往路を制した青学大が復路でも首位を守り抜き2年連続8度目の総合優勝を果たした。10時間41分19秒の大会新記録。復路を新記録で制した2位駒大に2分48秒差をつけた。3位には国学院大が入った。最後までもつれたシード権争いは4校の大接戦となったが8位に東京国際大、9位に東洋大、10位に帝京大が入り順大が7秒差で涙をのんだ。
■レース経過 ※タイムは速報値
◆10区=23・0キロ(鶴見中継所~大手町ゴール)
※区間記録 22年 中島啓敦(青学大)1時間07分50秒
◆2・4キロ 11位の東京国際大10位順大を捉え並走へ
◆5・8キロ シード権を争う東京国際大、順大、東洋大、帝京大の4校が並走へ
◆5・9キロ(蒲田) 青学大と駒大の差は2分44秒に開く
◆13・3キロ(新八ツ山橋) 青学大と駒大の差は2分56秒に開いた8位は東京国際大、順大、東洋大、帝京大の4校。シード権をゲットできるのは10位まで
◆大手町フィニッシュ 青学大・小河原が仲間の待つゴールに飛び込み、10時間41分20秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝! 2分50秒差で2位駒大。最後までもつれたシード権争いは4校の大接戦となったが8位に東京国際大、9位に東洋大、10位に帝京大が入り順大が7秒差で涙をのんだ
※区間賞 小河原陽琉(青学大)1時間08分27秒
【総合順位】
(1)青学大 10時間41分19秒(大会新)
(2)駒大 +2分48秒(復路優勝)
(3)国学院大+9分28秒
(4)早大 +9分38秒
(5)中大 +11分30秒
(6)城西大 +11分50秒
(7)創価大 +12分16秒
(8)東京国際大+13分36秒
(9)東洋大 +13分37秒
(10)帝京大 +13分39秒
(11)順大 +13分46秒
(12)日体大 +15分03秒
(13)立教大 +17分02秒
(14)中央学院大+18分54秒
(15)法大 +21分57秒
(OP)関東学生連合+25分34秒
(16)神奈川大+26分09秒
(17)専大 +27分34秒
(18)山梨学院大+28分21秒
(19)大東文化大+29分19秒
(20)日大 +30分31秒
※10位までがシード権
◆9区=23・1キロ(戸塚中継所~鶴見中継所)
※区間記録 22年 中村唯翔(青学大)1時間07分15秒
◆7・8キロ(権太坂) 青学大と駒大の差は1分48秒と9秒縮まる。10位東洋大と11位帝京大との差は26秒。63年ぶりのシード権を目指す立大は13位
◆9・7キロ 国学院大が早大を抜き3位浮上。出雲、全日本を制した意地を見せる
◆10・0キロ 青学大・田中は29分03秒で通過
◆13・3キロ 11位の帝京大が順大、日体大、東洋大の8位グループに追いつく!
◆14・7キロ 横浜駅前給水ポイント。首位の青学大・田中と2位駒大・村上の差は1分49秒
◆20・2キロ 生麦。首位の青学大・田中と2位駒大・村上の差は2分05秒に開いた
◆鶴見中継所 青学大・田中が首位守り1年生アンカーの小河原へタスキリレー。2分21秒差で2位駒大。シード権争いは10位順大と11位東京国際大の差は22秒。山梨学院大と大東文化大も無念の繰り上げスタート
【9区順位】
(1)青学大 9時間32分53秒
(2)駒大 +2分21秒
(3)早大 +8分31秒
(4)国学院大+8分31秒
(5)創価大 +9分43秒
(6)中大 +10分30秒
(7)城西大 +10分30秒
(8)東洋大 +11分55秒
(9)帝京大 +11分59秒
(10)順大 +12分05秒
(11)東京国際大+12分27秒
※10位までがシード権
※区間賞 桜井優我(城西大)1時間08分28秒
◆8区=21・4キロ(平塚中継所~戸塚中継所)
※区間記録 19年 小松陽平(東海大)1時間03分49秒
◆6・9キロ(茅ケ崎) 青学大・塩出と2位駒大・安原との差は10秒開き1分50秒
◆12・0キロ 首位青学大・塩出が快走。区間記録を20秒上回るペースで通過
◆15・9キロ(遊行寺坂) 首位青学大・塩出と2位駒大・安原との差はわずかに縮まり1分48秒。5分53秒差で3位早大、4位は中大。5位創価大、6位国学院大、7位城西大、8位順大、9位東京国際大、10位日体大。11位は東洋大と帝京大。その差は11秒
◆16・8キロ 東洋大が日体大を捉え逆転。シード権内の10位に浮上
◆戸塚中継所 青学大・塩出が区間新記録こそ逃したが1時間04分14秒で走り抜けトップでタスキリレー。2位駒大との差を1分57秒に広げた。シード権を争う10位東洋大と11位帝京大との差は33秒。日大は青学大の通過から20分以上が経過。タスキをつなげず無念の繰り上げスタート
【8区順位】
(1)青学大 8時間24分13秒
(2)駒大 +1分57秒
(3)早大 +6分34秒
(4)創価大 +8分02秒
(5)国学院大+8分03秒
(6)中大 +9分24秒
(7)城西大 +10分42秒
