋の設備はDIYでコストカット

夫婦ともに日中ほとんどの時間を過ごす仕事部屋は、1階のLDK横に配置し水分補給やおやつ休憩を取りやすくしました。

また、将来この家で子育てすることになったら……と考え、仕事部屋に接するLDKと廊下の間にはガラスのスライドドアを導入。部屋の“境界”をあえてゆるくしました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 日も入ってきて気持ち良いです

予算の都合もあり、棚や机の造作は行わずすべてDIYで設置しました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた ホームセンターで板をカットしてもらい

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた ヤスリがけと塗装を行って

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 完成!

今も机の脚を昇降できるFlexiSpotにカスタマイズしたり、壁一面の収納棚を増やしたりと、ちょこちょことDIYで手を加えています。

映画やゲームを大音量で楽しめる防音室

サウナと同じ「趣味のためのスペース」として、2階に防音室もつくりました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた

100インチのスクリーンと5.1.2chのサウンドシステムに対応したホームシアターで、思う存分映画やゲームを楽しめます。

ご近所の皆さんに迷惑を掛けないよう、防音まわりが得意な建材メーカー・DAIKENの中でも最もグレードが高く、プロニーズ対応の本格的な「プレミアム★★★防音」を採用しているので、防音性もばっちり。

……と、予算は防音の性能面と映像・サウンド面に割いたので、それ以外はすべてDIYで設置しました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 本棚DIYの様子

この部屋は夫婦の趣味部屋も兼ねているため、マンガにゲーム、映像ディスクなどさまざまなものが置いてあります。

DIYで棚をつくったのは仕事部屋に続き2部屋め。DIYの腕も少し上がってきており、キレイにできたかと! ただ、自分たちの荷物の多さを甘く見積もっており、壁一面に収納をつくっても収まりきりませんでした……。

わが家のネットワーク設計

もう一つこだわったのが、本業中の本業であるネットワーク設計。

一戸建ては通常、情報分電盤の中にネットワーク機材をまとめて収納することが多いようですが、自分はNASやテレビの録画サーバーなどもまとめて置きたかったため、専用のクロゼットを1階廊下に設置しました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 手前がネットワーク専用クロゼット

見た目がごちゃっとしがちですし、そもそも機材の排気音はけっこう大きいので、騒音対策のためにもクロゼットの扉を閉めたい。しかし、同じくクロゼット内で自宅サーバー等を運用している友人いわく、閉めっぱなしで運用するには熱対策が必須とのこと。

そこで、クロゼットの上部に換気扇を設置し、SwitchBotの室温センサーで30度を超えた際に稼働するように設定しました。

さらに内部には熱交換塗料という、熱エネルギーを運動エネルギーに変える性質がある塗料を塗ってもらいました。そのおかげで、今のところクロゼットを閉めても熱暴走することなく運用できています。

加えて、できるだけ安定した電源確保のため、クロゼット内には多めのアース付き3P電源口、そして外からの引き込み線口を用意。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 3P電源8口、引き込み口2口、TV用のアンテナ線を最上段にまとめて設置

そして天井には、各部屋へ繋がる空配管を用意してもらいました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 天井点検口を手前に付けてもらいました

部屋間のLANケーブル配線は、Amazon Basicsの既存品15.2mのケーブルを利用。カテゴリ7をうたっているのにRJ45端子という本業では絶対に選ばないケーブルでしたが、自宅用だし値段が安かったのでお試しで使ってみました。結果、思惑どおりCAT6AのS/FTP相当品として今も安定運用できています。ただし接地がD種接地と共通なので、いつか機能用接地にしてみたいですね。

配線作業は通線ワイヤーを先に通し、LANケーブルを引っ張るという流れなのですが、最初に買った通線ワイヤーが太すぎて、途中のカーブで引っ掛かってしまうという失敗もありました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 天井裏で10本以上の配線作業。とても労力が掛かりました……

機器構成は、ルーターにYAMAHAのNVR510。親HUBとしてAruba Instant On 1930 24G 4SFP + 195W Switch。全ポートPoE給電対応のもので、各部屋の島HUBやアクセスポイントもPoE受電で動いています。

無線LANはアクセスポイントとして、Wi-Fi 6に対応しているAruba Instant On AP22を1階と2階に1台ずつ設置。ただ、屋外にある監視カメラやインターホンには2.4GHzでも電波が届かなかったため、急きょ余っていたCisco Meraki MR33を屋外に追加設置しました。

高気密住宅はメリットも多いですが、外壁が厚いため電波が全く通らないのはデメリットだと思います。無線LANだけでなく携帯の電波も圏外になってしまうことがわかり、契約している通信キャリアにお願いして、宅内にフェムトセルを設置してもらいました。

