佐賀新聞社が実施した県民世論調査で、県立大構想の賛否を尋ねたところ、「賛成」は47・1%で過半数を下回り、昨年の調査から7ポイント減少した。「反対」は6・8ポイント増の25・6%、「どちらともいえない」は前年並みの26・3%だった。県政の重要課題が、県民に十分に浸透していない現状が浮き彫りになった。

 県民世論調査で県立大構想について尋ねるのは2回目。「賛成」と回答した人に選択式で理由を尋ねたところ、「県内での大学進学先が増える」が39・5%で最も多かった。次いで「人材流出の防止、地域産業の人材育成につながる」が32・2%、「公立で県内なので学費を安く抑えることができる」が13・8%と続いた。