「なぜ中国代表のレベルが上がらないのか」
Jリーグの初代チェアマンや日本サッカー協会(JFA)の会長を務め、現在はJFAの最高顧問を務める川淵三郎氏が中国の新華社通信のインタビューで、中国サッカーについて語った。『鳳凰網体育』などの中国メディアが7月15日に伝えている。
川淵氏は「東アジアでサッカーが盛んな韓国、日本、中国の3か国の中で、中国人選手の給料が最も高い。なぜ中国代表のレベルが上がらないのか」と語り、問題点を指摘している。
「 (給料が高すぎるため)現状に満足してしまっているのが主な理由だ。選手に世界に出て自分より強いチームと競争するモチベーションがなく、これが中国サッカーの進歩と発展を妨げている。Jリーグの選手は、日本代表に選ばれ、ワールドカップに出場することが彼らの最大の夢であり目標であり、その夢を実現するために、一部の選手はヨーロッパのチームに行く。しかし、中国の選手がそのような目標を持っているようには思えない」
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川淵氏は「東アジアでサッカーが盛んな韓国、日本、中国の3か国の中で、中国人選手の給料が最も高い。なぜ中国代表のレベルが上がらないのか」と語り、問題点を指摘している。
「 (給料が高すぎるため)現状に満足してしまっているのが主な理由だ。選手に世界に出て自分より強いチームと競争するモチベーションがなく、これが中国サッカーの進歩と発展を妨げている。Jリーグの選手は、日本代表に選ばれ、ワールドカップに出場することが彼らの最大の夢であり目標であり、その夢を実現するために、一部の選手はヨーロッパのチームに行く。しかし、中国の選手がそのような目標を持っているようには思えない」
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さらに、「カタール・ワールドカップのアジア予選で日本との2試合を観戦したが、中国はかつてないほど弱い。すごく驚いた。これは中国を代表して、ワールドカップで絶対に活躍するという気持ちを、選手全体がほとんど持っていないからだと思う」と続けている。
川淵氏は「30年前、中国にプロリーグができた時、アジアで、最初にワールドカップで優勝するのは中国だと言った。それだけ優秀な選手がいて、人口も多かったからだ」と過去の自身の発言を回想。「しかし、いまこの体たらくだ。それは選手たちに代表に対する憧れがないからだとしか思えない」と指摘している。
日本サッカー界の重鎮の発言を、中国の選手たちはどう受け取っただろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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