菅原勲師、被害男性に謝罪し示談成立「失った信頼取り戻せるように」

[ 2013年7月29日 06:00 ]

会見で頭を下げる菅原勲師。右は同席した瀬戸幸一岩手県調騎会会長

 23日に知人男性(51)を殴るなどの暴行容疑で、岩手県警水沢署に逮捕された岩手県競馬の菅原勲調教師(50)が28日、盛岡競馬場で「おわび会見」を行い、謝罪した。菅原師は「私の軽率な行動で多くの方々にご迷惑をおかけし、応援してくださるファンの皆様を失望させてしまったことをおわびします。最低な行為で信頼を裏切り、競馬のイメージを下げてしまいました。本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

 菅原師は、22日午後8時頃から飲食店で厩舎スタッフと酒を飲んだ後、別の飲食店に移動。そこで23日午前0時20分頃、事件が発生し現行犯逮捕された。翌24日に釈放された菅原師は、被害者の男性に直接会って謝罪。示談が成立し被害届は取り下げられた。原因について菅原師は「言葉の行き違いというか、僕が(言葉の内容を)勘違いしてしまった。結構(酒を)飲んでいたのは間違いない」と説明。さらに「事件後も多くの方々から協力や励ましの声をいただいています。競馬を通じて失った信頼を少しずつ取り戻せるような行動をしていきたい」と神妙な表情で話した。

 菅原師は地方競馬歴代8位の4127勝を挙げた元騎手。トウケイニセイやメイセイオペラなどに騎乗していた。菅原厩舎の管理馬は8月18日まで出走自粛。今後、岩手県競馬組合がNARと協議し行政処分などが下される。

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