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松方コレクション

国立西洋美術館は1959(昭和34)年、フランス政府から日本へ寄贈返還された「松方コレクション」を保存・公開するために設立されました。

写真:松方幸次郎
株式会社川崎造船所(現川崎重工業株式会社)
初代社長 松方幸次郎
写真提供:川崎重工業株式会社

「松方コレクション」を築いた松方幸次郎(慶応元年12月/1866年1月〜1950年)は、明治の元勲で総理大臣も務めた松方正義の三男です。旧制一高の前身である大学予備門からアメリカに留学して、エール大学で法律の博士号を取得し、ヨーロッパ遊学を経て帰国後、父親の秘書官などを務めましたが、神戸の川崎造船所の創業者である川崎正蔵に見込まれ、1896年(明治29)年、同社の初代社長に就任しました。一時は神戸新聞、神戸瓦斯などの社長も兼ね、神戸商業会議所の会頭や衆議院議員にもなった人物です。

松方幸次郎が美術品の収集を始めたのは、第一次大戦中のロンドン滞在時のことです。大戦により造船で多大な利益を上げた松方は、1916(大正5)年から約10年の間にたびたびヨーロッパを訪れては画廊に足を運び、絵画、彫刻から家具やタペストリーまで、膨大な数の美術品を買い集めました。現在は東京国立博物館が所蔵する、パリの宝石商アンリ・ヴェヴェールから買い受けた浮世絵コレクション約8千点を含め、彼が手に入れた作品の総数は1万点におよぶと言われます。しかし、松方が美術にこれほどの情熱を傾けたのは、自らの趣味のためではありませんでした。彼は自分の手で日本に美術館をつくり、若い画家たちに本物の西洋美術を見せてやろうという明治人らしい気概をもって、作品の収集にあたっていたのです。

松方は購入した作品を持ち帰り、美術館を建てて公開する準備をしていました。その美術館は「共楽美術館」と名づけられ、松方が敬愛する友人で美術品収集の助言者でもあったイギリスの画家、フランク・ブラングィン(1867−1956)が設計案を作り、東京の麻布に用地も確保されます。しかし、松方の夢だった「共楽美術館」が日の目を見ることはありませんでした。1927(昭和2)年の経済恐慌が状況を一変させたのです。メインバンクの十五銀行の休業によって川崎造船も経営危機に陥り、松方は社長の座を降りて自らの財産を会社の財務整理にあてます。日本に運ばれていた美術品は数度にわたる展覧会で売り立てられ、散逸してしまいました。

松方が収集した美術品のうち、かなりの数がヨーロッパに残されていましたが、ロンドンの倉庫にあった作品群は1939(昭和14)年の火災で失われ、現在ではその内容や数さえも確かではありません。一方、パリに残された約400点の作品は、リュクサンブール美術館(当時のフランス現代美術館)の館長レオンス・べネディットに預けられ、彼が館長を兼任したロダン美術館の一角に保管されていました。この作品群は第二次大戦の末期に敵国人財産としてフランス政府の管理下に置かれ、1951(昭和26)年、サンフランシスコ平和条約によってフランスの国有財産となります。しかしその後、フランス政府は日仏友好のためにその大部分を「松方コレクション」として日本に寄贈返還することを決定しました。このコレクションを受け入れて展示するための美術館として、1959(昭和34)年、国立西洋美術館が誕生したのです。

(常設展示室解説パネルより)

松方コレクションに関する展覧会:1922-1960年/国立西洋美術館編

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最終更新日:2013.06.07
URL:http://www.nmwa.go.jp/jp/about/matsukata.html#exhibitions