まだまだある、わが家のこだわりとこれから

ここまでわが家のこだわりをたくさん紹介してきましたが、正直、まだまだ紹介しきれません。最後に急ぎ足でアピールさせてください。

カラフルな内壁

自宅設計時に夫婦で役割分担をして、外壁や内壁の色などデザイン面に関しては全て、デザイナーである妻におまかせしました(自分はコンセントの場所や照明設備、ネットワーク周りの設計を担当)。

お願いした建築会社は塗装が得意とのことで、何色でもサービスでやってくれ、内壁はとてもカラフルになりました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた トイレだけでも壁の色が3色!白い部分は漆喰(しっくい)で、脱臭、調湿作用があります

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 寝室の様子

とことんスマートホーム化

自分はIoT家電が好きなのですが、取り付けコストや今後の製品買い替えを見越して備え付けの機器は導入せず、全て外付けの機種を選定しました。

玄関の鍵はSESAME4、インターホンと監視カメラはArlo Essential、照明はPhilips HueとIKEA TRÅDFRI、電動ブラインドはIKEA FYRTUR、太陽光発電のモニターはNature Remo E、各部屋の室温センサーはSwitchBot。そして各部屋にGoogle Home Miniを設置し、すべて声で操作できるようにしました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 声で開け閉めできるIKEAの電動ブラインド「IKEA FYRTUR」が最近のお気に入り

また、天井にはできるだけダクトレールを設置してもらい、今後の拡張性にも配慮しました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた ダクトレールは拡張性が高く便利です

監視カメラの給電コンセントはメンテナンス性を考え、屋外ではなく屋内に設置しました。住んでまだ半年ですが、既にケーブル交換の必要イベントが1度発生しており、メンテナンス性を優先して良かったと感じました。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 屋外設置の監視カメラの給電コンセントは室内に

屋根裏部屋に固定階段

荷物が多い家庭のため、屋根裏収納を最大限活用できるよう、はしごではなく固定階段を設置してもらいました。

おかげで荷物の出し入れがしやすくわが家にはぴったりでしたが、そもそも屋根裏収納(小屋裏物置)の取り扱いは自治体によって条件が異なったり、階段を設置することで固定資産税の対象になったりと複雑な面もあるので、検討する場合は注意してください。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 便利な屋根裏収納

“メーカー縛り”で実質無料の太陽光発電をGET

今回、ほぼすべての建材、窓、什器などを同じメーカー(わが家はLIXIL)で統一することで割引が効き、全体のコスト削減につながりました。

ちなみにLIXILでは新築でZEH仕様の住宅を建てると、実質無料で太陽光発電システムを設置できるサービスを展開しており、わが家も導入しました。

このサービスを契約すると売電収入は入りませんが、昼間の電気は使い放題です。うちはシンプルな片流れの屋根にしたおかげで、家庭用の最大容量である9.9kW分のソーラーパネルを載せられました。

おかげで昼間は電気サウナヒーターを入れても0円で、月々の電気代のうち40%くらいは太陽光発電で賄えています。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 屋根全体に太陽光パネルを設置

ウッドデッキに水風呂。これからもカスタマイズを続けたい

主に予算面を考慮して、竣工時点ではかなえられなかった要望もあります。

まずは、設計段階ではLDK横に設置する予定だったウッドデッキ。途中で他の予算に回したためなくなってしまい、DIYすることにしました。今は整地を頑張っています。今年中には完成したいところ。

コロナ禍とリモートワークをきっかけに、茨城県取手市に家を建てた 気を抜くと庭がすぐ雑草だらけに。頑張ります!

あとはサウナには欠かせない水風呂もほしい。現在はビニールプールで代用していますが、せっかくなので常設の水風呂をウッドデッキにつくりたいと考えています。

ただ水道水だとどうしても水温が安定せず、特に夏は温度が上がってしまいあまり気持ちよくなれない。なので、井戸を掘って地下水で水風呂に入れるようにしたいです。今年こそは!!

§ § §

せっかく小さいころから憧れていた「自分の家」を建てるなら、といろいろなことを欲張った結果、夫婦ともに大満足な家が完成しました。

コストカットのためDIYなど自分たちで手を動かすことも多いですが、それも家づくりの一つの醍醐味。これからもよりよい空間を目指してカスタムしていきます。

🏠 「エンジニア、家を建てる」アーカイブ🏠
●第1回:効率よく「時短」できる家

🏠 とことんこだわれる。それが「注文住宅」🏠
● 夢の“ソーラーハウス”を手に入れた
● 湖畔を見下ろす絶景サウナがある家
● シアタールームで、趣味に没頭。

著者:rela1470

rela1470

IDaaSやPHPが得意な金融ベンチャーのコーポレートエンジニア。夫婦でデザイン事務所もやってます。


Twitter:@rela1470

編集:はてな編集部