天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ) (宮崎県高千穂町)
Ama-no-Iwato Shrine
天岩戸神社 鎮座地
〒882-1621 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1
アクセス:高千穂バスセンターから
宮崎交通バス天岩戸神社行き(約15分)天岩戸神社前下車
バスは、平成22年5月現在、一日、8往復です。
町中心部からのタクシー料金 概算1920円
天岩戸神社西本宮
MapionMap GoogleMap
GPS N=32.43.50 /E=131.21.07 辺り
天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)を祭る。
天岩戸神社は、高千穂町の中心部より北東に約7kmのところ、岩戸川沿いに鎮座しております。
日本神話の中でもよく知られた天照大御神(アマテラスオオミカミ)のお隠れになった天岩戸開き、あの天岩戸伝説を伝える神社です。
天岩戸神社には東本宮と西本宮があり、東本宮は天照皇大神(アマテラスオオミカミ)、西本宮はおおひるめのみこと(アマテラスオオミカミの別御神名)を主祭神とし、天岩戸(洞窟)を御神体として祭られております。
現在、一般的に天岩戸神社と呼ばれているのは西本宮です。
お時間があれば是非、東本宮も参られると良いかと思います。
西本宮から少し歩くと、「天安河原」窟の中には、天安河原宮があります、こちらもお奨めします。
天岩戸神社の例祭等
春季大祭 西本宮祭 毎年5月2日 - 3日
秋季大祭 東本宮祭 毎年9月22日 - 23日
天岩戸夜神楽33番大公開祭(11月3日)
天安河原宮祭 10月21日
国の重要無形民俗文化財である岩戸神楽(高千穂神楽)を奉納。
令和4年「第61回天岩戸夜神楽33番大公開祭り」
場所:天岩戸神社「斎館」
午前9時半 神迎えの儀
午前10時 神楽開始 - 午後10時 神楽終了
どなたでもご覧いただけます。
また、会場内にて「鈿女御幣」を授与しております。数に限りがありますが、神楽をご覧になった記念に、また、縁起物として家にお飾りください。 とのこと
天岩戸神社の歴史等
伝承では平安時代に高千穂地方を治めていた、大神太夫惟基(おおがだいたこれもと)が弘仁三年(812年)に悪夢を見て東本宮を建てたという。
以前は西本宮は「天磐戸神社」、東本宮は「氏社」でしたが、明治4年(1871年)にそれぞれ「天岩戸神社」、「氏神社」と改称、その後、昭和45年(1970年)に両社が合併、現在の天岩戸神社東西両本宮を称するようになったようです。
天岩戸
ご神体の「天岩戸」自体は西本宮から岩戸川を隔てた東本宮のある対岸にあります。
昔は洞窟だったようですが、今は窪みのようになり、生い茂る木などに隠れて、どんな形かわからないそうです。
天岩戸神社のバリアフリー情報 →
宮崎県のページ
天岩戸神社の画像 (西本宮)
(写真は1280pix - 800pix幅に拡大します)
天岩戸神社西本宮神楽殿
神楽殿は天安河原の遥拝所も兼ねているようです。
天岩戸神社西本宮鳥居 / アマテラスオオミカミ像
鳥居 / 駐車場前のアマテラスオオミカミの像
ご神木 招霊(おがたま)の木
モクレン科(別名 黄心樹)
天鈿女命(アマノウズメノミコト)この枝をもち舞わせ給い、神楽鈴の起源であると伝え、
例年4月頃白い花開花 秋に鈴様の実を結ぶ。
常陸宮殿下(義宮)昭和29年御成年式 昭和39年御結婚に際し苗木を献上す。
おがたまの花が常陸宮家の御紋章及殿下のおしるしであります。(現地案内板より)
天岩戸神社(西本宮)鳥居前(駐車場横)にある手力雄命(タヂカラオノミコト)の像
高千穂の夜神楽 戸取りの舞 手力雄命が天岩戸を持ち上げている様子です。
当サイト内関連記事 →
天岩戸神社 戸取りの舞の像 (平成24年11月記)
こちらのページにも天安河原の紅葉等を掲載しております。 →