国内外で開催された松方コレクションに関する展覧会を一覧にしました。松方コレクション展については、これまでに湊典子氏による「旧松方コレクション展一覧表」(神戸市立博物館編『松方コレクション展』、1989年、207頁)がありますが、本表はこれを出発点として、新たに展覧会カタログ、当館収蔵作品の資料ファイル、その他の二次資料(『日本美術年鑑』、各館年史、カタログ・レゾネ等)により明らかになった情報を加えて再編したものです。
採録の基準は、(1)題名に「松方幸次郎氏」「松方氏」などを冠する展覧会、(2)「松方コレクション」(または「旧松方コレクション」)として関連作品がまとめて展示された展覧会、(3)書籍や新聞・雑誌等で「松方コレクション」(または「旧松方コレクション」)からの出品が言及されている展覧会、(4)松方コレクションの一部が展示された展覧会など、松方コレクションの受容史を検討するうえで重要と判断される展覧会としました。収録年代は、もっとも古い記録が残される1922年から、当館の第1回特別展として「松方コレクション名作選抜展」が開催された1960年までとしています。表中、関連資料の原本が当館研究資料センターに所蔵される場合には、「関連資料」として図書館目録(OPAC)書誌へのリンクを掲載しています。
本調査に先立ち、越智裕二郎・広島県立美術館長から貴重な研究資料コレクションをご恵贈いただきました。記して感謝いたします。なお本表は2012〜2014年度科学研究費助成事業「海外における松方コレクション関連資料の収集と公開」(研究代表者:大屋美那・当館主任研究員)の研究成果の一部であり、今後も随時情報の追加・更新を行っていく予定です。関連の情報、御意見等がございましたら当館までお寄せくださいますようお願い申しあげます。

1922(大正11)年

01 英国皇太子殿下台覧特別浮世絵展覧会
1922(大正11)年4月18日-4月22日
会場:平和記念東京博覧会会場内東京自治会館楼上/主催:東京市役所
02 松方幸次郎氏所蔵泰西名画展覧会
1922(大正11)年10月15日-10月20日
会場:大阪毎日新聞本社/主催:大阪毎日新聞社
03 泰西名画展覧会
1922(大正11)年11月9日-11月14日
会場:東京日日新聞社/主催:東京日日新聞社
04 松方幸次郎氏所蔵浮世絵板画展覧会
1922(大正11)年11月13日-11月17日
会場:大阪毎日新聞本社/主催:大阪毎日新聞社

1923(大正12)年

05 仏国アンリー・ヴェヴェール氏(旧蔵)松方幸次郎氏蒐集 浮世絵版画展覧会
1923(大正12)年5月23日-5月27日
会場:東京・京橋 高島屋呉服店
06 Výstava Francouzského Umení XIX. a XX. Století
[=Exhibition of French art of 19-20th centuries]
1923(大正12)年5月-6月
会場:Prague, Spolku Výtvarných Umelcu

1924(大正13)年

07 Exposition Claude Monet
1924(大正13)年1月4日-18日
会場:Paris, Galerie Georges Petit
08 XIVª Esposizione Internazionale d'Arte della Città di Venezia
1924(大正13)年
会場:Venice, Palazzo dell'Esposizione
09 Inaugural Exposition of French Art
1924-1925年
会場:San Francisco, California Palace of the Legion of Honor
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1925(大正14)年

10 松方幸次郎氏所蔵木版浮世絵展覧会
1925(大正14)年4月22日-5月5日
会場:恩賜京都博物館/主催:恩賜京都博物館
11 松方幸次郎氏秘蔵タペストリー公展
1925(大正14)年5月10日-5月14日
会場:兵庫県工業試験場/主催:日本絹業博覧会
12 国民美術協会第11回美術展覧会
1925(大正14)年6月4日-6月29日
会場:竹之台陳列館/主催:国民美術協会
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13 松方幸次郎氏所蔵タペストリー展
1925(大正14)年8月21日〜8月25日
会場:大阪 三越呉服店

1926(大正15)年

14 光風会第13回展覧会
1926(大正15)年2月24日-3月19日
会場:上野公園 竹之台陳列館/主催:光風会
関連資料外部リンク
15 松方氏所蔵歌麿版画展
1926(大正15)年6月12日-6月15日
会場:大阪 三越呉服店

