20日に放送された『ダマってられない女たち』(ABEMA)に、梅宮アンナが登場。乳がん公表の想いなどを明かした。
冒頭では、梅宮のオシャレな自宅にカメラが初潜入。リビングには25年前の元恋人と出したヌード写真集のお気に入りの写真が飾れられており、元恋人について「思い出すことはないよ。だって25年経ってる」と語る様子などが映し出されていた。
また梅宮は、乳がんの闘病生活についても言及。一番ショックだったことについては、抗がん剤治療の副作用で女性の命ともいえる髪の毛が無くなったことを挙げ、シャンプー中にごそっと髪の毛が抜けたことなどを回顧した。そんな娘の姿を見た母のクラウディアは、「なんで私じゃないのって感じだった」と当時の心境を語っている。
それでも一女性として明るく日常を過ごせるよう前向きな姿勢を見せ続けてきた梅宮。まず髪の毛については、自身も他のがん患者の髪の毛が無くなった姿に衝撃を受けた経験から「私は(髪の毛が抜けた姿を)見せるのをやめよう」「素敵なウィッグを作ってリアルに見せられる方法。そっちを見せるべき」と思い立ったという。
さらに精神面を含め、自分を助けるという意味でも、乳がんをり患しても仕事を続けていた梅宮だが、病と闘いながら生計を立てる彼女の姿に、世間から「親の遺産があるのに」「働かなくてもいいだろ」と心無い言葉を投げられることも。その話をスタジオで聞いていたMCのMEGUMIは、「ふざけんなよ」「大変な人に何でそんなこと言うわけ?」と怒りをあらわにしていた。
また同番組には、梅宮の一人娘である百々果さんも登場。母親の乳がんを知った際には、移住先のアメリカから帰国。アメリカで生活基盤を作っていただけに「こっちに帰ってきてまたゼロからやるんだって」と不安を漏らしつつも、「向こうでもずっと考えて何も楽しくなくなっちゃう。ずっと考えて」と帰国の決意の理由を語っていた。
そして番組の最後では、梅宮が乳がんを公表した理由に、俳優の父・梅宮辰夫さんが影響していることを告白。肺がんになりながらも講演会をたびたび行っていた父親の姿を、梅宮は「自分の経験を話して人が集まってくる。小さいながらにかっこいいと思った」と語り、そんな父の背中を見ていた彼女もまた「人のために何かできることを」と思うようになっていたという。「『ステージ3Aでもこういうことができるんだ』『アンナちゃんはこういうのをやっているんだ』って、たった1人でいいから希望を与えられたらいいなと思ってやっています」と胸中を明かしていた。