また、エッジに同社のMXシリーズ、Mシリーズを採用することで、コアがMPLSのドメインを拡張することが可能だという。MPLSでは明示的にパスをはり、ファーストリブートというテクノロジーを使った場合には1秒未満でルート切り替えを行うことができる。例えばこのユーザーはこのルート、このアプリケーションはこのルートというものをIPルーティングにとらわれずに明示的に自分で貼ることが可能だ。「これによって例えば、メールやWEBのトラフィックは、例えば東京から大阪までいくのに北陸道を通ってもらう、しかしボイス系やビジネスユーザーのアプリケーションは遅延が少ないほうがいいので東阪道を一気に通ってもらう。IPルーティングでは難しいが、OSCP(Open IP Service Creation Program)、PSDP(Partner Solution Development Platform)などと組み合わせることで自由に選択することができる。これがエッジまで拡大するということがメリットだ」とした。これにより、機器や電力も減らし、オペレーションもシンプルにすることができる。また、スーパーコアのレイヤーではT1600などを導入することにより、集約効率を上げることができる。ちなみにT1600は、19インチのハーフラックサイズでマルチシャーシに対応し、競合製品に比べて、半分以下のシャーシサイズ。各スロットで100Gbps(半二重で200Gbps)をサポートし、最大1.6Tbpsで毎秒19億2000万個のパケットを転送することが可能だ。コアの部分にはT640を配置し、JCSで仮想化した場合にはトラフィックを効果的にさばくことができるとした。