なおスマートフォンのXperia新製品の機能やスペックの詳細については先にお伝えしているレポートを参照してほしい。
※「Xperia XZ2」「Xperia XZ2 Compact」速報レポート
グループインタビューに答えてくれたのは「XZ2」「XZ2 Compact」の商品企画を担当したソニーモバイルコミュニケーションズの染谷洋祐氏、並びにプロダクトデザインの責任者であるソニー クリエイティブセンターの飯嶋義宗氏だ。


■大きく変わったデザインのポイント
新しいXperiaのスマートフォンは現行モデルの「XZ Premium」「XZ1」と比べて見た目にデザインが大きく変わっているし、カメラ機能もまた強化した。4K/HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)の動画コンテンツをスマホで撮って、HDR対応のディスプレイによって最高のコンディションで見られる。スマホ単体で楽しんでもいいし、USBメモリーを介して4K/HDRテレビの大きな画面で見ることも可能だ。

新機種のデザインコンセプトについては「アンビエントフロー」と名付けて、光の反射や屈折によって生じる煌めきや色合いの変化を活かしている。一応各機種ごとにカラバリの名前は付いているが、なかなかブラック、シルバーといった感じにその見え方をひと言で表して伝えるのが難しくなった印象だ。XZ2のバックパネルでは「光の流れる様子」を再現。XZ2 Compactは「光の拡散」をテーマにしている。

XZ2はリアにフラットな面がない曲面ガラスを採用。ガラスを使っているので、手に取った時の重量感はXZ1と比べてしまうと確かに感じられるが、緩やかにカーブした背面が手にしっくりと馴染むので持ちにくくなった感じはしない。たとえとして適切かどうかわからないが、iPhone XとiPhone 8 Plusを持ち比べた手応えに似ているかもしれない。

XZ2 Compactは透明な樹脂製パネルを背面から着色したことによって透き通るような色合いに仕上げた。パネルの触感はXZ2が光沢系で、XZ2 Compactはサラサラとしたマット系になる。

商品企画の染谷氏は「昨今のスマホはスペックや機能に詳しい方々はともかく、一般の方々は“見た目=デザイン”で選ばれることが多い。Xperiaも使う人に寄り添う機能美を最優先しながら、また新たなデザインにチャレンジした」として、コンセプトから一新したXperiaのデザインをアピールした。