NHKとオルタステクノロジーは26日、8Kスーパーハイビジョン用液晶パネルでは世界最小サイズの、9.6インチ液晶パネル(7680×4320画素)を共同開発したことを発表した。 オルタステクノロジーが持つ高精細・高透過率液晶技術「HAST(Hyper Amorphous Silicon TFT)技術」と、NHKが保有する超高精細映像に関する信号処理技術により、画素密度915dpiを実現した。番組制作における小型汎用モニタとしての利用をはじめ、立体テレビ用パネル、動く図鑑やカタログなど、さまざまな応用が期待されている。 またNHKは、JVCケンウッドと共同で、フルスペック8Kが表示可能なプロジェクターを開発したことも発表した。このプロジェクターは、フルスペック8Kの要素である3,300万画素、フレーム周波数120Hz、広色域の色再現の全てを満たす初めての装置となっている。光源に半導体レーザーを用いて広色域を実現した。表示素子のサイズは従来の4Kプロジェクターと同じで、小型化も図られている。 これらの機器は、5月28日~31日に開催される「技研公開2015」において、展示の予定。