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「綾ユネスコエコパーク」誕生か/大吊橋もリニューアル
▶ in 綾町 posted 2011.09.30 Friday / 16:10
追記
嬉しいお知らせ 綾照葉樹林 エコパーク(Biosphere Reserves)ユネスコ 登録決定!
文部科学省は11日、国内最大規模の照葉樹林で知られる宮崎県の綾地域が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「エコパーク」に登録が決まったと発表した。
登録名は「綾ユネスコエコパーク」 (2012/7/11)
追記
お知らせ
綾照葉樹林エコパークへ ユネスコの国際委員会が承認勧告
登録はパリのユネスコ本部で7月9〜13日に決定される見通し。(2012/5/30 追記おわり)
綾地域をユネスコエコパークに推薦
9月28日「日本ユネスコ国内委員会 自然科学委員会 人間と生物圏計画分科会」(事務局:文部科学省)において、2012年(平成24年)のユネスコでの登録に向けて、「綾の照葉樹林プロジェクト」の対象地域を中心とした宮崎県のの「綾地域」をユネスコエコパーク(BR: Biosphere Reserves)に推薦することが決定されました。
→ 詳細は プレスリリースを参照
ユネスコエコパークは日本だけの呼称で BR(Biosphere Reserves)が国際的に通用する名称。
ユネスコエコパーク(BR)の理念は、自然と人間の共存。
ユネスコの世界自然遺産に次ぐランクとされています。
1970年代からの歴史がある有機農業や、6年前からの人工林を照葉樹林に復元するプロジェクトなどが評価されたもの。
綾ユネスコエコパーク
名称は「綾ユネスコエコパーク」、対象は同町全域と小林、西都市、国富町、西米良村の一部を含む1万4580ヘクタール。約2000ヘクタールの照葉樹林は、東アジアの照葉樹林帯の北限近くに位置し、標高1200メートル以上にはブナの自然林が広がる。ユネスコエコパーク(BR: Biosphere Reserves)について
生物多様性の保全、持続可能な開発、学術研究支援を目的として、1976年(昭和51年)にユネスコが開始。ユネスコの自然科学セクターで実施されるユネスコ人間と生物圏(MAB: Man and Biosphere)計画における一事業として実施。
「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」に基づく世界遺産が、手つかずの自然を守ることを原則とする一方、BR は、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)が目的。
「保全機能」、「経済と社会の発展」、「学術的支援」の3つの機能をもつ地域を登録。
そのため、BR には、「核心地域」、「緩衝地域」と共に、「移行地域」(地域社会や経済発展が図られる地域)を設置。
ユネスコパークの登録総数は、2011年7月現在、114カ国、580地域
日本では1980年(昭和55年)「屋久島」「大台ヶ原・大峰山」「白山」「志賀高原」が登録されている。
現在、綾町の他に、世界遺産の知床(北海道)、対馬(長崎)など5地域がユネスコエコパークへの登録を目指しているとの事です。
今回綾が登録されると、実に32年ぶりという事になります。
今後の予定
2011年(平成23年)9月末 ユネスコMAB事務局への推薦2012年(平成24年)1〜2月頃 BR国際諮問委員会が審査し、MAB国際調整理事会に勧告
6〜7月頃 MAB国際調整理事会で審査・決定
綾の照葉樹林プロジェクト
綾の照葉樹林をより豊かな森にして未来へ継承するため、九州森林管理局、綾町、宮崎県、関連NPO、(財)日本自然保護協会等によって、平成17年5月「綾川流域照葉樹林帯保護・復元プロジェクト」の調印が行われた。照葉樹林及び隣接する森林、約1万haを舞台に町民や民間団体、企業ともつながる連携会議を設置して 保護林の新設 人工林から照葉樹林への復元 森林環境教育など住民参画型の森林づくりを実践し、自然と共生した地域づくりをめざす。
(照葉樹林都市綾〜宮崎県綾町発行パンフレットより引用)
綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画(綾の照葉樹林プロジェクト)事業報告書
発行者:綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画 連携会議 編 集:てるはの森の会
活動内容や、関連記事の切り抜きなどもあり、最近の経緯など、参考になろうか思われます。
