ITトレンドPR最終更新日: 2024/10/3120241031

Windows 11にアップグレードすべきか、買い替えるべきか？

2025年10月14日(火)、Windows 10のサポートが終了となります。本記事では、サポート終了に伴い、Windows 10搭載のパソコンをWindows 11にアップグレードすべきか、買い替えるべきか？悩んでいる方のためのアドバイスと、Windows 11のシステム要件や注意点、アップグレードできるかの確認方法についてご紹介いたします。

パソコンのスペックが十分に足りている場合はアップグレードで問題なし

システム要件を満たしているWindows 10搭載パソコンをご使用しているのであれば、Windows 11アップグレードで問題ございません。
しかし、システム要件を満たしていてもスペックがギリギリの場合や少しパソコンの動作が重たい場合はパソコンの買い替えをオススメします。また、最新スペックのパソコンへ乗り換えることで業務効率向上や保証、最新のAIに対応したパソコンを選べるなどメリットもあります。

Windows 11にアップグレード出来ない理由とWindows 10を使い続けるリスク

Windows 11のシステム要件は、今後、パソコンを安心して使い続けるために必要なスペック（仕様）として、マイクロソフトが設定したものになります。こちらを満たさない場合はWindows 11にアップグレードができません。
OSの機能向上や、セキュリティを保つ上で必要なハードウェアの都合により、Windows 11のシステム要件はWindows 10のものよりもやや高めとなっております。アップグレードができないという理由でWindows 10を使い続け、Windows 10サポートが終了しますとウイルスやマルウェアなどの攻撃により、個人情報や重要なデータが漏洩してしまう危険が伴います。

Windows 11とWindows 10のシステム要件の違い

Windows 11とWindows 10では、使用できるパソコンの最小システム要件が異なりますので注意が必要です。
システム要件は以下の通りです。

	Windows 10	Windows 11
CPU	1GHz以上のプロセッサまたはSystem on a Chip（SoC）	1GHz以上+2コア以上の64bitプロセッサまたはSystem on a Chip（SoC）
ストレージ	32ビット版:16GB以上の空き容量 64ビット版:32GB以上の空き容量	64GB以上の記憶装置
メモリ	32ビット版:1GB以上 64ビット版:2GB以上	4GB以上
ディスプレイ	解像度800×600	9 インチ以上で 8 ビットカラーの高解像度（720p）ディスプレイ
グラフィックスカード	DirectX9以上（WDDM 1.0ドライバー）に対応	DirectX12以上（WDDM 2.0 ドライバー）に対応
TPM	不要	バージョン2.0
システムファームウエア	レガシーBIOS、UEFI、セキュアブート対応	UEFI、セキュアブート対応

上記、システム要件の通りWindows 11の方が高いスペックが必要のため、今までWindows 10が使えていたパソコンでも、Windows 11にアップグレードできない可能性があります。
また、現在使用しているパソコンのスペックがWindows 11アップグレードの要件を満たしてもスペックがギリギリのパソコンだと動作が重くなる可能性があります。

Windows 11アップグレードできるか確認する方法

Windows 11が現在のパソコンでアップグレードできるか確認するには、「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」を選択すると確認できます。
システム要件を満たしていれば「Windows 11のアップグレードの準備ができました」と表示されます。
またWindows 11公式サイトにて公開されている「PC正常性チェックアプリ」を使う事で、お使いのPCがWindows 11対応かを確認することができます。

詳しくは下記記事をご参照ください。

Microsoft Windows 11 発売情報・無償アップグレード情報 | NEXMAG
https://www.pc-koubou.jp/magazine/53915

Windows 11アップグレード出来ない場合や少し動作を重く感じている方は買い替えがオススメ

Windows 10搭載のパソコンをアップグレードした方が良いか、買い替えた方が良いのかは、使用しているパソコンのスペック、寿命、使用状況などによって異なります。

ご使用しているWindows 10搭載のパソコンがWindows 11のシステム要件を満たしていて、動作が快適でスペックも十分に足りている場合はアップグレードで問題ないでしょう。

Windows 11のシステム要件を満たしていない場合は、Windows 10のサポート終了を迎える2025年10月14日（火）までにパソコンの買い替えが必要になります。
また、要件を満たしているがスペックが必要最低限のパソコンや少し動作が重たい場合についても、最新スペックのパソコンへ乗り換えることで業務効率向上やセキュリティ強化が見込めるので買い替えがオススメです。特に第12世代以降のインテル CPUでは、OSと連携してCPUコアの割り当てを行う機能（インテル Thread Director）が実装されており、Windows 11でCPUの性能を最大限に発揮することが出来るため、最新CPU搭載モデルへの買い替えがオススメです。

サポート終了直前になって慌ててWindows 11へ更新や買い替えをすると、
・バックアップを忘れてしまう。
・駆け込み需要が生じて納品が遅れてしまう。
などのトラブルが予想されますので、余裕をもって対応することをオススメします。

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2025年10月14日にWindows 10のサポートが終了します。
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