新年を控え、正月飾りなどに使われる背高葉ボタンの出荷作業が、高根沢町平田の「きむら花園」で大詰めを迎えている。
花きの生産販売を手がける同園はハウス3棟約10アールで、地面から約1メートル伸び、葉の中央部分が白い品種「晴姿(はれすがた)」を栽培する。この時季は正月向けに、60~70センチの長さで収穫した葉ボタンの茎を着色料に浸して赤やピンク、青などに葉を色づけし、市場などへ出荷している。
作業が大詰めの25日は3~5本の葉で花束を作り、県内の道の駅などでの直売用に約80束を仕上げた。同園の木村一喜(きむらかずよし)代表(73)は「収穫直後に着色することでとても鮮やかになる。彩り豊かな葉ボタンを飾ってお正月を迎えてほしい」と話していた。
(文・写真 森田大地)