平成20年度事業報告書 発行:平成21年6月
平成21年度事業報告書 発行:平成22年7月
平成22年度事業報告書 発行:平成23年7月
追記リンク
活動紹介 綾の照葉樹林プロジェクト (日本自然保護協会)
綾ユネスコエコパーク申請の取り組みと地域戦略(PDF)
(日本自然保護協会)
新照葉大吊橋、10月5日にスリリングに!リニューアルオープン
完成から26年経過、綾の照葉大吊橋の架け替え工事が行なわれておりましたが、いよいよ10月にリニューアルオープンします。
大吊橋は昨年11月より工事に入り、4月の完成予定でしたが、当初、再利用予定の橋の主塔部分を取り替えることに変更になった為、工期が半年伸び10月となったようです。
10月5日、午前10時30分から除幕式等の式典後、午前11時30分より一般開放(従来通り有料300円)が予定されています。
先日、NHKローカルニュースで、新しい大吊橋の様子が空撮で紹介されておりました。
今回は、風の影響を少なくする為、橋の上はこれまでのほぼ一面鉄板から、網目(グレーチング構造というのでしょうか)が大幅に増えているようです。今までは、数メートルの区間で一部網目状(グレーチング)のところがある程度でした。
グレーチングの下には頑丈そうな鉄骨の梁がるので、気持ちの上では、少しだけは安心かも(^^;)
手すりが上部で湾曲、広がっているので、従来と同じ橋の幅なのですが、見た目に広く感じます。
しかし、寄ると、上が広がった分、下が見えて結構怖いです。
新大吊橋は、結構スリリングかも知れません。実は高所恐怖症の私ではあります(笑)
高所恐怖症の方は意外に多いようで、故 郷田實元町長も高所恐怖症だったようです。
長さ250m 幅1.2m 水面からの高さ142mなどのスペックは、架け替え前のものと同じようですが、橋の形式が、 「長経間2ヒンジ補剛吊り橋」→「長経間2ヒンジ無補剛吊り橋」になり、設計荷重が、100t → 60t と4割下がっているようです。
専門家ではないので、詳しい事はわかりませんが、設計荷重に関しては、従来が、オーバースペックだったか、算出方式が変わったなどの理由ではないでしょうか。60tだと、一度に800人との事です。(現実的にはありえませんね。)
多くがグレーチング構造になった分、誤って物を落下させないよう、今まで以上に注意が必要です。
下を道路が通っておりますので、事故にもなりかねません。
照葉樹林の照葉は(しょうよう)、照葉大吊橋は(てるは)と読みます。
以下の写真は、旧大吊橋です。
10月4日の新聞広告によると“当日は駐車場の混雑が予想されますのでご了承下さい。 なお、臨時のシャトルバスを綾町役場から運行いたします。詳しくは綾町役場、または当日の係員にお尋ね下さい。”とありました。
綾町サイトより引用 詳細はこちら
照葉大吊橋リニューアルオープンのお知らせ
綾の照葉大吊橋がいよいよ10月5日(水)、リニューアルオープンいたします。
デザインが一部変更になった吊橋は、スリル感が大幅アップ!
安全性も向上した新照葉大吊橋に是非、御来場ください。
リニューアル記念イベント開催!
日時:平成23年10月5日(水) 午前10時30分から
場所:照葉大吊橋前広場
内容:
「照葉大吊橋をアピールする標語」採用者表彰
記念モニュメント除幕式
テープカット
三世代渡り初め(渕上工務店の渕上春見様のご家族)
照葉大吊橋リニューアル記念特別公演「アルプホルン演奏会」
宮崎県初 アルプホルン演奏会
時間 午前11時から11時30分まで
アルプホルンは、スイスのアルプス地方で吹かれている民族楽器で、木をくりぬいて作られ、
長さが3.4mもあります。スイスでは、雪山を背景に牧場で吹く情景がとてもすばらしく、ゆったりとした牧歌的な音とメロディで心温まります。
この機会にぜひお聞きください。
※ 演奏会をご覧になるには、吊橋入場料300円(小学生以上)が必要です。
吊橋開放 午前11時30分から
入場料 300円(小学生以上)
せっかくのリニューアルオープン日なのに、天気が → 綾町の天気
評価される綾の自然環境
「九州中央山地国定公園」環境庁長官「21世紀に残したい日本の自然百選」森林文化協会
「森林浴の森100選」緑の文明学会
「あおぞらのまち40選」環境庁
「水源の森100選」林野庁
「日本名水百選」環境庁
「水の郷100選」国土庁
当サイト内、綾関連ページ
綾 照葉樹林と照葉大吊橋(新照葉大吊橋画像7枚公開)綾の照葉樹林
綾照葉樹林・照葉樹の開花と新緑
(綾の照葉樹林の写真で作ったPC(パソコン)用壁紙各サイズあり)
綾の森は、新緑の頃はひと際光輝き、美しく、一番見ごたえあります。
綾へのアクセス 交通・バスなど
開設者(MORIMORI)お奨めの本「結いの心」
