はじめに
■FF14とは
FFシリーズの14作目であり、FF11に続くオンライン第二弾。
2010年9月に正式サービスがスタートしたが、あまりの出来の悪さに各所で酷評され
遂には社長自ら「期待された水準に達していない」と認めた程の失敗作。
■FF14の現在
上記により前任の開発責任者が降ろされ、無期限の無料サービスが続いている。
後任の吉田P率いる開発チームによりゲーム改修が行われているが、
前任者の負の遺産に苦戦しているのか作業は遅々として進んでいない。
■課金GO!
長らく無料サービスを続けていたが、ついに淘汰の時が来た。
パッチ1.20の実装(今年12月予定)を機に課金が開始されることになった。
改修作業が完了しないうちに課金を開始する、その言い訳は公式HP上で確認できる。
新生FF14について
■新生FF14とは
パッチ1.19aの数日後に課金開始の案内とともに突然発表された。
サーバーやグラフィックエンジンを一新し、文字通り新しく生まれ変わるFF14である。
詳細は公式HPを参照のこと。リリース予定はなんと2013年。
■新生する理由
FF14の現クライアントでは解決出来ない問題が数多く存在している。
表示人数制限、すぐにパンクしラグが頻発する貧弱なサーバーなどなど。
これらの解決をはかる為に新クライアントへ移行する。
逆に言うと、新生するまでそれら諸問題は解決されないという事になる。
■新規ワールド
新生時に、新規ワールドが追加される。実質ワイプである。
旧ワールドに溢れるギルやカンストプレイヤーを嫌う人もこれで安心。
ようやく言語別にも対応予定。害人氏ね派もこれで安心。
現在のFF14について
■コンテンツ不足=中身スカスカ
一般的にMMOでは各レベル帯ごとに目標となるボス戦やダンジョンがあり、
それを目指しレベルを上げスキルを磨き人脈を築いていくものだが、
残念ながらFF14ではそういった目標となるコンテンツが極めて少ない。
LV25でダンジョン一つ、ボス戦一つ。LV50付近でダンジョン一つ、ボス一つ。
たったこれだけ。採集、生産職に至っては一つも存在しない。
■生産のストレスで寿命がマッハ
このゲームの生産では、常軌を逸した苦行を強いられる。
一回の生産=一回の経験値獲得、これに30秒から60秒ほど掛かる。
一回の経験値量はおよそ150~500で、レベルアップに必要な量は5万、6万と増えていく。
生産工程は作業を選択し進捗100%を目指す極めて退屈なもの。
その過程で属性の暴走という妨害が頻発し、失敗すれば経験値は半減する。
やればわかるのだが、つまらないってレベルじゃねーぞ。
■何故生産を上げるのか
NPC修理店が実用レベルまで引き上げられ、修理の為に生産を上げる必要は無くなった。
苦行から解放されプレイヤーは歓喜したが、今度はマテリアという難敵が現れた。
マテリアは装備品に装着してステを補強するアイテムであり、手を抜けない必須事項である。
その装着が問題で、例えばLV50の剣にマテリアを付けるにはLV50の鍛冶師が必要になる。
同様の条件だった修理システムが何故叩かれたのか開発は理解していなかったらしい。
この縛りを解消する気は無いようで、プレイヤーはまたもや生産地獄に叩き落された。
■不便極まりない流通システム
まず宅配機能が存在しない。自宅も無いから仕方ないが。
次にリテイナー街。FF14における取引の中心地だが、これがまたひどい。
アイテム検索にHQとNQの区別が無く、装着されたマテリア、その数値も分からない。
その為出品額の下一桁で数値を表すなど、プレイヤー側で涙ぐましい工夫がされている。
何年も前のFF11の競売にすら数段劣る。FF14のダメっぷりを端的に表す象徴と言えよう。
まとめ
将来的に楽しく遊べるゲームになっている可能性は高い。
ただそれがいつになるかは分からない。少なくとも、あと一年以上先のこと。
今始めて製品未満のゲームもどきで有料テスターとして苦行を積むか。
改修が終わり、生まれ変わったFF14と共に新鯖で気持ち良くスタートを切るか。
答えは明らかだと思うが、この駄文が参考になれば幸いである。
評価
総合評価 | 2.67 |
---|---|
システム | 2.00 |
グラフィック | 4.00 |
サウンド | 2.00 |
イベント | 2.00 |
料金 | 3.00 |
運営管理 | 3.00 |
投稿者情報
投稿者 | omame(10) |
---|---|
プレイ期間 | 4~12ヶ月 |
状態 | 活動 |
投稿日 | 2011年7月1日 |
更新日 | 2011年11月14日 |
本レビューは2011年7月1日に投稿、2011年11月14日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。