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- 大相撲の冬巡業で王鵬(左)と相撲を取る琴桜(共同)
大相撲の冬巡業が13日、兵庫県宝塚市で行われ、朝稽古では九州場所で初優勝の大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)が幕内の王鵬と錦木を相手に9戦全勝だった。
初の綱とりに挑む初場所(来年1月12日初日、両国国技館)に向け「ここからもう1つの闘いが始まる。未知な部分もあるが、楽しみなのでいいと思う」と決意をにじませた。2場所連続で敗れている王鵬とは6番取り、強烈な右のど輪など厳しい攻めで圧倒。寒さが増してきた中でも動きは良く「今からスイッチを入れても疲れてしまう。急ピッチの仕上げにならないように、うまく状態を上げていく」と話した。
来年は豊昇龍、大の里を含めた3大関による横綱昇進争いが注目される。祖父と同じ最高位を目指すが「この地位まで来て、可能性が無限に広がっているのはすごいこと。緊張しても仕方がない」と自然体で臨む構えだ。