ビール園紹介
サッポロビール園の赤レンガと星に、想いを込めて
赤レンガの建物“開拓使館”は1890年に製糖工場として建設されたものです。
その後、1965年までは製麦工場として使用され、そして1966年、サッポロビール園が誕生いたしました。
レンガ造りの煙突に描かれた赤い星のマーク。これはサッポロビールのシンボルとともに、かつて開拓使や屯田兵の制服の胸に輝き、その旗に赤く染め抜かれた北海道開拓のシンボルでした。
開拓使以来の伝統である深いビールの味わいとともに、日本ビールの生誕地にして原風景ともいえる風格あふれたロケーションを心ゆくまでお楽しみください。
『麦とホップを製すればビールという酒になる』
サッポロビール園入り口には『麦とホップを製すればビールという酒になる』という言葉が掲げられています。
麦もホップもビールづくりには欠かせない原料。
とはいえ、その原料に手を加えれば、たちどころにビールになるというわけではありません。
麦とホップを製すれば、という仮定法には、製することの難しさと、だからこそ、精魂を傾けてビールをつくらねばならないという先人たちの情熱が隠されているのです。
サッポロビール園の歴史年表
- 昭和41年(1966)
- 7月1日、現「開拓使館」100席でオープン。
当時のキャッチフレーズは「隣の工場で今できたばかりの爽快な生ビールをどうぞ!」
「テレビ塔から5分」
「生ビール飲み放題・ジンギスカン食べ放題で1000円」。
10月31日、1日の来園者1人、売上300円。 - 昭和42年(1967)
- 1日の来園者数8人の日が2回あった。5月22日から8月末までガーデン営業。
- 昭和43年(1968)
- 6月1日に300席の「トロンメルホール」を増席。 トロンメルとは発芽缶のことで、記念に1台だけ残して来園者を楽しませた。
- 昭和44年(1969)
- 4月1日からオープン。この年から通年営業となる。
- 昭和45年(1970)
- 初めて真冬の雪の季節を迎え「かまくら」を導入。 11月1日から札幌駅前までの無料バスを運行。
- 昭和46年(1971)
- バイキング料金を1300円に改定。
- 昭和47年(1972)
- 札幌オリンピック冬季大会に合わせ、1月24日に「ライラック館」を 新築オープン。一挙に600席増席。
- 昭和48年(1973)
- 羊肉の高騰により、バイキング料金を1500円に改定。
- 昭和49年(1974)
- オイルショックによる諸物価の高騰もあって、バイキング料金を1800円に改定。
- 昭和50年(1975)
- (株)サッポロビール園が6月1日付けで(株)新星苑と合併、ビール園は札幌支社となる。
- 昭和51年(1976)
- 10周年記念の「春まつり」でバイキング料金2000円を開店当時の1000円でサービスし大好評。最高で2時間待ちの大混雑となる。
- 昭和52年(1977)
- 5月28日に「ポプラ館」300席をオープン。屋内、ガーデン席合計2300席になる。
- 昭和54年(1979)
- 6月22日、開園から14年で累計来園者数500万人を達成。7月5日「アサヒビール園」がオープン。“ビール園戦争”始まる。
- 昭和55年(1980)
- 4月からバイキング料金を2500円に改定。5月8日「ライラック館」増築完成。
1・2階合計で950席となり、屋内、ガーデン席合計2600席。 - 昭和57年(1982)
- 4月からバイキング料金を2700円に改定。3月27日、累計来園者数700万人を突破。
- 昭和58年(1983)
- 7月7日、累計来園者数800万人達成。
10月24日から7日間「オクトーバーフェスト・イン・サッポロ」を開催。 - 昭和59年(1984)
- 6月「アサヒビール園」二番館増設、競争が激しさを増す。
- 昭和60年(1985)
- 開拓使麦酒記念館第一期改修工事始まる。以後9ヶ月にわたる大工事となる。
