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動作検証バージョン:Windows版Excel(バージョン1902 ビルド11328.20146)

TEXTJOIN関数で改行を

「textjoin 改行」
という検索キーワードでのアクセスに気が付きました。

2016年2月から使えるようになった、文字列を簡単に連結できるTEXTJOIN関数で、セル内改行を区切り文字にしたいということでしょうか。

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TEXTJOIN関数の基本動作

まずはTEXTJOIN関数の基本を確認しましょう。
▼操作概要:TEXTJOIN関数で文字列を連結する
※A1:C1セルの文字列をカンマ区切りでE1セルに取得する例
E1セルに
  =TEXTJOIN(", ", FALSE, A1:C1)
という数式を入力する

TEXTJOIN関数は、第1引数に指定された文字を区切り文字として、
  =TEXTJOIN(", ", FALSE, A1:C1)
第3引数に指定された文字列を連結する
  =TEXTJOIN(", ", FALSE, A1:C1)
のが基本です。

たとえばA1:C1セルに、「い」「ろ」「は」と入力されているときに、上記の操作を行うと、E1セルには、
  い, ろ, は
が表示されます。

TEXTJOIN関数の第2引数

第2引数は、第3引数に空白があったときの挙動を指定します。
A1セルが空白で、B1:Cセルに「ろ」「は」が入力されているときに
  =TEXTJOIN(", ", FALSE, A1:C1)
とすれば場合、空白セルとの間にも区切り文字が入り
  , ろ, は
が出力され、
  =TEXTJOIN(", ", TRUE, A1:C1)
なら空白セルはないものとみなされ
  ろ, は
が出力されます。

TEXTJOIN関数でセル内改行を区切り文字に

Excelのセル内改行コードLine Feed(LF・10進数の10・16進数の0A)を、CHAR関数を使って指定すれば、OKです。
▼操作概要:TEXTJOIN関数で改行を区切り文字に指定する
※A1:C1セルの文字列を区切り文字に改行を指定してE1セルに連結する例
E1セルに
  =TEXTJOIN(CHAR(10), FALSE, A1:C1)
という数式を入力する
 ↓
E1セルで[セルの書式設定]ダイアログを表示し[配置]タブで
[折り返して全体を表示する]チェックボックスをOnにする

E1セルで折り返しの指定が行われていない場合
  =TEXTJOIN(CHAR(10), FALSE, A1:C1)
を入力しただけだと、下図のように改行は行われません。

TEXTJOIN関数で改行を

[セルの書式設定]ダイアログ-[配置]タブ-[折り返して全体を表示する]チェックボックスをOnにすれば、

TEXTJOIN関数で改行を

セル内改行が行われます。

最終更新日時:2020-05-12 05:31

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