オープンAIが営利重視になると何が問題？　AI開発の安全性と利益どう両立

何が起きているのか・生成AIの米オープンAIが社会的営利企業に転換・株主利益の最大化だけではなく、公益にも配慮・過去には株主利益と公益の両立に失敗した事例も 「ChatGPT（チャットGPT）」で世界の生成AI（人工知能）開発をリードする米オープンAIが、営利重視の会社形態に転換する組織再編策を発表しました。従来はNPO（非営利組織）が統治する体制でした。営利目的の会社形態に改め、資金調達を容易に

高リスク下水管は全国3400キロ　八潮の道路陥没、実は身近な危機にどう備える

何が起きているのか・埼玉県八潮市で道路が大規模陥没、原因は下水管の腐食か・腐食リスクが高い下水管は全国に3400キロメートル・八潮の下水管は法定点検の対象外。対象拡大が急務 1月28日に埼玉県八潮市で県道が陥没し、トラックが転落する事故が発生しました。トラックを運転していた男性は今も下水道管内に取り残されているとみられます。陥没範囲も大規模で、2月12日時点で幅40メートル、深さ最大15メートルに

相性よかった？　石破首相とトランプ氏が初会談、無難なすべり出しに残る懸念

何が起きているのか・首相「相性は合う」　トランプ氏との初会談に手応え・日本の対米投資「1兆ドルに」　今後検証の対象に・USスチールは「買収ではなく投資」　計画に変更迫る 石破茂首相が7日、トランプ米大統領と初めての首脳会談に臨みました。 トランプ氏と首相のケミストリー（相性）を心配する声もありました。首相は帰国後の9日のNHK番組で「これから先、かなり落ち着いてじっくり話ができるなという印象を持っ

「夫が年上婚」が8割減　男性も妻の経済力重視、初婚ピーク27歳のためらい

何が起きているのか・減り続ける結婚　23年は47万組、2000年から4割減・「夫が年上婚」が急減、男女ともに相手の経済力重視・仕事求め東京流入、それが未婚招く可能性も　打開策は… あすはバレンタインデー。最近は女性がチョコレートを男性に贈って思いを伝える日というイメージは薄れましたが、大切な日と考えているカップルは少なくないでしょう。そこで、結婚について考えてみたいと思います。結婚するカップルの数

中国発AI「DeepSeek」って何？　「高性能・低コスト」の評価めぐり世界に波紋

何が起きているのか・中国新興企業が生成AIモデル発表、世界に衝撃・最新の推論強化型、性能「米オープンAIに匹敵」・AI開発体制に一石を投じる　米中の競争が激化　　 中国の新興企業「DeepSeek（ディープシーク）」が開発した生成AI（人工知能）モデルが世界で波紋を広げています。高性能なAIモデルを低コストかつ短期間で開発したと主張し、米テック業界などに衝撃を与えました。ディープシークのAIモデル

AI立国のカギは電力供給　米IT大手は一気に原発シフト、日本はどうする？

何が起きているのか・生成AIの巨額投資続く、データ学習などで電力消費増大・マイクロソフト・アマゾン…電力確保へ原発活用を推進・日本も電力消費は大幅増見通し、電源確保はどうする？ 今後のビジネスや暮らしの行方を左右する人工知能（AI）。先日もソフトバンクグループ（SBG）がAI「Chat（チャット）GPT」を開発する米オープンAIなどと組み、米国内でAI開発事業に最大76兆円を投じると発表するなど、

急成長するドラッグストア、コンビニの背中は見えたか？　生活インフラへ進む再編

何が起きているのか・23年のドラッグストア売上高8兆円　12兆円のコンビニ追う・医薬品を柱に食品など生活必需品も販売　地方で強み・大手で統合再編の動き　医薬品のオンライン販売など課題も ドラッグストアが急成長を続けています。医薬品を軸にしつつ、食品など生活必需品の扱いを広げることで、高齢化する社会のインフラになりつつあります。いずれは、店舗網で圧倒的な規模を持つコンビニエンスストアをもしのぐ存在感

フジテレビ設置の第三者委員会、信頼回復導くカギは？　東芝は失敗・ゼンショーは成功

何が起きているのか・フジテレビ、批判受け日弁連基準の第三者委を設置・東芝、不正会計問題の形式的調査で信頼回復に失敗・ゼンショーHD、公正な調査と誠実な対応で信頼回復 元タレントの中居正広氏が関わったとされる女性トラブルに端を発した事案で、フジテレビがこのほど日本弁護士連合会（日弁連）のガイドラインに基づく第三者委員会を設置しました。同社は当初、日弁連が定めるものとは異なる「第三者の外部の弁護士を入

初任給30万円・大幅ベア…25年も賃上げは見えた　焦点は中小の6%実現

何が起きているのか・2024年の賃上げ率は5%。連合は25年の目標を「5%以上」に・有力企業では初任給の引き上げやベア重視を打ち出す企業も・目標達成のカギは中小の賃上げ。価格転嫁が不可欠 2025年の賃上げを巡る春季労使交渉（春闘）が始まりました。毎年この時期になると、新年度の賃金や働き方といった労働条件について、労働組合が経営側と交渉して決定します。前回、24年の春季交渉では33年ぶりに平均賃上

テスラに迫る「BYD」どんな車メーカー？　EV大国・中国で不動の首位、PHVにも強み

何が起きているのか・BYDの世界販売台数が400万台を超え、ホンダを抜く・電池の内製化で低コストな開発・生産体制を実現・東南アジア開拓へタイでも生産、日本で浸透するか 自動車関連のニュースで中国自動車大手、比亜迪（BYD、ビーワイディー）の社名が登場しない日はありません。日本には2023年に参入し、少しずつ存在感を高めています。女優の長澤まさみさんを起用し「ありかも、BYD!」というキャッチコピー