5月「アサヒビール園」三番館、12月「サントリービール庭園紅桜」がオープン。
ビール園戦争はさらに激化。 - 昭和61年(1986)
- 6月7日、累計来園者数1000万人を達成。同25日「開拓使記念館」リニューアルオープン。
900席増え計3500席の収容力となる。7月1日、開園20周年。 - 昭和62年(1987)
- 7月1日「開拓使麦酒記念館」永久保存のためのビール園隣接部分の第二期工事が完成。
「サッポロビール博物館」となって同3日から一般公開。 - 昭和63年(1988)
- 2月17日、オープン以来の生ビール累計使用量1000万リットルを達成。
ビール園特製ラム成吉思汗の宅配サービス開始。 - 平成元年(1989)
- 6月28日、サッポロビール北海道工場(恵庭市)完成。
- 平成2年(1990)
- バイキング料金を3000円に改定。年間来園者数が始めて100万人の大台を超える。
- 平成3年(1991)
- 3月2日、ユニバーシアード冬季大会にご臨席の皇太子殿下が札幌工場、ビール博物館においでになり、成吉思汗やサケのジャンジャン焼きを召し上がられる。
7月1日開園25周年。累計来園者数1500万人達成。 - 平成4年(1992)
- 7月5日「新ポプラ館」(1000席)オープン。
- 平成5年(1993)
- 4月9日、サッポロファクトリーがオープン。「かまくら」の営業を中止。
年間来園者数が過去最高の123万人を記録。 - 平成7年(1995)
- 4月から生ラム成吉思汗を本格販売。バイキング3100円、生ラムバイキング3400円。
12月初旬、中島公園近くに「キリンビール園」オープン。 - 平成8年(1996)
- 7月1日、開園30周年。クラシックホールは10周年。
- 平成9年(1997)
- 4月、消費税が5%に増税。
- 平成10年(1998)
- 日本全体経済不況。北海道拓殖銀行が倒産。
- 平成11年(1999)
- マイカル小樽がオープン。
- 平成12年(2000)
- 3月30日、有珠山噴火。北海道への観光客全体が減少する。
- 平成13年(2001)
- 7月1日、開園35周年。屋外ガーデンで、開店当時のバイキング料金1000円で提供。
9月13日、累計来園者数2500万人達成。 - 平成15年(2003)
- 北海道日本ハムファイターズ誕生。ビール園敷地に隣接して屋内練習場が完成。
- 平成17年(2005)
- 待望の新館ガーデングリルとライラックが誕生。
クラシックホールはトロンメルホールとしてリニューアルオープン。
新しいジンギスカンの楽しみ方を選べるようになりました。 - 平成18年(2006)
- 開園40周年。
- 平成22年(2010)
- ご来園3,000万人達成。
世界中からたくさんのお客様をお迎えして大記録達成。 - 平成23年(2011)
- 3月11日、東日本大震災発生。
11月、ビール園イルミネーション点灯。 - 平成24年(2012)
- 7月、開拓使館 煙突改修開始
- 平成25年(2013)
- 6月、「サッポロビール園☆SAPPORO BEER TERRACE」オープン。
会場デザインを雨天対応大型テントに一新しました。 - 平成26年(2014)
- 4月、消費税が8%に増税。
- 平成28年(2016)
- 4月、サッポロビール博物館、リニューアル。
7月、サッポロビール園、開園50周年。 - 平成30年(2018)
- 9月、平成30年北海道胆振東部地震発生。
北海道ブラックアウトにより、ビール園が3日間の臨時休業。 - 令和元年(2019)
- 5月、ご来園3500万人を達成。
- 令和2年(2020)
- 1月、サッポロビール園ネットショップがオープン。
5月、スマートフォンアプリ「サッポロビール園メンバーシップ」が運用開始。 - 令和3年(2021)
- 7月、サッポロビール園、開園55周年。