エントリー資格がない選手を出場させてJリーグから懲罰を科されたJ1浦和の不服申し立てが、日本サッカー協会の不服申立委員会から却下されていたことが2日、分かった。日本協会の懲罰規程は、懲罰決定に影響を与える事実の誤認や規程の適用に誤りがある場合に不服申し立てを認めているが、いずれも満たしていなかった。
浦和は6月上旬にU―24(24歳以下)日本代表活動に参加し、Jリーグのエントリーに必要な新型コロナウイルスの公式検査を受けられなかったGK鈴木彩艶を湘南との第18節(6月20日)に出場させた。クラブが日本協会による検査結果で申請する必要があったが、怠った。クラブはけん責処分を科され、2―3だった試合結果は0―3の敗戦扱いとなった。
浦和は今後の対応を協議中という。