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来店者の多くが足を止め、手触りを確かめていたのがエントランス付近に展示されていたスマートフォンケース群。1点1点、栗の木で丁寧につくられている製品だ。何故、栗の木を使ったのか?スタッフによれば、東日本大震災で倒木した(破棄せざるを得ない)栗の木を会社で買い取り、商品に加工したとの話だった。手帳型のスマホケース「Xperia X Performance FLIP CASE」(税込7,560円、直営ネットストアの価格。以下同)を手に取り、その背景にあるストーリーに想いを馳せた。
国内では依然としてiPhoneのシェアが高い。このため、一般的なショップで販売されているスマホケースというと、どうしてもiPhone用に偏りがちだ。しかしHacoaではソニーモバイルコミュニケーションズの協力を得て、Xperia向けにも幅広いラインナップのケースを用意している。Xperiaユーザーにとっては心強い。
また、スター・ウォーズやディズニーのキャラクターをあしらったケースも販売されている。キャラクターとコラボしたケースは、ややもすると子どもっぽくなりがち。しかしHacoaの手にかかると、ビジネスシーンで使用してもおかしくない上品な佇まいになる。
これからの季節、スマートフォン背面のメタル素材は手にひんやりと冷たく感じることだろう。1日を通して触り続けるものだから、触って心地良い木製品にしてみたい。いまさらながら、精密機器を天然木で包んで保護するという発想は考えてみると面白い。