天岩戸神社・天安河原の紅葉
天岩戸神社の画像 (東本宮)
(写真は1024pix幅に拡大します)
通常、天岩戸神社というと西本宮の方をさし、参拝に訪れる方は
東本宮の存在を知らない方も多いようですが、御神体自体は川を隔てた東神宮側にありますし、西本宮は昔は遥拝殿のような意味合だったと聞きます。
東本宮は 静寂、厳か。東本宮も参拝されることをおすすめします。
天岩戸神社西本宮の対岸にある東本宮へは西本宮から徒歩でも7分ほど、石段下には駐車スースもありますので、車で移動も可能です。(駐車スペースがそれ程広くない為、正月等は駐車規制されるようですのでご留意を。)
天岩戸神社東本宮の写真
樹齢数百年の、緑豊かな森に囲まれた石段を100m程登ると、東宮はあります。
御神水と七本杉
御神水
東本宮本殿裏手に御神水があります、御神水は神木の杉の根元から湧き出しており、水を汲みに来る人も多いそうです。
七本杉
天岩戸神社 東本宮 七本杉の紹介 遊歩道が整備され、七本杉を見学出来るようになりました。
天岩戸神社東本宮参道横にある天鈿女命(アメノウズメノミコト)の像
西本宮は手力雄命(たぢからおのみこと)でしたが、東宮参道では天鈿女命(あめのうずめのみこと)が迎えてくれます。
天鈿女命(アメノウズメノミコト)は突然動き出しますので・・心臓止まりそうになります(^^;)
天照(アマテラス)が隠れた原因は、阿蘇山の大噴火説
平成22年2月6日(土) NHK総合テレビで みやざきスペシャル「神々が舞う里 - 俳優・温水洋一 高千穂をゆく - 」という番組が放送されました。(宮崎県下だけのローカル枠での放送番組です。)
その中で天岩戸神社も紹介され、興味深いお話がありましたのでご紹介します。
(ナレーション)
実はこの神社(天岩戸神社)にはユニークな説が伝えられています。
天岩戸の神話は実際の出来事が元になっているのではないか?
天照(アマテラス)つまり太陽が隠れた原因は、まちのすぐ北西にある阿蘇山の大噴火によるものだという のです。
(天岩戸神社宮司 佐藤延生さんのお話)
これ全部この地方の岩というのはこれは 阿蘇山から流れ出た溶岩でございます。
ですのでそういう溶岩が、このあたりまで流れ出て来る程の大きな爆発が何回かあって そのひとつが人間と話でずっと伝えられて、で、後々人間の神様が登場してきて人間の神様とこの阿蘇山の爆発が合体して
語られていって日本書紀、古事記の神話の中に 書かれていると。
これがまあ私としては天岩戸開きの真相だろうな・・と。 引用終わり
天安河原(アメノヤスガワラ)(アマノヤスカワラ)/ 天安河原周辺
おすすめのスピチュアル・パワースポット
天安河原については→
天安河原のページもあわせてご覧ください。
神集い(カムツドイ)、神議り(カムハカリ)
世界の陽性と正義と平和を象徴する太陽の神、天照大御神(アマテラスオオミカミ)は、弟の荒ぶる神、須佐之男命(スサノオノミコト)の乱暴ぶりに耐えかねて、怒って岩屋の奥に隠れてしまい、世は闇に閉ざされてしまいます。
困った八百万(やおよろず)の神々が今後の対策を練ったのが、天岩戸神社より少し歩いたところ(十数分?)にある
天安河原、洞窟(仰慕窟・キョウボガイワヤ)の前でではないかと伝承されております。
八百万(やおろず)の神々は天安河原に集まって相談した末、岩屋の前で宴会を開くことになる。
芸達者の天鈿女命(アメノウズメノミコト)が天岩戸の前で賑やかに舞い踊り、(これが後に神楽の原型となったとも伝えられる)それを肴に神々はその周りで宴会を始めた。
その騒ぎに興味をしめした天照大御神が岩戸を少し開いたところを手力雄命(タヂカラオノミコト)が岩戸を開け、投げ飛ばし、世に再び光が戻った。というお話です。天岩戸神社境内には鈴のような形の実がなる招霊(おがたま)の木があります。天鈿女命(アメノウズメノミコト)はこの招霊の枝を持ってが天岩戸の前で踊ったと伝えられております。
天安河原・仰慕窟の場所
Map(天岩戸神社側より歩いてしか行けません)
[天安河原・仰慕窟]
