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Officeをタッチで操作すること

アジャイルメディア・タイアップ・レビュー。この記事は、アジャイルメディア・ネットワークのタイアップです。

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Officeをタッチで操作すること

勝手な想像

Office製品をタッチ画面で操作したことがない人は、Officeでタッチ操作なんてどうせしないだろう、タッチでできることなんてそれほどないだろうと思っているはずです。

私はそうでした。

タッチ操作が本当によくなるのは、「8」の次のWindowsと、いわゆる「2013」の次のOfficeだろうと、私は考えていました。

ちなみに、2013年第1四半期に一般発売される予定のOfficeは、「Office 2013」というのは正しい呼称ではなく、「新しいOffice」あるいは単に「Office」と呼ぶとのことです。

リボンUIはOffice 2007のときに採用され、Office 2007の次の2010で、より使いやすくなりました。

Officeをタッチで操作すること

作業ウィンドウはOffice XPのときに採用され、Office XPの次の2003で、より積極的に利用されるようになりました。

Officeをタッチで操作すること

OfficeのUIに対する変更というのは、最初のバージョンはいわばチャレンジで、次のバージョンで完成する傾向があると私は考えています。

タッチ操作という非常に大きなUI・UXの変更でも、同じことがおきると考えていました。

新しいOfficeの、タッチ操作向けの新しいUIに自分はいろいろな不満を感じるのだろう、もしかするとタッチ操作をほとんど行わないかもしれない、と冷ややかな目で見ていました。

そんな思いを持ちながら、Windows 8が発売されてすぐにタッチ操作可能なタイプのパソコンを購入し、RTM版の新しいOfficeをインストールして使い始めました。

Officeをタッチで操作すること

使い始めてほどなく、私は自分の先入観を改める必要があると感じました。

タッチ操作で想像以上のことが、ちゃんとできるのです。

情報を作ること・閲覧すること

一般的なパソコンとタブレットPCの役割は違います。

一般的なパソコンは情報を作ることが主な役割で、タブレットPCは情報を閲覧することが主な役割です。

Webページをチェックしたり、メールを読んだりするのに、タブレットPCはとても便利です。しかし例えばECサイトで何かを購入しようとしたり、メールに返信したりしようとすると、途端にタブレットPCに不満を感じはじめます。

タブレットPCは情報を閲覧することには向いていますが、作ること(例えばデータを入力すること)には向いていないからです。

WindowsというOSはこれまで、基本的に情報を作る役割を担ってきました。

情報を作ることが主たる役割のOS・Windowsの場合に、タブレットPCで行われるタッチ操作がどれくらい有効なのかを、私はよくわかっていませんでした。

ですから、Windows 8 + 新しいOfficeではタッチ操作に不満を感じるだろうと予想していたわけです。

入力作業と編集作業

情報を作るという作業をもう少し細かく見ると、入力と編集という2種類の作業があることに気づきます。

情報を作る作業のうち、入力作業にタッチ操作はやはり向いていません。

2012年現在、入力作業に向いているのは、まだまだキーボードです。

しかし、情報を作る作業のうち編集作業は、タッチ操作に向いているものが、結構あるようなのです。

新しいOfficeのUIは、そのことをよく考えて設計されていると感じます。

特に、ビジネスで必須のアプリケーションExcelについて、私はそう実感させられています。

Officeをタッチで操作すること

新しいExcelの可能性

Windowsの操作の基本は、対象を選択して指示を与えることです。

Excelの場合、操作される対象となることが多いのはセルです。

タッチでExcelを操作できるのかと疑問視している人は、そもそもセルの選択に苦労するのではないかとイメージしているはずです。コマンドを実行する段階でも、実行したいコマンドがなかなかタップできずにイライラするのではないかとイメージしているはずです。

タッチ操作でセル選択を開始すると、2010までのExcelでは存在していなかった、○型のハンドルの表示されたセル選択状態となります。

Officeをタッチで操作すること

○型のハンドルを指先でドラッグすると、簡単にセル範囲を選択することができます。

Officeをタッチで操作すること

セル範囲を選択後、右下のアイコンをタップすれば、分析などに便利なコマンド群がタッチ操作しやすい大きさで表示されます。

Officeをタッチで操作すること

リボンのコマンドもマウスでクリックしたときと、

Officeをタッチで操作すること

指先で操作したときでは、自動的に異なった大きさで表示されます。

Officeをタッチで操作すること

Excelといえば連続データを簡単に入力するオートフィルをイメージする方も多いでしょう。

オートフィルは編集作業ではなく入力作業ですから、もちろんタッチ操作にはあまり向いていません。それでもちゃんとオートフィルできるようにコマンドが表示されます。

Officeをタッチで操作すること

2010で登場したピボットテーブルの機能の一つスライサーは、まるでタッチ操作できるパソコンが普及することを待っていたかのようなUIをしています。

Officeをタッチで操作すること

タッチ操作可能なWindows 8パソコンでOfficeを

Officeをタッチで操作することは、キーボードとマウスで操作するのとはまるで違う、新しい体験です。

パソコン教室に通う年配の男性が、
「マウスでボタンをクリックしてください」
といわれて、マウスを画面にあてて操作しようとしたという笑い話が、Windowsの普及しはじめた頃にありました。

この逸話は、マウスでの操作がヒトにとって決して自然な操作ではないことを表していると考えられます。

画面に直接触れて操作しようとするのが、より自然なことなのです。

Windows 8をインストールすると、既存のパソコンがタッチ操作できるようになると誤解した人がいる、という笑い話もありました。

この逸話もマウスでの操作にストレスを感じている人がいる、タッチ操作できるパソコンを待っている人がたくさんいることのあらわれではないでしょうか。

2012年末現在、タッチパネルの供給が追い付いていないことも関係してか、Windows 8発売後もタッチ操作できないタイプのパソコンが多く発売されています。

しかし、今、パソコンの買い替えを考えているような方には、タッチ操作できるWindows 8パソコンを体験してみることを、強くおすすめします。

新しいOfficeがリリースされたときには、Office 2010をアップグレードして、タッチでOfficeを操作する体験をしていただきたいと思います。

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