前回のレポートでは、その姿をすら見ることが出来なかった「CPUガチャ」だが、今日からグッドウィル大阪日本橋店で3日間稼働する情報を得た。 同店ではゴールデンウイークセールとして大ジャンク市を今月5日まで開催。そのイベントの呼び物のひとつとして「CPUガチャ」を期間限定設置するとのことだ。ただし今回のガチャ玉は40個限定、期間中であってもガチャ玉が無くなり次第終了する。それと挑戦者殺到時は、連続チャレンジ回数を制限するそうだ。3日間、CPUガチャの稼働開始時間はそれぞれ13時からスタートする。 なお、最も高性能なCPUは何かと尋ねたら「Core i7で900番台だったが入っている」とのことだった。ちなみにCore i7で900番台はLGA1366で初代Core i7だが、取材時点でそのCPUは引かれていなかった。今となっては少々古さを感じる型番だが500円で当たれば十分元はとれてパソコンが組み立てられるだろう。ただし、このCPUガチャには大事なお約束ごとがあって、お店のスタッフさん曰く「このガチャから出てきたCPUはすべて動作保証の無いジャンク品なので、必ず動作するとは限らないことを前提に楽しんで欲しい」との事だ。 運試しに筆者も「CPUガチャ」にチャレンジしてみた。マシンには30~40個ほどガチャ玉がセットされている。外からガチャ玉の中のCPU型番までは簡単に読み取れない。過去に設置されていたCPUガチャと同じ1プレー500円だ。両替はお店のスタッフさんに頼むと応じてくれる。コインをマシンに投入してハンドルを1回転する操作は他のマシンと全く同しだ。取り出し口に出てきたガチャ玉の中のCPUは、なんとCore 2 Duo(LGA775)E8400 3.0GHzだった。中古品市場では900円前後で流通しているCPUだが、動けばの話である。もし運よく動けば500円のチャレンジは成功したことになる。 帰宅してから即行で以前現役を引退したLGA775パソコンがデスクの下にあったので引っ張り出してみた。電源コードなどを接続して動作を確認。引退当時のままで起動を確認できた。電源断後すぐにCPUを組み替えて電源を投入してみたところ、液晶モニターにCPUが変更された旨のアラートが表示されて一旦停止したが、SETUP画面でCPUの型番を確認してSAVE&EXITから再起動するとインストールしてあったWindows 7がスタンバイした。特別な苦労はしていないがCPUガチャで入手した500円CPUでパソコンが動いた!このバージョンのCPUより旧型になると起動させるのにパーツが揃わない可能性もあるがマニアックな自作派ならそれもまた面白いかも知れない。 なお、同店では期間中マザーボードやグラフィックカードを始め周辺機器などのジャンクパーツも販売されていた。