1928(昭和3)年

16 松方氏蒐集欧洲美術展覧会[売立第1回展]
1928(昭和3)年3月13日-3月30日
会場:東京府美術館/主催:国民美術協会
17 第15回光風会展覧会
1928(昭和3)年3月15日-3月30日
会場:東京府美術館/主催:光風会
関連資料外部リンク
18 御大典記念徳川時代各派名作浮世絵展覧会
1928(昭和3)年6月6日-6月25日
会場:東京府美術館/主催:報知新聞社
19 松方氏所蔵写楽錦絵展
1928(昭和3)年9月26日-9月29日
会場:朝日会館/主催:大阪朝日新聞社

1929(昭和4)年

20 松方氏蒐集欧洲綴織及絵画展覧会[売立第2回展]
1929(昭和4)年4月3日-4月19日
会場:上野公園 竹之台陳列館/主催:光風会 会場:東京府美術館/主催:国民美術協会
関連資料1外部リンク 関連資料2外部リンク
21 Gustave Courbet
1929(昭和4)年5月-6月
会場:Paris, Petit Palais

1930(昭和5)年

22 第3回松方氏蒐集絵画展覧会
1930(昭和5)年5月17日-6月4日
会場:東京府美術館/主催:国民美術協会
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1931(昭和6)年

23 第4回松方氏蒐集欧洲美術展覧会
1931(昭和6)年5月7日-5月24日
会場:東京府美術館/主催:国民美術協会
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1934(昭和9)年

24 松方氏蒐集欧洲絵画展覧会[売立第5回展]
1934(昭和9)年2月6日-2月20日
会場:東京府美術館/主催:青樹社
関連資料1外部リンク 関連資料2外部リンク 関連資料3外部リンク
25 松方氏蒐集欧洲絵画展覧会
1934(昭和9)年5月19日-5月27日
会場:大阪 阪急百貨店/主催:青樹社
関連資料外部リンク
26 松方氏蒐集欧州絵画小品展覧会[売立第7回展]
1934(昭和9)年11月15日-11月26日
会場:上野公園 日本美術協会/主催:青樹社
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1935(昭和10)年

27 時代タペストリー展覧会
1935(昭和10)年5月22日-6月2日
会場:東京府美術館/主催:国民美術協会
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1936(昭和11)年

28 松方幸次郎蒐集西欧カーテン展観
1936(昭和11)年1月15日-1月20日
会場:麹町 室内社画堂

1940(昭和15)年

29 松方氏蒐集欧洲諸大家版画展覧会
1940(昭和15)年2月20日-2月25日
会場:銀座 青樹社/主催:青樹社
30 松方氏蒐集欧洲絵画展覧会
1940(昭和15)年4月13日-4月17日
会場:大阪中之島 朝日会館/主催:大阪 山中商会、東京 青樹社
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31 紀元二千六百年記念 日本文化史展
1940(昭和15)年5月4日-5月22日
会場:東京府美術館/主催:朝日新聞社
32 新制作派協会第5回展
1940(昭和15)年9月1日-9月17日
会場:東京府美術館

1941(昭和16)年

33 内外油絵展覧会(含松方氏蒐集欧洲絵画及版画)
1941(昭和16)年3月26日-3月30日
会場:大阪中之島 朝日会館/主催:青樹社
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1947(昭和22)年

34 泰西名画展覧会[第1回]
1947(昭和22)年3月10日-3月31日
会場:東京都美術館/主催:読売新聞社
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35 浮世絵名品展
1947(昭和22)年9月14日-10月5日
会場:国立博物館奈良分館
36 Collection Privée: Importants Tableaux Modernes
1947(昭和22)年11月20日-21日
会場:Paris, Hotel Drouot
37 De David à Cézanne
1947(昭和22)年11月-1948(昭和23)年1月
会場:Brussel, Palais des Beaux-Arts
38 Les origines de l'art contemporain
1947(昭和22)年-1948(昭和23)年
会場:Strasbourg, Société des artistes indépendants d'Alsace

