ぱぱらくです!
僕は将棋が趣味でして、最終的に
将棋連盟が発行する「アマチュア三段」の免状を手に入れて、額縁に入れて飾るのが目標です。
と言いつつもあくまで趣味なので、1日1局ぐらい将棋を指す程度です。
全く将棋に触れない日もたくさんあります。
そんな僕ですが、つい先日初段になる事が出来ました!とっても嬉しかったです。
ただ、1級から初段になるまでにすごく壁がありまして、なんと4年かかりました。
それでですね、本記事では1級から初段に中々上がれない人のために、初段の壁を突破する5つの方法について紹介します。
やはり初段というのは一つの目標にしている人がたくさんいると思います。
「中々上達しない」
「1級からまったく達成率が上がらない」
と悩む人に役立てば嬉しいです。ちなみに本記事では僕の経験を元に「将棋ウォーズ初段」に絞って書いています。
目次
初段になるまでの経緯
23歳の時に将棋連盟公式アプリ「将棋ウォーズ」を始めました。
このゲームは日本将棋連盟公式アプリになってまして、
ゲーム内の段位で申請すれば、将棋連盟から認定書をもらう事ができます。
すごいですよね!!課金しなくても、1日3局まで人やコンピュータと対戦する事ができます。
もともと駒の動かし方ぐらいは知っていたので、ぱーっとやって3級までいって、(2013年)
ちょろちょろっとやって1年ぐらいで1級になれたんですね。(2014年)
そして、そこからが長かった・・・・
とても、長かった・・・
4年後、ついに初段になる事ができました。(2018年)
将棋を始めてから実に6年ほどたってますね。 ついに段持ちになれたぞ・・・!!
ただ、確かに初段の壁は存在するなと思いました。
3級まで・・半年ぐらい
2級まで・・半年ぐらい
1級まで・・半年ぐらい
初段まで・・4年
ケタが違うわ!!4年て!!
将棋そのものが楽しかったから続けられたんですね!!楽しくなかったら絶対やめてるw
合計6年間で得た初段の壁を突破する方法について紹介していきますね!
初段の壁を突破する1つ目の方法・詰将棋やる
3手詰めの本持ってますか?持ってなかったらもうこれ買って下さい。
「詰将棋といえばこの人」と言われる浦野真彦先生監修、
厳選された200問の詰将棋の問題と解説が読める本です。
問題と解答・解説が別ページにあり、間違って答えを見てしまう事もありません。
ぶっちゃけ僕はこの本の3手詰を全部10秒ぐらいで解けるようになった時に初段になれました。
3手詰って僕正直バカにしてたんですよね
だって
- ①「王手」
- ②「受ける」
- ③「詰み」
ですよ?
自分が指す回数たった2回ですよ?
いくら難しくても所詮2手でしょ?って思ってました。
そしたら普通に難しかった・・・。特に後半の100〜200問全然わからなくてショックでした。
5分ぐらい考えて「いや詰まないだろこれ」
答え見る→「え?あー詰んでる!!えーーー難しい。。」後半だいたいこんな感じでした。
それでもこの本を3周ぐらいして、ようやく一目で大体わかるようになってきました。
そしたら初段になれました。ホントですよ。
初段になった今思い返してみると、
実戦では、1級レベルだと普通に3手詰めを見逃します。
僕もそうでした。なんなら1手詰めを見逃す事もあります。
あとは攻め方がわかるというか。「この形なら3手詰め」ってのがわかるようになるので、「攻め方がわからない」という事がなくなり、厳しい攻めができるようになります。
初段の壁を突破するチェックポイント
3手詰めの本を全問、10秒以内で解けますか?
初段の壁を突破する2つ目の方法・得意戦法を磨く
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1級にまでなると大体みなさん得意戦法が固まってくると思いますが、
なんだかんだで色々な戦法になってしまう人もいると思います。
自分は振り飛車党だけど、相手が先に飛車を振ったらしょうがなく自分は居飛車、みたいな。
得意戦法ばかりやって、磨いた方が良いです。
これにはとても大きな効果があって、中盤ぐらいまでほとんど時間を使わない事が可能になります。
終盤には必ず時間を残すようにしないと勝てません。
そのためには、中盤に入るまでは極力時間を使わないようにしたいですよね。
1つの戦法を磨く事で、大きな失敗をする事なく中盤に進む事ができます。
序盤が強くなるというイメージですね。
ちなみに僕の場合は必ず飛車を振ります。
藤井先生や広瀬先生、鈴木先生が大好きなので、四間飛車党ですね。僕のパターンは、
- 角道を止めて四間飛車
- 相手が一直線穴熊なら藤井システムか振り飛車穴熊
- 相振り飛車なら向かい飛車に振り直す
- 早石田なら右矢倉
- 相手が中飛車なら糸谷流右玉
大体こんな感じです。
決めてしまえば、いろんな変化を経験して覚えていく事ができるので、よく知った形であればほとんどノータイムで中盤まで行く事ができます。
ちなみに僕の直近1000試合は全て振り飛車です。もう居飛車は指せませんw
初段の壁を突破するチェックポイント
得意戦法を磨いていますか?
