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「Git」に脆弱性、アップデートを - GitHubやGitLabも対応

ソフトウェアの分散型バージョン管理システム「Git」に複数の脆弱性が明らかとなり、アップデートがリリースされた。脆弱性を報告したGitLabは、重要度を「クリティカル(Critical)」と評価している。

「CVE-2023-23946」は、パストラバーサルの脆弱性。GitLabの関係者より報告が寄せられた。「git apply」において細工した命令により作業ツリー外のパスを上書きすることが可能になる。CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「6.2」とし、重要度を「高(High)」とレーティングしている。

さらに細工したリポジトリにより、非ローカルのトランスポートを利用している場合も、ローカルクローンの最適化を行わせることが可能となる「CVE-2023-22490」が判明した。CVSS基本値は「5.5」、重要度は「中(Moderate)」。

「Git」の開発チームでは、これら脆弱性に対処した「同2.39.2」「同2.38.4」「同2.37.6」「同2.36.5」「同2.35.7」「同2.34.7」「同2.33.7」「同2.32.6」「同2.31.7」「同2.30.8」をリリースした。

また「Git for Windows」において、信頼できない検索パスより細工したファイルを読み込み、実行するおそれがある「CVE-2023-22743」「CVE-2023-23618」が判明し、「同2.39.2」にて修正している。

(Security NEXT - 2023/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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