1948(昭和23)年

39 北斎百年祭記念浮世絵展
1948(昭和23)年4月1日-4月30日
会場:国立博物館表慶館/主催:国立博物館
40 Gli impressionisti alla XXIV Biennale di Venezia
1948(昭和23)年
会場:Venice

1949(昭和24)年

41 Gauguin: Exposition du Centenaire
1949(昭和24)年
会場:Paris, Orangerie des Tuileries
42 Landscape in French art (1550-1900)
1949(昭和24)年10月10日-1950(昭和25)年3月5日
会場:London, Royal Academy of Arts

1950(昭和25)年

43 Gauguin et le groupe de Pont-Aven
1950(昭和25)年
会場:Quimper, Musée des Beaux-Arts
44 Gustave Courbet
1950(昭和25)年
会場:La Tour-de-Peilz

1952(昭和27)年

45 Claude Monet
1952(昭和27)年5月10日-6月15日
会場:Zürich, Kunsthaus
46 Claude Monet
1952(昭和27)年7月24日-9月22日
会場:Den Haag, Gemeentemuseum
47 博物館創設八十周年記念名品展
1952(昭和27)年10月3日-11月5日
会場:東京国立博物館
48 Renoir
1952(昭和27)年
会場:Nice, Galerie des Ponchettes
49 Gustave Courbet
1952(昭和27)年
会場:Besançon, Musée des Beaux-Arts

1953(昭和28)年

50 旧松方コレクション特別展覧会
1953(昭和28)年3月24日-5月10日
会場:ブリヂストン美術館/主催:ブリヂストン美術館
51 Van Gogh's grote tijdgenoten
1953(昭和28)年
会場:Amsterdam, Stedelijk Museum

1954(昭和29)年

52 松方コレクション浮世絵版画展
1954(昭和29)年11月1日-11月14日
会場:神戸市立美術館
53 松方コレクション写真展
1954(昭和29)年11月16日-11月21日
会場:日本橋 三越

1955(昭和30)年

54 Mostra di capolavori della pittura francese dell'ottocento
1955(昭和30)年2月1日-3月31日
会場:Rome, Palazzo delle Esposizioni
55 第2回旧松方コレクション展
1955(昭和30)年11月8日-12月4日
会場:ブリヂストン美術館/主催:ブリヂストン美術館

1956(昭和31)年

56 松方コレクション歌麿展
1956(昭和31)年5月13日-6月3日
会場:大阪市立美術館/主催:大阪市立美術館、東京国立博物館
57 松方コレクション展
1956(昭和31)年5月26日-6月10日
第1会場:神戸新聞会館ギャラリー、第2会場:白鶴美術館/主催:神戸新聞社、白鶴美術館
58 松方コレクション展
1956(昭和31)年11月6日-11月18日
会場:京都・四条 大丸/主催:京都新聞社
関連資料外部リンク
59 Peinture française du XIXe siècle
1956(昭和31)年
会場:Moscow, Pushkin Museum

1957(昭和32)年

60 旧松方コレクション名作美術展
1957(昭和32)年4月9日-4月28日
会場:日本橋 白木屋/主催:読売新聞社
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61 旧松方コレクション展
1957(昭和32)年9月1日-9月30日
会場:石橋美術館/主催:石橋美術館

1958(昭和33)年

62 De l'impressionnisme à nos jours: aquarelles, pastels, gouaches
1958(昭和33)年6月27日
会場:Paris, Musée National d'Art Moderne
63 Paysages de France de l'impressionnisme à nos jours
1958(昭和33)年7月5日-9月21日
会場:Rouen, Musée des Beaux-arts, Rouen

