太田和美(52=大阪)が逃げ切って、9年ぶりの王将戦制覇を飾った。太田のオール大阪Vは22年ラピートC以来で、通算では13度目。2着は上條暢嵩、3着は木下翔太だった。

不安定な風の中、太田はコンマ16のトップスタートから先マイ。山崎郡が角度良くまくり差すが、前にぐっと押して一気に逃げ態勢を築いた。「1Mは寄ってしまって、ぎりぎりでした。勝てて良かったです」と振り返った。

新年初Vがオール大阪。25年は最高のスタートを切った。次節は11日からの下関周年。「1年間、リズム良く走りたいと思います」と抱負を語った。