[天安河原・仰慕窟へ向かう道にて]
■スライド動画を作りました。 →
Youtubeにアップ
情報
天岩戸神社 関連情報
天岩戸夜神楽33番大公開まつり
日時:令和5年(2023年)11月3日(金・祝) 10:00-22:00
場所:天岩戸神社
天岩戸神社(天安河原)から高千穂神社へのルート(車)
高千穂神社も参拝される方もいらっしゃると思いますので、ルート案内を書いておきます。
【1】 天岩神社前の県道7号線 を 県道204号線 に向かって南西に進む(7.1km)
【2】 城山(交差点) を直進して 県道50号線 に入る(550m )
【3】 県道203号線を進む【120m】 高千穂神社到着
合計: 7.8 km 約18分
GoogleMap
天岩戸神社から高千穂峡までのルート(高千穂神社の前を通って行きます。)
高千穂峡と天岩戸神社は高千穂を代表する観光地ですので一応書いておきます。
【1】 天岩戸神社前の県道7号線 を 県道204号線 に向かって南西に進む(7.1km)
【2】 城山(交差点) を直進して 県道50号線 に入る(550m )
【3】 県道203号線を進む(650m)
【4】 県道50号線 を左折する(350m) 進む
【5】 左折してそのまま 県道50号線 を進む(600m )で高千穂峡へ到着
合計: 9.3km 約22分
GoogleMap
*経験上、GW等の混雑期を除けば時間はもっと短縮できると思います。
お盆・GW等は駐車待ちの車が渋滞したり混雑します。早い時間の行動をおすすめします。
全国の天岩屋伝承地
地図とあらすじで歩く古事記 より
坂戸神社 「天岩戸」のかけらだという岩がある。 (千葉県袖ヶ浦市坂戸市場)
高倉山古墳 伊勢神宮外宮域。入山禁止 (三重県伊勢市豊川町)
天の岩屋 二見興玉神社内 (三重県伊勢市二見町)
恵利原の水穴 水源の洞窟が天岩戸の伝承地 (三重県志摩市磯部町恵利原)
天岩戸神社 天香久山の南麓 (奈良県橿原市南浦町)
岩戸神社 淡路島の中央部 (兵庫県洲本市上内膳)
クマヤ洞窟 天岩戸伝承地の最南端 (沖縄県島尻郡伊平屋村)
高千穂町の主な祭りなど。
日程は、例年同様かと思います。(土日祝にあわせるケースが多いかと。)
最新情報は、高千穂町Webサイトの
年間行事予定表等を参考にしてください。
1 - 2月 鬼の目はしらかし 主に本組公民館
旧暦12月3日 猪掛祭 高千穂神社
2月11日 神話の高千穂建国まつり
4月
天岩戸の湯(旧・天岩戸温泉)桜祭り
4月16日 高千穂神社春季大祭
4月中旬 神話の里高千穂マラソン大会
5月2日・3日 天岩戸神社春季大祭
5月3日 祖母山山開き
6月中旬 山附渓谷ほたるまつり
7月夏休み期間頃 高千穂峡真名井の滝ライトアップ
9月22日・23日 岩戸神社秋季大祭
令和4年秋季大祭
今年より御神幸祭を予定しておりましたが、台風14号の被害が多くの地区で発生しており、開催が困難となりましたので、御神幸祭は中止とのこと。
9月22日
午前9時半 - 午後11時 神楽奉納(東本宮にて)
午前11時 - 例祭祭典(東本宮にて)
午後1時半 - 午後4時 神楽奉納(西本宮にて)
9月23日
午前9時半 - 午後11時 神楽奉納(西本宮にて)
午後1時半 - 午後4時 神楽奉納(西本宮にて)
10月第一週 土日 正調刈干切唄全国大会予選/本選
10月体育の日 くしふる神社大祭
11月3日 天岩戸夜神楽三十三番大公開祭(天岩戸神社)/ 宮崎ウエストン祭
11月22日・23日 神話の高千穂夜神楽まつり(高千穂神社)
11月 上岩戸紅葉まつり
11月中旬 - 翌年2月 高千穂の夜神楽
高千穂観光マップ
高千穂観光MAP 天岩戸観光マップ
宮崎の美しい花・神話ゆかりの場所などを紹介した動画の紹介
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天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ) (宮崎県高千穂町)