1959(昭和34)年

64 旧松方浮世絵コレクション特別展観
1959(昭和34)年6月10日-6月30日
会場:東京国立博物館/主催:東京国立博物館

1960(昭和35)年

65 松方コレクション名作選抜展
1960(昭和35)年5月14日-7月10日
会場:国立西洋美術館/主催:国立西洋美術館、朝日新聞社
関連資料外部リンク

主な参考文献

総論

  • 矢代幸雄, 『藝術のパトロン』 (東京: 新潮社, 1958).
  • '特集:国立西洋美術館の全貌', 『芸術新潮』, 10巻/4号 (1959), 105-37.
  • 藤本光城, 『松方・金子物語』 (神戸: 兵庫新聞社, 1960).
  • 高階秀爾編, 『松方コレクション』 (近代の美術, 2; 東京: 至文堂, 1971).
  • 矢代幸雄, 『私の美術遍歴』 (東京: 岩波書店, 1972).
  • 湊典子, '松方幸次郎とその美術館構想について(上)', 『Museum:東京国立博物館美術誌』, 395 (1984), 31-40.
  • 湊典子, '松方幸次郎とその美術館構想について(下)', 『Museum:東京国立博物館美術誌』, 396 (1984), 27-38.
  • 神戸市立博物館編, 『神戸市制100周年記念特別展:松方コレクション展』 [展覧会カタログ] (神戸: 「松方コレクション展」実行委員会, 1989).
  • 神戸新聞社編, 『火輪の海:松方幸次郎とその時代』, 上下巻. (神戸: 神戸新聞総合出版センター, 1989-1990).
  • 神戸市立博物館編, 『松方コレクション西洋美術総目録』 (神戸: 「松方コレクション展」実行委員会、神戸市立博物館, 1990).
  • 越智裕二郎, '松方コレクションについて(上)', 『静岡県立美術館紀要』, 9 (1992), 23-42, 68.
  • 石田修大, 『幻の美術館:甦る松方コレクション』 (丸善ライブラリー; 東京: 丸善, 1995).
  • 石橋財団ブリヂストン美術館編, 『西洋美術に魅せられた15人のコレクターたち: 1890-1940』[特集展示カタログ] (東京: 石橋財団ブリヂストン美術館, 1997).
  • 兵庫県立美術館編, 『美術館の夢:松方・大原・山村コレクションなどでたどる』[展覧会カタログ] ([神戸]: 兵庫県立美術館、神戸新聞社, 2002).
  • 『秘蔵の名品アートコレクション展:不滅の輝き 甦る幻の松方コレクション』[展覧会カタログ] (東京: 企業文化交流委員会、ホテルオークラ東京, 2003).
  • GUTH, CHRISTINE; VOLK, ALICIA; YAMANASHI, EMIKO, 『Japan and Paris: Impressionism, Postimpressionism and the Modern Era』[展覧会カタログ] (Honolulu (Hawai): Honolulu Academy of arts, 2004).
  • 宮崎克己, 『西洋絵画の到来:日本人を魅了したモネ、ルノワール、セザンヌなど』 (東京: 日本経済新聞出版社, 2007).
  • 前橋重二, '松方コレクションを知っていますか?', 『芸術新潮』, 60/2 (2009), 21-34.
  • 『国立西洋美術館:公式ガイドブック』 (東京: 淡交社, 2009).
  • 村上博哉, '松方幸次郎と国立西洋美術館の近代美術コレクション', 『国立西洋美術館所蔵 ヨーロッパの近代美術: 平成24年度国立美術館巡回展』 (東京: 国立西洋美術館, 2012), 7-15.
  • 湊典子, '松方コレクションの100年', 『西洋近代絵画と松方コレクション』[展覧会カタログ](鹿児島:鹿児島市立美術館, 2014), 8-13.
  • MABUCHI, AKIKO. “The Kōjirō Matsukata Collection and the National Museum of Western Art.” 『Japan’s Love for Impressionism, from Monet to Renoir』Bonn, Bundeskunsthalle (ed.) [展覧会カタログ] (Munich: Prestel, 2015), 218-221.
  • 湊典子, 'コレクター松方幸次郎とその蒐集品', 『松方コレクション展:松方幸次郎 夢の軌跡』[展覧会カタログ](神戸:松方コレクション展実行委員会, 2016), 20-36.
  • 馬渕明子(序文), 川口雅子; 陳岡めぐみ編著, 『松方コレクション 西洋美術全作品』全2巻, (東京: 国立西洋美術館, 2018-2019, 平凡社発売).
  • 陳岡めぐみ, '松方コレクション 百年の流転', 『国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展』[展覧会カタログ](東京: 国立西洋美術館; 読売新聞社; NHK; NHKプロモーション, 2019), 11-26.