(8)順大 +10分59秒
(9)日体大 +11分12秒
(10)東洋大 +11分02秒
(11)帝京大 +11分35秒
※10位までがシード権
※区間賞 塩出翔太(青学大)1時間04分14秒
◆7区=21・3キロ(小田原中継所~平塚中継所)
※区間記録 20年 阿部弘輝(明大)1時間01分40秒
◆4・7キロ 駒大・佐藤が洛南高校の後輩の中大・岡田を捉え2位並走
◆10・0キロ 青学大・白石は28分58秒で通過。区間記録からは10秒ほど遅れたが安定した走り
◆11・8キロ(二宮) トップの青学大・白石が「フリーザ軍団」が踊る中落ち着いた走り。3分16秒差で2位駒大。3分35秒差で3位中大。シード争いは立大、東洋大が激しい争い
◆15・0キロ 帝京大が立教大と東洋大を抜き去り10位浮上
◆18・3キロ 2位駒大の佐藤が区間新のペースで力走。青学大との差を2分02秒まで縮めた
◆平塚中継所 青学大・白石がトップを守ってタスキリレー。2位駒大はエース佐藤が区間新記録の快走。青学大との差を1分40秒差に縮めた。シード争いは10位日体大と11位帝京大との差はわずか9秒
【7区順位】
(1)青学大 7時間19分58秒
(2)駒大 +1分40秒
(3)中大 +3分46秒
(4)早大 +4分53秒
(5)創価大 +6分22秒
(6)国学院大+7分30秒
(7)城西大 +8分35秒
(8)順大 +9分58秒
(9)東京国際大+10分06秒
(10)日体大 +10分53秒
(11)帝京大 +11分02秒
※10位までがシード権
※区間賞 佐藤圭汰(駒大)1時間00分43秒=区間新
◆6区=20・8キロ(芦ノ湖~小田原中継所)
※区間記録 20年 館沢亨次(東海大)57分17秒
◆芦ノ湖スタート 気温1度。晴れ。午前8時、往路1位の青学大・野村がスタート。1分47秒遅れて2位中大。以下早大、駒大、創価、大、国学院大、城西大、立教大、東洋大、日体大、東京国際大、中央学院大、順大、帝京大の順でスタート。往路でトップから10分以上遅れた15位山梨学院大以下の7チームは8時10分に一斉スタート
◆1キロ 青学大・野村は2分49秒で通過
◆3キロ 青学大を追う中大・浦田は9分39秒で通過。青学大との差は約500メートル
◆5・0キロ(芦之湯) 1位青学大・野村は15分58秒で通過。2分07秒差で2位中大。青学大との差は20秒開いた。2分55秒差で3位早大。3分21秒差で4位駒大。駒大・伊藤は3位早大との差を20秒ほど縮めた。東洋大が立教大を抜き8位浮上。13位発進の順大が10位浮上。シード権内に入った
◆9・0キロ(小涌園前) 青学大・野村が快走。区間新記録を3秒上回る26分03秒で通過。2分54秒差で2位中大。その差はさらに広がった。3位早大、4位駒大は変わらず。5位創価大、6位に城西大が浮上、国学院大は7位後退。8位立教大、9位東洋大、10位中央学院大、11位東京国際大、12位順大、13位日体大
◆10・0キロ 青学大・野村の快走が続く。区間新記録を10秒上回るハイペースで通過
◆11・9キロ 駒大・伊藤が早大を抜き3位浮上
◆13・4キロ(大平台) 青学大・野村が快走。区間記録を24秒上回る37分06秒で通過。3分20秒差で2位中大。3分41秒差で3位駒大、3分44秒差で4位早大
◆15・0キロ 青学大・野村は区間記録を32秒上回る40分58秒で通過。夢の56分台が視界に入ってきた
◆16・9キロ(函嶺同門) 青学大・野村が区間記録を上回る軽快な走りで通過。2位中大との差はさらに広がって3分38秒
◆小田原中継所 青学大・野村が原監督のゲキに応えラスト激走。56分47秒区間新記録の快走でタスキリレー。2位中大との差はさらに広がって3分50秒。3位駒大、4位早大。注目のシード権争い。10位東京国際大と11位順大の差はわずか1秒の大激戦。12位帝京大も7秒差
【6区順位】
(1)青学大 6時間16分49秒
(2)中大 +3分49秒
(3)駒大 +4分07秒
(4)早大 +4分28秒
(5)創価大 +6分23秒
(6)城西大 +7分17秒
(7)国学院大+8分19秒
(8)立大 +9分58秒
(9)東洋大 +10分01秒
(10)東京国際大+10分47秒
(11)順大 +10分48秒
※10位までがシード権
※区間賞 野村昭夢(青学大)56分47秒=区間新
■往路VTR
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■復路の見どころ
6区 急坂下り経験者に期待、青学大は野村、駒大は伊藤が出走予定
7区 “復路の2区”として主力投入する大学も、最大の敵は気温差
8区 終盤の難所「遊行寺の急坂」で翌年以降の山登り候補生誕生も?
9区 復路のエース区間、東洋大が連続シード権を20年に伸ばせるか
■連載 101回目のプロローグ
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