千葉県船橋市の夜間診療所に知人男性の遺体を持ち込んで姿を消したとして、県警は8日、死体遺棄の疑いで、東京都江戸川区、自称とび職星野巧翔容疑者(22)を逮捕した。認否を明らかにしていない。逮捕は2人目。他にも関わった人物がいないかやトラブルの有無などを調べている。

事件では住所不定、職業不詳阿久津海祐容疑者(20)が昨年9月に逮捕され、死体遺棄罪で起訴されている。

星野容疑者の逮捕容疑は、阿久津被告と共謀して昨年8月27日午前0時45分ごろ、夜間未明や休日の急病に対応する船橋市北本町1丁目の市保健福祉センターの前に、亡くなっていた会社員三浦未来さん(21)=千葉市=を残した疑い。

県警によると、防犯カメラなどの捜査から、星野容疑者は阿久津被告とともに車で三浦さんを運んでいたが、センターに着く前に降車したとみられる。

司法解剖の結果、三浦さんの死因は左硬膜下出血の疑い。全身に皮下出血があり、死後数日が経過していたとみられる。(共同)