個別問題

  • 越宏一, '国立西洋美術館所蔵のアンドレアス・リッツォス作のイコンについて:15世紀の〈クレタ派〉の作品', 『国立西洋美術館年報』, 7 (1974), 8-57.
  • 富山秀男, '所蔵作品 タナカの《裸》について', 『国立西洋美術館年報』, 7 (1978), 26-39.
  • 高橋明也, '国立西洋美術館所蔵:ギュスターヴ・モロー作《牢獄のサロメ》について', 『国立西洋美術館年報, 16 (1983年), 39-48.
  • 山根康愛, 『ドガ「マネとマネ夫人像」』(北九州: 北九州市立美術館, 1983).
  • ハル・松方・ライシャワー著; 広中和歌子訳, 『絹と武士』 (東京: 文芸春秋, 1987).
  • 垂木祐三編, 『国立西洋美術館設置の状況』, 1-3巻. (東京: 国立西洋美術館協力会, 1987-1989).
  • 大屋美那, '松方コレクションのロダン彫刻に関する調査報告:1937年から1948年までの作品保管リストと国立西洋美術館所蔵の《エヴァ》の鋳造について', 『国立西洋美術館研究紀要』, 4 (2000), 27-42.
  • 高橋明也, '再発見された旧松方コレクションのレオナルド・ビストルフィ作彫刻作品群について:第1回調査報告',『国立西洋美術館研究紀要』, 5(2001), 35-41.
  • クリスティナ・ビュレイ=ユリブ, '松方とロダン美術館:あるコレクションをめぐる災厄', 『ロダンと日本』[展覧会カタログ] (静岡県立美術館、愛知県美術館編.; [東京]: 現代彫刻センター, 2001), 187-94.
  • 長谷川三郎, '『松方』のオデュッセイア終章:戦後外交記録を読む', 『ロダンと日本』[展覧会カタログ] (静岡県立美術館、愛知県美術館編.;[東京]: 現代彫刻センター, 2001), 195-200.
  • 高橋明也, '再発見された旧松方コレクションのレオナルド・ビストルフィ作彫刻作品群について:第2回調査報告',『国立西洋美術館研究紀要』, 6(2002), 33-44.
  • 湊典子, '松方コレクションと工芸', 『織りだされた絵画』[展覧会カタログ] ([東京]: 国立西洋美術館, 2003), 24-28.
  • KOSHIKAWA, MICHIAKI, 'Venus and Cupid from the Former Matsukata Collection: An Addition to the Oeuvre of Alessandro Mazzola Bedoli', Journal of the National Museum of Western Art, Tokyo, 7 (2003), 7-18. [written in English].
  • 渡辺晋輔, '旧松方コレクション由来のズッカレッリの風景画について',『国立西洋美術館研究紀要』, 9(2005), 6-15.
  • 大屋美那, '松方幸次郎が収集したロダン彫刻', 『ロダン事典』 (東京: 淡交社, 2005), 322-40.
  • 伊藤富美子, '松方幸次郎とエドヴァルト・ムンク', 『国立西洋美術館研究紀要』, 10 (2006), 25-62.
  • 杉山奈穂子, 'モーリス・ドニと日本──松方幸次郎とレオンス・ベネディット:国立西洋美術館所蔵 松方コレクションのドニ作品購入経緯に関する資料紹介', 『国立西洋美術館研究紀要』, 12 (2008), 27-37.
  • 陳岡めぐみ, '松方コレクションとコロー', 『コロー:光と追憶の変奏曲』[展覧会カタログ](東京:国立西洋美術館、読売新聞東京本社, 2008), 211-215.
  • MIYASHITA, YUICHIRO, 'La presence culturelle de la France au Japon et la collection Matsukata', Relations Internationales, 134 (2008/2), 37-53.