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初段の壁を突破する3つ目の方法・奇襲への対応策を持つ
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これは1級と初段の明確な壁だと思います。
1級の時って、奇襲をもろに食らって中盤入る前にやたら駒損してたりするんですよね。
初段の人は対応策を持っています。なので一方的にやられる事はほとんどありません。
僕が1級の時に苦労したのは
- 早石田
- ゴキゲン中飛車
ですね。もう相振り飛車の時点で意味不明なのに、
相手は奇襲でガンガン攻撃してくるからあっという間に突破されて、負け。。
こんな事がしょっちゅうありました。
で、色々調べた結果
- 早石田→右矢倉で対抗
- ゴキゲン中飛車→糸谷流右玉で対抗
このように統一しています。右玉についてはこの記事などが良いかもしれません。
とにかく対応策を持つ事で、一瞬でつぶされるような事はなくなりました。
もし実戦の中で一瞬でつぶされた時には、その対抗策を調べて自分のものにしておいて下さいね。
初段の壁を突破するチェックポイント
奇襲への対抗策を持っていますか?
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初段の壁を突破する4つ目の方法・速度を理解する
速度ってなんのこっちゃ?と思うかもしれませんが、これも初段になるには絶対に必要です。
上記画像右側にある動画はこの速度を説明したものになっています。非常に面白いので、まずは見て下さい。
(2級ぐらいから初段になる方法はPart1〜4までありますが、全て必見です)
この動画で言っている通り、終盤においては優先順位を意識しましょうという事です。
指し手の優先順位ですが、
- ①即詰みがあったら詰ます
- ②自玉の即詰みを受ける
- ③必死があったらかける
- ④自玉の必死を受ける
この優先順位を守ってくださいということです。
僕の例でいうと、相手の玉ばっかり見ていて、①と③ばかり気にしていたんですね。
だからよくあるパターンが
②「自玉の即詰みを受ける」を忘れて、③「必死」の手を指してしまう。
で即詰みで負けると。
終盤では特に相手の指し手をしっかり考える必要があります。
「相手はなんでこの手を指したのか?」を考えましょう。
上の優先順位をもう少しかみ砕いて説明すると、
①自分が「これ受けなかったら即詰みだぞ〜わかってるか〜?」という手を指す
相手が受けない→勝ち
②相手が「これ受けなかったら即詰みだぞ〜」という手を指す
「やべ、受けなかったら即詰みじゃん。受けなきゃ」→受ける
③自分が「これで必死だぞ!」という手を指す
→相手が王手してくる→逃げ切ったら(相手が王手できなくなったら)勝ち
④相手が「これで必死だぞ!」という手を指す
「あー必死かぁ。なんとか詰ますぞ!」→連続王手で詰ます
これは少し説明が難しいので、やっぱりプロパンゴリラさんの動画みて下さいw
要するに、
相手がどんな手であろうが、それより強い手(=優先順位が高い手)が指せるなら、
ほっといて良いって事なんですね。
金とか飛車の前に歩をたたかれても、即詰みや必死をかけられるならほっといて良いんです。
この、相手が指した手に対して
「ほっといても(手抜いても)良いのか、良くないのか」
を考えられるようになると、初段は近いと思います。
初段の壁を突破するチェックポイント
相手の指し手を見て、ほっといても大丈夫か判断(=速度の違いを把握)できますか?
初段の壁を突破する5つ目の方法・続ける
やはりこれですよね。
上の画像をよく見ていただくとわかるんですが、
1級になった時
707勝615敗=全部で1322局指してるという事ですね。
そして初段になった時はというと
1780勝1277敗=全部で3057局指しています。
10分切れ負けなので一局平均15分(0.25時間)とすると、
3057×0.25=764時間ですね。
今までの合計でいうと将棋にかけた時間は1000時間ぐらいでしょうか?
仕事でよく「3年続けよう」という話がありますが、あれは「1万時間やれば身につく」という話から来ているというのがありますね。
1日8時間を年間365日やったとして2920時間。3年で大体1万時間になります。
友達のアマチュア3段の方はハンゲームで15000局以上(!)指していて、将棋ウォーズも毎日やりまくっています。
何が言いたいかというと、
「そりゃー1000時間しかかけてないんだから、初段レベルだろうな」という事です。
個人差はありますが、やはり物量がものを言う部分もあります。
初段の壁を突破するチェックポイント
今までに、将棋に何時間費やしましたか?
初段の壁を突破する5つの方法まとめ
あなたが初段になれるかどうかがわかるチェックポイントまとめです。
①3手詰めの本1冊全問が10秒以内で解ける
②得意戦法を磨いている
③奇襲への対抗策を持っている
④相手の指し手を放置しても良いかどうか判断できる
⑤3000局以上指している
僕の意見になりますが、これに全部当てはまる人は初段以上の実力があると思います。
今は1級でも、続けていれば必ず初段になれますので安心して下さい。
ちなみに僕が次の目標である二段を目指す戦略ですが、
- 5手詰めの本1冊全問が10秒以内で解ける
- 四間飛車の定跡をもっと磨く(棒銀に普通にやられたりする)
この2つでまずは十分かなと思っています。
この本買って読んでいますが、やたらと難しいです。答えを見ながらまずは3周、頑張りたいと思います。
2級、1級で伸び悩んでいる人! 頑張って初段を目指しましょう!!
4年もかかったけど僕でも出来たから大丈夫!
将棋のプロはみんな
初段に才能やセンスは関係なくて努力次第って言ってるから大丈夫!
将棋は楽しいよ!!!
目指せ初段!!
じゃあこれで!
おしまい
僕が実際に読んでいるオススメ本↓
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