使用しているオプションの2×2材は旧仕様で、樹種が異なります。現行品は国産のスギ材です。
「ソーホースブラケット」は、ソーホース(SAWHORSE)、日本語で馬脚(うまあし)と呼ばれる作業台用の脚を組み立てるためのブラケット金物。
2×4材(ツーバイフォー材)[断面:38×89mm]を使ったものが一般的ですが、今回使ったのは、2×2材(ツーバイツー材)[断面:38×38mm]用のブラケット。マットなシルバー色で、スリムな見た目が特長です。
100kgオーバーの耐荷重で、重作業向けの2×4材用ブラケットに比べ、2×2材用は、あくまでも持ち運びできる手軽なアイテムとして作られた物。耐荷重は、片方20kg程度まで大丈夫です。天板を載せ,イベント用の什器や簡易テーブルとしてお気軽にご利用ください。DIY作業用には、しっかりした2×4材を使うことをオススメします。
脚のパーツをカットする
まずは使いたい高さから逆算して、脚となる材をカットします。テーブルとして使う場合は、載せる天板の厚みなどを考慮して高さを決めてください。脚の高さが揃っていないとガタついてしまうので、最初のカットが肝心です。
脚を山型に開いた際に水平になるよう、床に着く方の材の端を74度にカットします。必要な高さから斜めのカット寸法を割り出す簡単な早見表はこちら⇒(PDF)
分度器なんて、小学生以上のお子様がいないと持っていない方が多いと思いますがこちらも、PDFの中にガイドをつけていますので、プリントアウトして折っていただくとガイドになります。
手ノコで切り落としていきます。(もちろん、電動のこぎりでもOKです)
2×材(ツーバイ材)は、「SPF材」と呼ばれる常緑針葉樹、もしくは「ホワイトウッド」で作られています。写真はホワイトウッド。節が白っぽいのが特長。柔らかめの木なので、カットはしやすいです。
テーブルの脚にする場合は、この斜めの脚が合計8本分必要です。
ブラケットにはめこみ、ビスでしっかり固定します
脚が斜めにカットできたら、逆側のフラットな断面をブラケットにはめていきます。
角が当たるところまでしっかりとはめこみましょう。
付属のビスで固定します。「M3×12mm」という規格の、小さなビスなので、プラスドライバーを使い、女性の力で簡単に固定できます。ちなみに、toolboxで販売中の「ボールドライバー」は、世の中で一番多いといわれる「2番」サイズなのですが、これだけ大きすぎて合いませんでした。ご注意ください。電動ドライバーもかえって使いずらい小ささです。
一つのブラケットに対して、左右の脚、表裏合わせて計8箇所固定します。
ちなみ、2×4材(ツーバイフォー材)材用のブラケットで馬脚をつくる際は、ビスも太く長くなるので電動ドライバーを使って固定することをおすすめします。
山型の脚を2セットつくったら、脚を開いて、頂点部に水平に材を渡してビスで固定します。
水平に渡した材にしっかりとブラケットのツメがくい込むよう挟み込んでください。
水平に渡した材をはずせば、2本の脚は、平行にパタっと閉じ合わせることもできるので、使わない時はコンパクトに収納しておけます。
水平に渡す材は、載せる天板の幅に合わせてカットしてください。
ブラケット2個、木材5本でソーホース1セットの完成
天板を載せて使う場合は、これと同じものをもう1セット作ります。
最後に天板を載せて完成です。
2×2材は、「BRIWAX」やペンキで簡単に着色できるので、空間の雰囲気に合わせてアレンジしてお楽しみください。