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関数で計算結果のゼロを表示しないように

対象:Excel2007, Excel2010, Excel2013, Windows版Excel2016

「excel 関数 ゼロを表示しない」
「エクセル 関数 ゼロを表示させない」
「エクセル 関数 ゼロのときは空白にする式」
といった検索で、このサイト・インストラクターのネタ帳へのアクセスがあります。

関数を使って、計算結果が「0」(ゼロ)の場合には何も表示しないようにするには、どのような数式にすればいいのかを探している方による検索でしょうか。

「エクセル 関数 ゼロの非表示 if」
「エクセル 関数 ゼロを表示しない 論理式」
という、IF関数を使うことまではわかってらっしゃる検索キーワードも見受けられます。

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IF関数で計算結果がゼロの場合に空白を表示する

こういう疑問は、できるだけシンプルな例で理解するのがおすすめです。
▼操作概要:計算結果が0のときには空白文字列を表示する
※A1セルからB1セルをマイナスする計算をC1セルで行い、結果が0のときには空白文字列を表示する例
C1セルに「=IF(A1-B1=0, "", A1-B1)」という数式を入力する

関数で計算結果のゼロを表示しないように

上記の数式で、A1-B1が0のときは、「""」(ダブルクォーテーション2個)すなわち空白の文字列が、A1-B1が0ではないときにA1-B1の計算結果が、C1セルに表示されます。

[関数の引数]ダイアログで確認すると、以下のような状態です。

関数で計算結果のゼロを表示しないように

さまざまな計算結果がゼロのときに空白を表示する例

他の計算をしたい場合、上記数式に登場する2か所の「A1-B1」を変更してください。

例えば、
「=IF(SUM(A1:A10)=0, "", SUM(A1:A10))」
という数式で、

関数で計算結果のゼロを表示しないように

A1:A10セルの合計が0なら空白文字列、0でなければA1:A10セルの合計が表示されます。

[関数の引数]ダイアログで確認すると、以下のような状態です。

関数で計算結果のゼロを表示しないように

[関数の挿入]ダイアログを使って上記のような入力を行うことも、勿論できますが、実際の操作手順はかなり面倒になってしまいますから、手入力を私はおすすめします。

IF関数で計算結果がゼロ以下・ゼロ未満の場合に空白を表示する

計算結果がゼロのときという条件ではなく、ゼロ以下やゼロ未満といった条件にするのなら、「=」ではない別の比較演算子を使いましょう。

ゼロ以下のときに空白を表示したいのなら、
「=IF(A1-B1<=0, "", A1-B1)」
です。

ゼロ未満のときに空白を表示したいのなら、
「=IF(A1-B1<0, "", A1-B1)」
です。

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