  • 小熊佐智子, '旧松方コレクションの広がり', 『国立西洋美術館研究紀要』, 13 (2009), 39-50.
  • 大屋美那, 'ヴェネツィア、ヘント、パリ:共楽美術館設計に向かって', 『フランク・ブラングィン展』[展覧会カタログ] (東京: 国立西洋美術館、読売新聞東京本社, 2010).
  • 大屋美那, 'フランク・ブラングィンと松方幸次郎', 『フランク・ブラングィン展』[展覧会カタログ] (東京: 国立西洋美術館、読売新聞東京本社, 2010).
  • 陳岡めぐみ;国立西洋美術館編, 『所蔵水彩・素描:松方コレクションとその後』 (東京: 国立西洋美術館、西洋美術振興財団, 2010).
  • 大屋美那, '松方幸次郎収集のロダンとブールデルの彫刻', 『手の痕跡:国立西洋美術館所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描』[展覧会カタログ](東京: 国立西洋美術館, 2012), 15-24.
  • 河上眞理, 'アントニオ・ベルッチのイギリス時代の下絵:旧松方コレクション2作品の作者の同定', 『国立西洋美術館研究紀要』, 16 (2012), 23-33.
  • 陳岡めぐみ, '松方コレクションのモネ', 『美を究め美に遊ぶ: 芸術と社会のあわい』 (東京: 東信堂, 2013), 125-139.
  • 高梨光正, '作品調査報告:ルドヴィーコ・カラッチ《ダリウスの家族》', 『国立西洋美術館研究紀要』, 17 (2013), 5-16.
  • 安永めぐみ, '松方幸次郎と鹿児島をめぐる2つの接点', 『西洋近代絵画と松方コレクション』[展覧会カタログ](鹿児島:鹿児島市立美術館, 2014), 14-20.
  • 岡泰正, '松方コレクション再考', 『松方コレクション展:松方幸次郎 夢の軌跡』[展覧会カタログ](神戸:松方コレクション展実行委員会, 2016), 6-19.
  • カロリーヌ・マチュー, 'レオンス・ベネディットと松方幸次郎', 『松方コレクション展:松方幸次郎 夢の軌跡』[展覧会カタログ](神戸:松方コレクション展実行委員会, 2016), 194-207.
  • 村上博哉, '松方コレクションと国立西洋美術館', 『松方コレクション展:松方幸次郎 夢の軌跡』』[展覧会カタログ](神戸:松方コレクション展実行委員会, 2016), 208-214.
  • 廣田生馬, '松方コレクションと大正・昭和初期の日本の洋画会', 『松方コレクション展:松方幸次郎 夢の軌跡』[展覧会カタログ](神戸:松方コレクション展実行委員会, 2016), 215-222.
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  • 川口雅子, 'ロンドンに残された松方コレクション:パンテクニカン倉庫保管作品をめぐる資料調査報告', 『国立西洋美術館研究紀要』, 21 (2017), 5-17.
  • 袴田紘代, '国立西洋美術館所蔵: モーリス・ドニの素描目録', 『国立西洋美術館研究紀要』, 21 (2017), 35-56.
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  • 邊牟木尚美, '石膏原型と電気鋳造', 『国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展』[展覧会カタログ](東京: 国立西洋美術館; 読売新聞社; NHK; NHKプロモーション, 2019), 167.
  • 森直義; 邊牟木尚美; 高嶋美穂, 'クロード・モネ《睡蓮、柳の反映》:保存修復の現場から', 『国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展』[展覧会カタログ](東京: 国立西洋美術館; 読売新聞社; NHK; NHKプロモーション, 2019), 270-271.

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