【益子】4月5日告示、10日投開票の町長選に立候補を表明している元町議会議長で前町議の新人広田茂十郎(ひろたもじゅうろう)氏(67)は22日、塙の結婚式場で記者会見を開き、図書館建設計画の見直しなど12の公約を発表した。
広田氏は「町民の声を第一に、事業の見直しで町政の健全化を」「新しい益子づくりの挑戦で、持続可能な共生社会へ」をキャッチフレーズに、災害にも強い生活インフラの整備や農業と窯業を軸とした新たな「観光総合施策」などの公約を掲げた。
このうち、町役場周辺の土地区画整理事業地内を予定地に進められている図書館建設計画には「多額の建設費・維持費を要する大型図書館建設計画は検討期間を3年間延長し、新築ありきではなく、既存施設の改修も視野に入れながら再検討する」と見直しを主張。
さらに「イベントより生活優先の施策を」として、「新型コロナ禍の昨年、3年に1度の『土祭(ひじさい)』が強行された。マンパワーと計約3千万円の予算を、なぜ町道整備などの生活支援に回せなかったのか。イベントの見直しを費用対効果の徹底検証から始める」などと訴えた。