(綾の森を見るたびに、この本の事を思い出されます。)国有林伐採計画を阻止、森を守り、そして有機農業、ほんものとは・・ 綾の町づくりはなぜ成功したか。
壮絶な町政24年の記録。是非読んでおきたい感動の一冊「結いの心」。結いの心で町民全員参加の町づくりを実現し、西日本一貧しかった綾町を豊かな癒しの里へと蘇らせた「郷田町政」24年間の軌跡を辿る。1998年ビジネス社刊の増補版です。
結いの心―子孫に遺す町づくりへの挑戦
単行本:郷田 実 (著)、郷田 美紀子 (著)
価格:¥1,575 通常配送無料
単行本: 269ページ
出版社: 評言社; 増補版 (2005/01)
ISBN-10: 4828203001
ISBN-13: 978-4828203003
発売日: 2005/01
商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 1.8 cm
結いの心 目次
再版に当たって
はじめに
第1章 すべては「夜逃げの町」から始まった
何事も「始まりは全て小さい」
山を残すか、雇用を選ぶか
自然への問いかけから「有機農業の町」へ
照葉樹林は日本文化の原点
農林大臣に直訴、そして山は残った
「一坪菜園運動」で自給自足を目ざす
「ニーズ」という言葉をなくそう
生活を楽しむ「一戸一品運動」と自治公民館の文化祭
都市を背にして綾を見る
議論のないところに発展はない
もういっぺん”村”を取りもどそう
イギリスの農村で考えたこと
第2章 町をよみがえらせた「自治公民館運動」
失われた「自治の心」を取りもどすために
全員参加の町づくりを目ざす
議論を起こし、議論の中に飛びこむ
「自治公民館」は全町民の行政参加の場
行政にはやれることと、やれないことがある
町づくりの基本は「子供の手本になる生活づくり」
自治公民館運動で教育の荒廃は救える
人口増加は町を豊かにするとは限らない
経済大国日本が失ってしまったもの
「議論する場」があれば自治の心はよみがえる
第3章 「結いの心」で綾の町づくり
補助金は断られたときから始まる
道路と橋、そして水道事業
貧しい町でも”世界一”がつくれる
郷土史をたずねて「比較異」のまちづくり
「生活文化の町・綾」と照葉樹林文化シンポジウム
法律には必ず盲点がある
「日本名水百選」で心を洗う
有機農産物の認定機関を設置
生ゴミ・屎尿を資源とする「農地還元システム」
結いの心と「どぶろく馬鹿祭り」
「観光の町」では、やがてさびれてしまう
農協と行政の心がかよいあう町づくり
かなわなかった夢を子供たちの未来に託す
第4章 あの山を残そう、子供たちのために
母の一念、そしていま「女性の時代」
父親の期待に背いて海外雄飛を志す
生死の間に浮かぶ故郷の山、川、そして祭り
軍隊経験から得た守秘の心
「郷田健康保険組合」にかけた若き日の夢
戦争経験が苦闘の日々を支えてくれた
行政によりかかる町民にしてはならない
生活を分ちあえる範囲が自治の単位
住民こそが地方行政の主役
心で物をつくり、心で接する町づくり
グリーンツーリズムが地域づくりの核になる
第5章 その後の綾 結いの心を再び
父との別れ
土を通して父を見る
綾からの発信 食を伝える
綾の鉄塔問題
世界遺産運動
これからの綾に思うこと
あとがきに代えて
本書は1998年12月に株式会社ビジネス社より刊行された「結いの心」郷田 実 (著)に、加筆した改訂・増補版です。
・・追記・・・
グレーチングは実は怖くない。
大分の 九重夢大吊橋がオープンした時に、偵察?に行ったのですが、高所恐怖症の私、網目はイカンゼヨと思っていたのですが、鳴り物入りに登場した網目は、意外に怖くない、何故だろうと思っておりました。今回分かりました、グレーチングのあの構造です。
網目の骨が縦に数センチの厚みがあるので、怖くないのです。
といいますのは、人間、歩く際、少なくとも2m先程度を見ますよね、グレーチングの厚みが下の風景を遮って下は全く見えないのです。
進行方向は限られてしまいますが、歩く目線にあわせ、若干干角度を持たせた、グレーチング区間を一部作ってみるのも面白いかも知れませんね。
そういう主旨の橋では無いとは承知しておりますが、いろんな角度から集客して、照葉樹林の良さを認識してもらう意味からの一提案でありました。
【追記】
毎日新聞記事なのですが・・・。
“照葉大吊橋:リニューアル「紅葉のときに来たいね」−−綾町/宮崎”
照葉樹は、基本的に紅葉・落葉しませんので、こういったタイトルは誤解を招くと思います。
【追記】ユネスコエコパーク関連
祖母傾山系ユネスコエコパーク「申請書概要」決定
「宮崎観光ニュース」について
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