【モサク ダミロラ(下)】1日6食 体質改善に取り組み、オフは「無休」 

Bリーグ期待の若手にフォーカスする「B.Rising」の第3弾は、茨城ロボッツのモサク ダミロラ選手(23)です。インタビュー後編です。プロ入り後に3度の肩脱臼に見舞われながらも、アクシデントを乗り越え、今シーズンは日に日に存在感を高めています。ケガ予防のために食生活の改善に取り組み、練習の質と量も変えました。インタビューの最後には、年齢が近く仲の良い浅井修伍選手とのクロストークにも応じてくださり、お互いの素顔や意外な一面を明かしてくれました。

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◆モサク ダミロワ 本名モサク・オルワダミロラ・雄太(ゆうた)・ジョセフ。2001年12月5日生まれ。埼玉県出身。クリスチャンアカデミー時代にバスケットボールを始めた。17年に渡米し、ランコカスバレー高、ユニバーシティネブラスカ高を経て、19年に「スラムダンク奨学金」の第13期生に選出されてセントトーマスモアスクールに編入。21年9月からNCAAディビジョン2のストーンヒル大学に所属した。22年7月、当時B1の新潟アルビレックスBBに入団。23年秋に茨城ロボッツに移籍した。ポジションはPGまたはSG。193センチ、84キロ。背番号2。

ボール2つを同時にドリブルするドリルに取り組むモサク ダミロラ選手(10月20日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦)

ボール2つを同時にドリブルするドリルに取り組むモサク ダミロラ選手(10月20日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦)

1日6食くらいは食べていました

―大きなケガを経て、トレーニング方法や体作りへの意識は変わりましたか

賢人さん(寺地ストレングス&コンディショニングコーチ)がいろいろとメニューを作ってくれています。神部(周仁)さん(ヘッドアスレチックトレーナー)はじめトレーナーの方々と連携をとりながら、どういうメニューをどれぐらいのボリュームでやればいいかと話しながらやっています。

―特別なメニューがあるのですか

ロボッツでは選手全員が個人でもアクティベーション(体の活性化)をしっかりやるのですが、自分もウオーミングアップの仕方などを工夫しています。

―アップやストレッチには時間をかけているのですね

はい。そこは選手全員、共通認識を持ってやっています。

―食生活でも変化というか工夫はされていますか

いろいろと取り組んでいますが、特に量は意識しています。細身で体重がすぐ減る傾向にあるので、しっかり量を食べて体重を保つことを意識しています。

―でもいっぺんには食べられないですね

はい。こまめに1日何回も食べています。何食もすると結構、疲れるんですが、それでもしっかり座って食べています。

―いまは1日何食ですか

最近は以前と比べて回数は少ないので、4食、5食くらいです。その前はかなりの回数を食べていました。

―7食、8食とか

さすがに8食はないですが、1日6食くらいは食べていました。

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1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。